エクセルを使用中にキー操作でマウス作業を楽にできる方法があったら教えてください。
エクセルならではのショートカットキーをまとめて紹介しましょう。
当記事は 2007年公開で、2023年の最新関連記事があります。
「今週のQ&A」を書き始めた2002年ごろ、読者からとても好評だった記事に「ショートカットキー」の使い方を紹介した回があります。
◆ 便利な定番ショートカットキー一覧
https://www.724685.com/weekly/qa020403.htm
※ 「インターネットエクスプローラ操作」「ウインドウズ操作」
「一般的なソフトウエアの操作」の「ショートカットキー」を
紹介した3回分の記事をまとめており、現在も有効です。
まだ、ご覧になっていない方、あまり「ショートカットキー」を使っていない方は、ぜひ一度、試してみてください。きっと、いくつか使える便利な「キー操作」を知ったり、覚えたりできると思います。
さて、もちろん「一般的なソフトウエアの操作」だけでも便利ですが、現在では、ほとんどのパソコンに搭載され、利用者も多い表計算ソフト「エクセル」には専用の便利な「ショートカットキー」があります。
とにかく全部、チェックしたい場合は以下の手順で確認できます。
1.「エクセル」のプログラムを開き、キーボードで「F1」キーを
押して「Microsoft Excelのヘルプ」を開きます。
2.ヘルプ画面で「キー操作」といったキーワードで「検索」して
「ショートカットキー」の項目を探せば確認できます。
それでも、あまりにも多いので、編集長が独断で「便利」「面白い」と感じた「キー操作」「ショートカットキー」を紹介します。
◆◇◆
◎ 「移動」の操作(大きな表や複数のシートを使ったときに便利)
■ [Ctrl]+「Tab」 複数のファイルを開いているときに切り替え
■ [Ctrl]+「4種類の矢印」キー
・ アクティブ状態のセルがある「表」の先頭行(↑)、
末尾行(↓)、左端列(←)、右端列(→)に移動
※ 要するに、データの連続が途切れるセルまで移動です。
■ [Ctrl]+「Home」 ワークシートの左上隅のセルに移動
■ [Ctrl]+「End」 データの入力範囲の右下隅のセルに移動
※ セルの結合など、細かく作りこまれた表の場合、うまく
いかない場合もありますが、単純な表では効果的です。
■ [Ctrl]+「PageUp」 前(左)の「シート」を表示
■ [Ctrl]+「PageDown」 次(右)の「シート」を表示
◎ データの入力
■ [Alt]+「Enter」 セル内で改行
→ セルの中に長い文字列を入れるときに、セル内で改行を
したいときは必ずあるはず。そんなときはこのキー操作!
■「Tab」 セルの入力を確定し、右横のセルを選択
→ 右のセルに順にデータ入力したいときに「Enter」では
なく「Tab」を使えば、確定後、右のセルに移動します。
■ [Ctrl]+「D」 選択範囲内で下方向のセルにコピー
■ [Ctrl]+「R」 選択範囲内で右方向のセルにコピー
→ 同じ数字を「次」のセルにも続けて入力したいことは
よくあります。そんなときはこのキー操作!
※ 「Down(下)」の「D」、「Right(右)」の「R」と
覚えておけば忘れないでしょう。
※ [Ctrl]+「R」と「Tab」の『連続ワザ』もありです。
■ [Ctrl]+「; (セミコロン)」 現在の日付を入力
■ [Ctrl]+「: (コロン)」 現在の時刻を入力
→ 「セミコロン」というのが覚えにくいのですが、当日の
日付を入力することは結構あるので、覚えておくと便利。
◎ その他の便利なキー操作
■ [Ctrl]+「+」 セル・行・列の挿入
■ [Ctrl]+「-」 セル・行・列の削除
→ セルを選択した状態なら「セルの挿入」ダイアログが開き、
行や列を選択した状態なら、すぐに行や列を挿入、削除。
テンキーの「+」キーがあると使いやすいです。
■ [Ctrl]+「z」 これは一般的で定番の「元に戻す」
→ この操作が指に馴染んでいれば、ちょっとキー操作を
ミスしても、すぐに元に戻せるから、安心ですね。
■ [Alt]+[Shift]+「=」 「オートSUM」関数を挿入
→ キーの組み合わせは複雑ですが、行や列の合計を
自動計算する「オートSUM関数」を多用するなら便利。
※ 「オート(Alt)」&「サム(Shift)」&「計算(=)」!
といった感じで編集長は覚えています。
◆◇◆
「ショートカットキー」や「キー操作」全般で言えるのですが、全部を覚える必要はありません。自分が便利だと思うものがあれば、いくつか覚えて使い慣れておくと便利ですよ、といった使い方で充分です。
「あのキー操作はどのキーだっけ?」と悩むくらいなら、マウス操作で「メニュー」や「ボタン」を使ったほうが早いです。 |
エクセルでは、何回も同じ操作をする場面があり、さらにデータ入力を中心に、キーボードでの入力作業が多くなるので、そういうときに便利と思える「キー操作」を覚えて使ってみるといいでしょう。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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