Windowsメールを家族で使い分けたいのですが?
Windows Vista でユーザーアカウントを用意する必要があります。
Windows Vista で「Outlook Express(OE)」の後継メールソフトとして登場した「Windowsメール」は、OE から主要な機能を受け継ぎ、さらに「迷惑メールフィルタ」などの新しい機能を追加しています。
それでも、ところどころ OE から引き継がなかった機能もあり、たとえば「ユーザー管理」機能と、それによるユーザーの追加&切り替え、そしてパスワード制御が「Windowsメール」ではできなくなりました。
そのため「Windowsメール」を家族で使い分けたい場合、Windows Vista で「ユーザーアカウント」を家族分用意して、Windows Vista へ家族が自分のユーザーアカウントでログインして切り替える必要があります。
「Windowsメール」のメニューから 「ファイル」-「ユーザー...」 を選択すると「ユーザーのインポート」画面が開きます。そこには以下のようにマイクロソフト社からのメッセージが表示されます。
「セキュリティを向上するために、電子メールユーザー
ごとではなく、ユーザーアカウントごとに電子メールを
管理することになりました」
つまり Windows Vista では、ひとつのユーザーアカウントを家族で共用して使うのは、セキュリティ面から推奨しないということなのでしょう。
ということで、まずはご家族分、Windows Vista でユーザーアカウントを用意する必要があります。手順については以下のマイクロソフト社の公式サイトの情報を参考にしていただくのが一番、確実です。
◆ Vista のユーザーアカウント制御編(Microsoft Windows Vista)
ユーザーアカウント制御でパソコンをいつでも快適に!
たとえば家族で1台のパソコンを使う場合、使い方を制限したい子供が含まれていることも多いので、各自が Windows でユーザーアカウントを持つことで、よりセキュリティの高い利用ができるのも確かです。
◆◇◆
それでも OE の「ユーザー管理」機能を使えば、簡易的とはいえ、OE を開くときにパスワードを要求する設定ができたり、特定のアカウントだけは別の「ユーザー」を使って管理する、といったこともできました。
さらに、わざわざ Windows のユーザーアカウントを切り替えなくてもメールだけ使い分けられたら充分、という家族の場合もあるはずです。それこそ、ソフトの使い方は自己責任で決めればよいことでしょう。
もちろんセキュリティは大切ですが、セキュリティを理由に、いままで便利に使っていた機能が削られてしまうのは寂しいものがあります。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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