Outlook Express の「メッセージルール」だけでは次々と届く迷惑メールを処理しきれなくて困っています。
ルール設定の効率を上げるソフトウエアがあります。
迷惑メール(ジャンクメール)が増え続けています。編集長も職業柄、複数のメールアドレスを管理して、1日に数百通、処理していますが、いまやその3分の2くらいが迷惑メールで、本当にひどい状態です。
まだ、今ほどは迷惑メールが多くなかったころには Outlook Express(OE)の「メッセージルール」を使った削除方法でも有効だったので「今週のQ&A」で紹介をしました。もう、3年以上も前のことです。
◆ いつも来る迷惑メールを自動削除したい(2003.02.12)
https://www.724685.com/weekly/qa030212.htm
この「メッセージルール」でも、こまめに設定できれば、かなり有効なのですが、設定に手間がかかり、大量の迷惑メールに対抗する状態にしていこうとすると、途中で面倒になってしまいます。
そんな「メッセージルール」での振り分けを効率よくできるソフトが公開されており、ありがたいことに個人には無料で提供されています。
◆ OE Rule(窓の杜:迷惑メール対策)
http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/mail/antispam/oerule.html
↓
(追伸:2009/6/1)「窓の杜」での紹介リストからは外れたようです。
http://www12.plala.or.jp/komasoft/
この「OE Rule」を起動すると、本文や件名にNGワードを含む場合や本文が空白だったり、日本語が含まれない場合に削除する、といった効果的な「メッセージルール」が最初から用意されています。
さらに、たとえば「NGワード」の設定は問題のメールを設定リストにドラッグ&ドロップすると、自動的にキーワードやリンクを探し出し、簡単に「NGワード」リストに追加することが可能になっています。
設定の方法は、開発元の「コマソフトウェアデベロップメント」さんのサイトで、分かりやすい解説付きで紹介されています。
◆ OE Rule (Outlook Express スパムフィルター)
http://www12.plala.or.jp/komasoft/oerule/
特に嬉しいのが、OEのアドレス帳に登録された差出人からのメールは優先的に受信トレイに送られ、「NGワード」が含まれていても削除をしないように設定が可能にできる機能です。
特定の友人や愛読中のメールマガジンが自動削除されると困る場合に有効です。アドレス帳にメールアドレスを追加しても、同期ボタンでルールに追加のアドレスを加えることができるのです。
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もちろん、この「OE Rule」も万能ではありませんし、簡単になったといっても設定は必要です。さらにルール設定後、OE をいったん閉じ、そのあとでないと新ルールが適用できないといった改善点もあります。
それでも、高度な迷惑メール対策ソフトよりは理解しやすいですし、使い慣れた OE から乗り換えなくても済むので、OE を利用したままで迷惑メールを何とかしたいという方は試してみる価値はあるでしょう。
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