トラブルが発生しました。助けてください。
状況とともに、お使いのパソコン環境の情報を教えてください。
パソコンで原因不明のトラブルに直面すると、とにかく誰かに応援を頼みたくなるのは当然のことです。しかし、サポートを頼むにしても、「とにかく助けて!」というだけでは、誰も、何も解決できません。
少なくとも、自分でできることは準備してから、サポートを依頼するほうが解決までの時間も短くて済みます。そこで、どんなトラブルでも必要な基本情報は「トラブルが起こる前」に調べておきましょう。
基本情報となる「お使いのウインドウズは何ですか?」という確認に対しても「Windows98 です」「WindowsXP です」だけではなく、もう少しだけ詳しい情報をいただければサポートでは非常に助かります。
たとえばウインドウズの大きなアップデートである「サービスパック(SP)」が関係しているトラブルの場合、自分の「WindowsXP」では「SP1」まで適用しているのか、もう「SP2」も適用しているのか、事前に分かっていると話がぜんぜん違います。
※ 実際、「SP2」を導入したらおかしくなった、というお客様がいて
確認したら、まだ「SP2」は入っていなかったこともあります。
【システムのプロパティを開いてみましょう】
「ウインドウズ」のバージョンを確認する方法ですが、デスクトップ上、または「スタートメニュー」の中にある「マイコンピュータ」を右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。
「システムのプロパティ」という画面が開き、最初の「全般」画面が表示されるはずです。そこに書かれている「システム」の情報によりパソコンで使用されているウインドウズのバージョンが分かります。
サービスパックを適用後には、ここに「Service Pack 2」とか、適用されたサービスパックのバージョンが表示されています。
※ 表示がなければ「SP1」も「SP2」も適用されていません。
また同じ画面にパソコンの「頭脳」である「ペンティアム(Pentium)」や「セレロン(Celeron)」といった「プロセッサー」と呼ばれる部品の製品名&バージョン情報、メモリー容量なども記載されています。
※ ぜひ表示されている情報をメモしたり、画面を画像として
コピーして保存したり、印刷しておくと良いでしょう。
【その他のソフトウエアのバージョン確認】
通常、お使いのソフトウエアにトラブルが発生した場合、サポートに連絡すると、最初にそのバージョンを尋ねてくるはずです。
一般的には、そのソフトウエアのメニューバーより
[ヘルプ] ? [バージョン情報]
を開くと、そこにバージョンなどの情報が表示されるはずです。
▼
頻繁に使うソフトウエアなら、やはり事前に調べ、情報を保存したり、記録しておいたほうがいいかもしれません。
◆◇◆
パソコン、さらにインターネットが絡んだトラブルは原因が「複合的」なものも多いので、もしサポートに連絡するのであれば、自分で勝手に原因を決め付けず、まずは冷静に状況を伝えることが大切です。
「 いや、このソフトウエアを入れた後、インターネットに繋がらなく
なったから、このソフトが原因なのは 『絶対に』 間違いない!」
と猛烈にお怒りのお客様に対応したら、結局はモデムのケーブルが少し緩んでいただけと分かり、最後は大いに恐縮され... なんてことは比較的、良くあるエピソードです。
とにかく 「絶対」 なんて思わないことです。
まずは「落ち着いて」というのが、バージョンに関わらず、常にお勧めできる「解決法」です。内容が一部、古いところもありますが、普遍的な内容なので、私の書いた以下の特集もお読みください。
◆ トラブルに対応するための『5つの心得』
https://www.724685.com/weekly/trouble/
トラブルであせる気持ちは分かるとしても、「怒り」や「思い込み」はトラブル解決に何の役にも立ちません。お互いに気をつけたいですね。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。