簡単な文章を作成するとき、ワードは起動や各種「親切機能」のため動作が遅いのでイライラします。
「テキストエディタ」を使えるようにしておきましょう。
文章を作成するのは「ワープロ」ソフトだと考えて、ちょっとした文章を作成する場合も Microsoft Word を使っている方がいます。もちろんそれでも間違いではありませんし、最終的に印刷して、誰かに見せたい形にまで加工するつもりなら、最初から「ワープロ」でもOKです。
でも、ちょっと考えをまとめたかったり、メモ程度の文章を残したいといった場合に「ワープロ」は『不要な機能』が多すぎて、ソフトを起動するだけで時間がかかって、せっかくのアイデアを忘れかねません。
※ 少し、大げさな表現ですが、文章を書くのは「何でもワープロ!」
という必要はないということです。『適材適所』ってありますよね。
そんなときは「テキストエディタ」と呼ばれる、文書作成だけに必要な機能に絞ったソフトを使ってみましょう。Windows に「アクセサリ」として標準付属している「メモ帳」も立派な「テキストエディタ」です。
[スタートメニュー] → [すべてのプログラム]
→ [アクセサリ] → [メモ帳]
使い方は、それこそ最低限の機能しかないので、説明するまでもないと思いますが、書きたいときに、すぐに起動できると便利です。
そこで、以下のように「臨戦態勢」にしておきましょう。
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デスクトップ上にショートカット・アイコンを作成
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[スタート]メニュー にショートカット・アイコンを追加
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「クイック起動」バーにショートカット・アイコンを追加
→ 第126回 よく使うソフトを開始しやすくするには
https://www.724685.com/weekly/qa040616.htm
なにか思いついたとき、少し考えをまとめたいとき、まずは「メモ帳」を開いて、とにかく文章を書き始めたら、保存していくクセがつくと、パソコンが最高のアイデア発掘・醸造ツールになります。
※ 少し書いたら、思い出しやすいタイトルをつけ、いつも決めた場所、
たとえば「マイドキュメント」フォルダ内に専用の保存フォルダを
作っておいて、そこにどんどん保存していくとよいでしょう。
とにかく現状、文書作成をワープロでおこなっていて、起動の遅さや、操作性に不満がある場合は「テキストエディタ」を使ってみましょう。そういう意味では「メモ帳」でも十分に役に立ちます。
最初は「テキストエディタ」で文章を作成し、印刷したり、ほかの |
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「テキストエディタ」としての「メモ帳」は、本当に最低限の機能しかないので、物足りなくなったら「多機能テキストエディタ」と呼ばれるより文章が編集しやすいソフトがあるので、利用を検討してみましょう。
有名なものには「秀丸エディタ」「EmEditor」などがあります。どちらもシェアウエア(有料:現在、4,200円・税込み)ですが、便利なので手放せないユーザーがたくさんいます。「窓の杜」から入手できます。
◆ 窓の杜 - テキストエディター
http://www.forest.impress.co.jp/lib/offc/document/txteditor/
「多機能テキストエディタ」はソフトによって使い勝手などが違うので『好き嫌い』が分かれます。どのソフトが一番なのか?というのは個人によって違うので、実際に試して自分の「定番」を探すとよいでしょう。
一方、ある意味では「電子メール」作成ソフトも、作成したテキストファイルを電子メールとして活用できる「多機能テキストエディタ」です。
電子メールソフトを「テキストエディタ」として使えば、書いた文章をすぐにメールで送ったり、効率よく保存したり、検索したりできるのでとても便利です。特にネット情報の収集、活用に最適です。
→ 第63回 インターネットで集めた情報を活用したい
https://www.724685.com/weekly/qa030305.htm
まずは自分のパソコン生活に合う「エディタ」を探して、使い方も工夫してみましょう。きっとパソコンがより便利な道具になるはずです。
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