「Internet Explorer(インターネットエクスプローラ)」で突然、ページが表示されなくなりました。
事前に「予備のブラウザ」を用意しておくと便利です。
サポートをしていると、よくあるのが「インターネットがつながらなくなった!」というお問い合わせです。
でも調べてみると、実は電子メールは送受信できるし、インターネットの接続には問題がない場合も多いのですが、「Internet Explorer」でサイトが表示されないと途方に暮れてしまう方が多いようです。
そんなときのため、ちょっと検討してもいいのが「Firefox(ファイアフォックス)」という「Internet Explorer」と機能的にも、まったく遜色のない無料の「ブラウザ(サイト閲覧ソフト)」導入です。
◆ 次世代ブラウザ「Firefox」(Mozilla Japan)
http://mozilla.jp/firefox/
インストールには約7MB のファイルをダウンロードする必要があるため、ハードディスクの空き容量が少なかったり、すでにメモリが不足しているパソコンにはお勧めしません。
■インストール時の注意 インストール画面の最初に「FireFox を既存のブラウザとして使用する」という項目がありますが、「Firefox」を「予備用」に使うのであれば、チェックははずしておきましょう。 |
この「Firefox」は、開いたページの画面を「タブ」で表示切替できる機能(タブブラウザ機能)を持っていますが、基本的には「アドレス」を入力したり、検索した結果のリンクをクリックすると目的のページが開く、というごく一般的なブラウザの操作ですから、すぐに使えるようになります。
さて「予備のブラウザ」としての使い方としては
「Internet Explorer」で突然、ページが表示されなくなったとき「Firefox」を使って状況を確認
することができます。
「Firefox」でページが表示できる場合、
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「Internet Explorer」に問題が発生しているということで、
インターネット接続自体に問題はない、と判断できます。 -
「Firefox」でメーカー、プロバイダのサイトを調べたり、
検索して解決策を見つけられる可能性があります。 -
トラブル対応にソフトウエアのダウンロードが必要な場合
もありますが「Firefox」で対応可能です。 -
急いでサイト経由で申し込んだり、取り消したりする必要
がある場合も、とりあえず「Firefox」で実施できます。
とにかく「IE」のトラブルで最も困るのは、その間、インターネット経由で情報が収集できなくなることであり、そんなとき「Firefox」を「予備のブラウザ」として使えるのは大きな安心といえるでしょう。
最近では Google Chrome というブラウザも安定かつ高速化が期待できるので、そちらを予備のブラウザとしてもいいでしょう。
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必要なときに突然、「Internet Explorer」が使えなくなった場合、慌てないで原因を切り分けるためにも「Firefox」を『トラブルが起こるより前』にインストールしておくといいでしょう。
ポイントは「Internet Explorer」にトラブルが起きたあとでは「Firefox」をダウンロードできないということです。 |
「Firefox」を実際に使ってみたら、動作も軽いし、タブブラウザの使い勝手も気に入ったという場合は、そのまま、いつも使うブラウザとして「Internet Explorer」から切り替えてもいいでしょう。
とにかく無料で機能的にも遜色がないので「予備のブラウザ」として使うには最適です。編集長もツールとして使っていますが、あくまでもフリーソフトですから導入するかどうかは「自己責任」でお決めください。
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