Outlook Express の HTMLメール で「MIDIファイル」を挿入したのに音が鳴りません。Media Player では再生できます。
メールに埋め込まれた音量設定を確認してみましょう。
実際の状況を見ないと確実なことは分かりませんが、ひとつ考えられるのは、HTMLメールの「背景」に「サウンド」を挿入するとき、自動で埋め込まれた音量設定が「音量ゼロ」に近くなっていることです。
1.Outlook Express の「メッセージの作成」画面で「書式」
?「背景」-「サウンド」で「参照」ボタンから選択して、
「MIDIファイル」を挿入したメッセージを開いてください。
※ リッチテキスト(HTML)のモードになっていないと
「サウンド」の挿入はできません。
2.ファイルが挿入された状態で「メッセージの作成」画面の
「表示」メニューから「ソースの編集」を選択、画面下に
現れる「ソース」タブを選択してください。
3.このメールの「ソース」の中に BGM を流す設定として
<BGSOUND balance=0 src="C:¥xxx¥xxx¥xxx.mid" volume=xxx>
という文字列を見つけることができるはずです。
ここで「volume=xxx」が音量の設定にあたり、「0」なら
「最大」であり、-10000 で音量は「ゼロ」となります。
4.この「volume」の値が「-10000」に近い場合は「ソース」
画面で直接「volume=0」に修正すれば、音量は最大となる
ので、あとは好きな音量レベルに変更してみてください。
この「volume」の設定は「メッセージの作成」画面で「サウンド」を挿入する操作をした瞬間のパソコンの 「音量」-「SWシンセサイザ」 の設定に依存して、自動で設定が埋め込まれます。
1.Outlook Express を閉じて、「スタート」-「コントロール
パネル」-「サウンドとオーディオデバイス」を開きます。
2.「サウンドとオーディオデバイス」画面で「音量」タブ画面
の「デバイスの音量」項目で「詳細設定」ボタンをクリック。
「ボリュームコントロール」画面が開きます。
※ 画面右下のタスクトレイ(通知領域)にスピーカーの絵の
「音量」アイコンがあれば、それをダブルクリックしても
同じく「ボリュームコントロール」画面が開きます。
3.各種ボリュームが表示されている中から「SWシンセサイザ」
(あるいは「SW Synth」など)のボリュームを設定します。
※ 「SWシンセサイザ」という名前は、パソコンが使っている
オーディオのハードやソフトによって違う場合があります。
※ 「SWシンセサイザ」に該当するボリュームが表示されない
場合は「Volume Control」画面の「オプション」メニュー
より「プロパティー」を選択、「音量の調整」を「再生」、
「表示するコントロール」で「SWシンセサイザ」の項目に
チェックを入れることで表示させることができます。
4.「SWシンセサイザ」の音量を適当なレベルで設定した状態で
メールに「MIDI」ファイルを挿入すると、再生時の音量設定
が自動設定されるので、お気に入りのレベルにしましょう。
ポイントは、せっかく「SWシンセサイザ」の音量を適当に設定しても、そのあとで問題の「音の出ないメール」を開くと、メールに埋め込まれている音量設定によって、再度「SWシンセサイザ」の値が変わります。
ですから、「SWシンセサイザ」の音量を設定して、メールにファイルを挿入するときには「音の出ないメール」を開かないようにしましょう。
◆◇◆
とにかく、最初に紹介した「メッセージの作成」画面から「ソース」を直接、修正すれば「SWシンセサイザ」の現在の設定に関わらず、好きな音量設定に変更できます。少し難しいですが、試してみてください。
一方、HTMLメールで「サウンド」を挿入するのは、ファイルを添付して送信しているわけですから、MP3 の大きなファイルを挿入したり、最大音量で鳴らす設定は、相手によっては控えたほうがいいでしょう。
お互いに HTMLメール を送りあえる相手となら楽しく使えますね。
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