Windows Media Player(ウインドウズ メディアプレーヤー)の「再生速度」機能がうまく使えません。
動画画面を右クリックしてメニューが表示されませんか?
ウインドウズに標準装備され、音楽や動画など各種メディアファイルの再生ができるソフト「Windows Media Player(ウインドウズ メディアプレーヤー)」には「再生速度」を変更できる機能が付いています。
この「再生速度」の設定は録音テープの回転速度を変えるのとは違い、デジタル処理を行い、速度は変わっても音程は変わらないようにしています。つまり速度を上げても声が高音になって聞き取りにくくなるということが少なくなります。
そのため語学教材などで速い会話の再生速度を遅くして、じっくり聞き取ったり、長時間の会議を録音したものを短時間で聞きたいときなど、「再生速度」設定には、いろいろな「使い道」があります。
基本的には Windows Media Player で音楽や動画を再生中に、メニューの 「再生」-「再生速度」 より 「速く」 「標準」 「遅く」 が選べます。速度は 「遅く」 で半分(0.5倍)に、「速く」 で 1.4倍 になります。
Windows Media Player の画面が「全画面表示」だったり、ブラウザに埋め込まれて「メニューバー」が表示されない場合、画面を右クリックしたメニューから「再生速度」が選べる場合があります。
さらに右クリックできないように設定されていたり、右クリックしてもメニューが表示されない場合でも、以下のショートカットキー
[Ctrl]+[Shift]+「G」 速く
[Ctrl]+[Shift]+「N」 標準
[Ctrl]+[Shift]+「S」 遅く
を使って調整できるかもしれないので試してみましょう。もちろんこのショートカットキーはメニューが使える場合でも利用できます。
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細かい「再生速度」設定は、メニューバーより「表示」-「拡張設定」-「再生速度の設定」を選択すれば専用の設定画面が表示されます。
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※ WMP 9 の例です。バージョンによって、見え方が違います。
この設定画面で速度変更のスライダを使えば「2倍速」や、それ以上も設定可能ですが、2倍以上では音声が飛び飛びに途切れて聞こえるので、あまり実用的ではありません。
さらにネット経由で音楽や動画を再生する場合は、公開しているサイトの能力不足やアクセスが多い場合、特に動画はファイルサイズが大きい場合など「速く」での再生がうまくできない場合もあります。
そういう場合でも、いったんファイルをダウンロードできるのであればダウンロードしたファイルを再生してから「速く」するといいでしょう。
デジタル音声ファイルはとことん繰り返して再生しても劣化しないし、必要なファイルだけ集めることもできるし、さらに音程を変えずに再生速度も調整ができるので、語学学習には最強の「助っ人」ですね。
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