パソコンを起動するたびに、自動的に「拡大鏡」が開始されて困っています。
「ユーティリティマネージャ」で設定を解除できます。
Windows XP には、利用者が操作をしやすくする「ユーザー補助」機能が標準装備されています。代表的な「拡大鏡」や「スクリーンキーボード」など「ユーザー補助ユーティリティ」は次のフォルダ内にあります。
「スタート」-「すべてのプログラム」
?「アクセサリ」-「ユーザー補助」
「ユーザー補助」フォルダ内の「拡大鏡」や「スクリーンキーボード」には以下のような機能があります。
「拡大鏡」
文字や画像など、画面の表示が小さくて見えにくい場合に
画面の一部を拡大表示することができる
「スクリーンキーボード」
実際のキーボードでは入力しにくい場合、画面上に仮想の
キーボードを表示して入力することができる
※ 実物の半分サイズにしておきました。
これらの「拡大鏡」や「スクリーンキーボード」を開始&停止させたり、パソコンの起動時やログイン時に、自動的に開始するように設定できるのが「ユーティリティマネージャ」です。
つまり、パソコンを起動するたびに、自動的に「拡大鏡」が開始される現象が起きている場合は、何かの弾みで「ユーティリティマネージャ」を設定してしまったのではないかと考えられます。
以下の手順で「ユーティリティマネージャ」の設定を変更できます。
1.キーボードで「Windows ロゴ」キーと「U」キーを同時に
押すと「ユーティリティマネージャ」画面が開きます。
[ ] + 「 U 」
※「U」は「Utility(ユーティリティ)」の「U」です。
2.「ユーティリティマネージャ」画面の上部で「拡大鏡」と
「スクリーンキーボード」のオプション切り替えができる
と思いますので、今回の場合は「拡大鏡」を選びます。
3.画面下に「拡大鏡のオプション」の設定が表示されるので、
「ログイン時に自動的に開始する」のチェックをはずして、
「OK」ボタンを押してみてください。
※ とにかく、自動的に開始されては困る場合は、ほかの
「自動的に開始する」の項目にも、チェックが入って
いたら、ひとまず全部、はずしておいてください。
これで「拡大鏡」が自動的に開始する、という現象は止まるはずです。逆に、パソコンの起動と同時に各種「ユーザー補助」を使いたい場合はこの「ユーティリティマネージャ」で設定すればいいわけです。
◆◇◆
実際に「拡大鏡」を使ってみると、正直「使い勝手」はいまひとつです。
特に画面側辺に「拡大鏡」が表示されると、デスクトップ上のアイコンの配置がずれてしまったり、「拡大鏡」のウインドウ自体が、拡大して見たい画面上の場所を隠してしまうなど、どうも快適に使えません。
そんなこともあり、以前、マイクロソフト社の「拡大鏡」の説明と共に、シンプルな操作で、画面を拡大表示できるフリーウエアを紹介しました。
◆ 使える「拡大鏡」ソフトは
https://www.724685.com/weekly/qa060201.htm
ここで紹介した「梨ズーム」は編集長もときどき、画面全体を拡大して表示したいときなど、便利に活用しています。お試しあれ。
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