ヤフーやグーグルで検索して見つけた情報は信頼できますか?
信頼できるかどうかは、結局、自分で判断するしかありません。
ご存知の通り、現在、インターネット上で情報を探すときにはヤフーやグーグルによる『キーワード検索』が圧倒的な主流になっています。
◆ Yahoo!検索 http://search.yahoo.co.jp/
◆ Google検索 http://www.google.co.jp/
でも、一昔前は必要な情報を探すときは、信頼できる人やサイトによる「おすすめ」あるいは「テーマ別」の『リンク集』が一番、有効でした。そして、その「ジャンル別リンク集」の代表がヤフーだったのです。
◆ Yahoo!JAPAN ディレクトリ検索 http://dir.yahoo.co.jp/
このディレクトリと呼ばれる「ジャンル別リンク集」に掲載されるにはヤフーの担当者に承認される必要があったため、掲載されること自体、そのジャンルで認められたサイトの証でもあったわけです。
たとえば「なにしろパソコン・ドットコム」は、ビギナーズガイド というジャンル(カテゴリ)に掲載されています。 |
しかし、グーグルが登場し、『キーワード検索』の精度が格段に向上し、ジャンル別のリンク集(ディレクトリ)には含まれていないサイトでもそのキーワードを含んだ情報ページであれば検索が可能になりました。
さらにネット上の情報が爆発的に増え、とても人の手ではジャンル別におすすめサイトを紹介できる情報量ではなくなったため、ヤフーでさえ『ディレクトリ検索』主体をやめ、「ロボット」というネット上の情報を自動収集する技術を駆使した『キーワード検索』に切り替えたのです。
では「リンク集」は時代遅れなのでしょうか?編集長は「それは違う」と思っていますし、いまこそ「リンク集」の良さも見直すべきです。
実は現在、どうすればヤフーやグーグルで『キーワード検索』したとき自分のサイトが上位に表示されるかを研究し、その「ルール」に沿ってサイトを作ることがネット関連の業界では「当たり前」となっています。
◆ SEOとは【サーチエンジン最適化】
http://e-words.jp/w/SEO.html
つまり、キーワード検索で上位に表示されたサイトが順番どおりに本当に欲しい情報があるとは「限らない」というのが現実なのです。
もちろん、かなりの精度で役に立つ関連情報が見つかりますが、中には意図的に上位に表示されるように操作されたサイトや情報もあるので、ヤフーやグーグルの検索で「上位に表示された」=「信頼できる情報」ということだけは『絶対にない』ことを心得ておく必要があります。
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そんなわけで、現在でも特定のジャンルにおいて、しっかりとした知識と関連情報に対して的確な判断ができる人に紹介された「リンク集」は有効であり、たとえばオールアバウトの試みは価値があります。
◆ All About(オールアバウト) http://allabout.co.jp/
オールアバウト社では、自社で募集し、選考後に採用した各ジャンルのガイドに得意な分野に関する情報を執筆させ、さらには、ガイドの責任において、おすすめの「リンク集」なども公開させているからです。
ある特定のジャンルについて情報を集めるとき『キーワード検索』だけでは、なかなか満足する情報が得られない場合、オールアバウトなどでその道に通じた人が紹介する「リンク集」も併用するといいでしょう。
もちろん「その道のプロ」といえども、それぞれの『主観』が入るわけですから、紹介されたサイトが信頼できるかどうか、さらにはリンク集を作ったガイドの「実力」を見抜くのは利用者自身しかありません。
そういった情報を選別する力を養うことが、インターネット時代を快適に過ごすにはますます重要になってきたといえるでしょう。とにかく
ヤフーやグーグルでキーワード検索した結果、一番上に |
ということだけは覚えておきましょう。
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