ファイルやフォルダを移動させる「ドラッグ」が苦手です。
途中で操作をキャンセルする方法を知っておきましょう。
ファイルやフォルダをマウスなどの左ボタンを押したまま選択し、パソコン画面上を移動させる操作を「ドラッグ(drag = 引きずる)」といいますが、ボタンを押したままの操作が苦手な方も多いようです。
■ 『ドラッグ』とは、
フォルダA の中に ファイルB を移動したいとき
ファイルB を左ボタンを押し続けながら...
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ファイルB を フォルダA の上までズルズルと
画面上を引きずり(『ドラッグ』して)...
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フォルダA の上で 「ドロップ」すれば移動完了。
たとえば、あるファイルを移動させたいとき、移動先のフォルダの上までドラッグしたあとで、選択したファイルが違っていることに気がついた場合、どうすればいいでしょうか?
もちろん、そのままボタンを押し続けて、元の場所までドラッグして戻すのもひとつの方法ですが、苦手な方にとっては、結構、大変です。
そんなときはボタンを押したまま、左手で「Esc(エスケープ)」キーをポンと押してみましょう。それでドラッグ途中のファイルの半透明なアイコンが消え、操作をキャンセルさせることができるのです。
「ドロップ」するまえに、
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「Esc」キーを押すと
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移動操作が直前でキャンセルされます。
この『ドラッグ操作を「Esc」キーでキャンセル』できるという方法はファイルやフォルダの移動だけでなく、ワードやエクセルなど一般的なアプリケーション・ソフトでも使えます。
たとえば文字や画像、セルやグラフを選択し、移動させるために途中までドラッグした場合のキャンセル操作としても有効に使えます。
一方、操作の途中ではキャンセルできず、間違った場所にドラッグで移動させてしまった場合も「元に戻す(「Ctrl」キー+「Z」キー)」のショートカットキー操作で、多くの場合、元に戻せますので、慌てなくても大丈夫です。
◆◇◆
ドラッグ操作をしている途中で「Ctrl」キーを押して、ボタンを離す(ドロップ操作)まで「Ctrl」キーを押し続ければ、ドラッグによる「移動」操作を「コピー」操作に切り替えることができます。
今回のドラッグ中の「Esc」キーによる「キャンセル」操作とドラッグ中の「Ctrl」キーによる「コピー」操作を知っておけば、作業効率がグンと向上する場面があるはずです。ぜひ、覚えておきましょう。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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