席を外すときなど、パソコンをロックすることはできますか?
スクリーンセーバーとログオフを組み合わせれば効果的です。
2005年4月より、個人情報保護法が全面施行されました。これから企業や団体は個人情報の扱いに、より一層の注意を払う必要があります。
◆ 安心して個人情報を取り扱うためには
(財団法人インターネット協会)
http://www.iajapan.org/rule/jinken2004.html
しかし、これは企業や団体に限らず、一般の人でも、友人や知人などの個人情報を中心に、情報管理を見直す必要があるということでもあり、他者にも守って欲しいなら、自分も守るべきなのは当然のことです。
※ いわゆる「名簿屋」などに流れていた会員名簿、社員名簿、
卒業名簿から顧客名簿まで、多くは関係者(ほとんど個人)
が「お小遣い欲しさ」に売っていたのは、ご存知の通りです。
そんな中、数名のオフィスや事務所でも個人情報やプライバシーの管理は必要ですし、家庭でもお子様による誤操作などによる情報流出の心配がある場合、パソコンから離れるときは「ロック」をすべきです。
たとえば WindowsXP では、利用者が「ログオン」のためのパスワードを設定していれば、簡単なショートカットキーで瞬間的に「ログオフ」することで「ロック」でき、パスワードで情報を保護できるのです。
[Windows]キー を押しながら、「L」キー を押す
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※ ロック(Lock)の「L」で覚えていただければと思います。
※ 「一人暮らしだから、パスワードなんて不要」という人が
空き巣に入られ、パソコンを盗まれ、情報が流れ出ます。
友人知人の個人情報を扱うなら、パスワードは必要です。
[Windows]+「L」 だけで、席を外すときなど、即、「ログオフ」という形で「ロック」できます。「L」キー は「Lock(鍵)」の「L」と覚えれば忘れることはないでしょう。
※ Windows2000 の場合は [Ctrl]+[Alt]+[Delete] キーを
同時に押さえ、「Windows のセキュリティ」画面を開き、
[Enter]キー を押すか 「コンピュータのロック」ボタン を
クリックして、パソコンを「ロック」することができます。
さらに WindowsXP では、デスクトップを右クリックして開いた「画面のプロパティ」からスクリーンセーバーの設定画面を開くと、「パスワードによる保護」あるいは「再開時にようこそ画面に戻る」というチェック項目があります。
ここにチェックを入れ、一定の「待ち時間」、たとえば 15分後に、自動でスクリーンセーバーが起動する設定にしておけば、「ロック」を忘れて席を外しても、15分 間、なにもしなければ、自動で「ロック」される、というわけです。
◆◇◆
Windows98/ME でも、スクリーンセーバーで「パスワードによる保護」をすることで簡易の「ロック」は可能です。
この場合もデスクトップを右クリックして開く「画面のプロパティ」からスクリーンセーバーの設定画面を開き、「パスワードによる保護」をチェックして「変更」ボタンを押します。
次に「新しいパスワード」および「新しいパスワードの確認入力」に設定したいパスワードを入力し、「OK」ボタンを押します。
これで設定した「待ち時間」後にスクリーンセーバーが自動的に起動すると解除のためにパスワードが必要となり、「ロック」されます。
※ くれぐれもパスワードは忘れないように!
ただし Windows98/ME のスクリーンセーバーでパスワードを設定しただけでは強制的な方法で「ロック」は外せてしまうのも事実です。
ですから Windows98/ME では簡易的なセキュリティに限り、やはり、しっかりセキュリティするには WindowsXP/2000 がベターでしょう。
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