異なるソフトで、データを交換するコツがありますか?
ワープロならリッチテキスト形式で保存、交換してみましょう。
以前、使っていたワープロ専門機のデータをパソコンのワープロソフトで使える変換ソフトがあることを「今週のQ&A」で紹介しました。
◆ ワープロ専用機のフロッピーをパソコンで(今週のQ&A)
https://www.724685.com/weekly/qa060607.htm
すると、それに関連して「WordPro」というワープロソフトのファイルを「MSWord」のファイルに変換できるソフトは?という質問をいただきました。調べてみると、なんとか「MSWord」→「WordPro」はありました。
◆ コンバートスター16
┃ http://www.systemport.co.jp/product/cs16/index.html
┗◇ 対応ワープロ・ファイル形式一覧:WordPro[書込のみ]
http://www.systemport.co.jp/product/cs16/taio_wp1.html#wpro
でも、その逆の「WordPro」→「MSWord」は、どうやら難しそうです。
ということで、その方には「WordPro」をお持ちなら「リッチテキスト(*.RTF)」という形式でファイルを保存し直せば、「MSWord」でも、かなりの情報を引き継いで開けるはずだ、と回答を差し上げました。
「リッチテキスト」という形式で保存した場合、細かなレイアウトや表組みの罫線など、各ワープロの独自機能の情報は引き継げませんが、テキストや文字修飾を中心に必要な情報の多くは引き継げます。
主要なワープロソフトでは、この「リッチテキスト形式」で保存することができます。さして読み取れる機能も付いていますから、直接、データを変換できないときは、一度、試してみる価値があるでしょう。
同じように「MSExcel」のような表計算ソフトも、異なるソフト間でセルに保存されたデータさえ、きちんと引き継げれば十分という場合、「CSV」という形式でデータをファイルに保存すればいいでしょう。
「CSV」は「Comma Separated Values」の頭文字を並べて作った名前であり、文字通り、データをカンマ「 , 」で区切って並べた状態でテキストだけのシンプルなファイルなので、幅広く使われています。
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他のソフトを使っていて、こちらから送ったファイルが開けない友人との情報交換や、ソフトの乗換えを検討するとき「リッチテキスト」や「CSV」といったファイル形式があることを知っておくと便利です。
- 画像ならウェブブラウザで開ける「JPG」や「GIF」形式で保存をしておけば「開けない」といったことはないはずです。
とにかく、ほとんどのソフト会社は、他社ソフトから「乗り換え」を期待しているので、まずはメニューで「ファイル」-「開く」の画面を開き、開くことが可能な「ファイルの種類」を確認してみましょう。
- あるいは「インポート」といった名前で、他のソフトからデータを取り込める場合があります。メールソフトなどはそうですね。
有名どころのソフトウエアであれば、ある程度、お互いに変換できるようになっているので、使わない手はありません。
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