Windows XP のファイル検索を高速化したいのですが。
「インデックス サービス」を有効にしてみましょう。
パソコン(ハードディスク)内の過去のファイルを使いたいとき、検索機能が役に立ちます。Windows XP なら「スタート」-「検索」を選択、「検索結果」画面で検索項目を選び、ファイル名などで検索ができます。
※ 先週の「今週のQ&A」で紹介した便利なショートカットキー
[ウインドウズ]キー + 「F」キー でも一発で開けます。
初期設定のままファイル検索をおこなうと、検索範囲内にあるファイルをくまなく探していくため、大量のファイルを保存している場合などは検出が完了するまで、かなりの時間がかかってしまいます。
そこで Windows XP には「インデックス サービス」という機能があり、有効にすることでファイル検索を「ある程度」高速化できます。
※ 「インデックスサービス」は、パソコンでほかの作業していない
ときに自動的にパソコン内にあるファイルやフォルダの「索引」
を作り、検索の高速化に役立てます。
手順は再度「検索結果」画面を開き、画面左の「何を検索しますか」で「設定を変更する」を選び、次の画面で「インデックスサービスを使う(ローカル検索を速くする)」を選択します。
そして「インデックスサービスを有効にしますか?」のラジオボタンで「はい」を選択して「OK」ボタンを押せばサービスは有効になります。
初回は現在、保存されているすべてのファイルの「インデックス」を作るため、ある程度の時間がかかりますが、一度できあがれば、追加、変更のあったファイルの情報はその都度、追加、変更されていきます。
いつもパソコン内のファイル検索で、なかなか完了しないと感じているなら、この「インデックス サービス」を有効にして試してみましょう。
逆に、あまりファイル検索をしない人や、パソコンで作業をしていないときにハードディスクが「カリカリ」と動きだすのが気になる人、また、ハードディスクの残り容量が少ない場合は使わないほうがいいでしょう。
◆◇◆
実は、この「インデックス」を使った検索技術はインターネットの検索でも一般的に使われており、グーグルなどはパソコン内のファイル検索でも高速検索が可能な「フリーウエア」を提供しています。
◆ Google デスクトップ http://desktop.google.com/ja/
日頃からグーグルでインターネット検索をしている場合、パソコン内のファイル情報も同じ感覚で検索できるので非常に便利です。
ただ、パソコンの内部と外部のインターネット検索が一体化される感覚なので、なんとなくパソコン内の情報が漏れそうな「錯覚」さえ覚えることがあるので、使うかどうかは好き嫌いで選べばいいでしょう。
※ Google デスクトップを使って、外部にパソコン内部のデータが
流出することはありませんが、あまりにも一体化されるので...。
Windows Vista では、この「インデックス」を使ったパソコン内の検索が基本機能として最初から設定状態のため、高速で検索できます。
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