時々、Windows Update の自動更新されているようです。これで Windows は自動で最新状態になるのでしょうか?
とりあえず、最新の修正プログラムだけは適用できているはずです。しかし Windows Update のページで修正が完了しているか、確認したほうが良いでしょう。
Windows Update については、以前にも詳しくご紹介しました。まだ「一度も実施したことがない」という方は、ぜひお読みいただきたいです。
◆ 「Windows Update」って必要ですか?(今週のQ&A)
https://www.724685.com/weekly/qa030611.htm
この中でも紹介したように Windows Update は実施することによって「安全性の欠陥」を修正することができる反面、最悪、パソコンが起動しなくなるようなトラブルさえ発生する『可能性』があります。
◆ Windows Update に関するトラブル情報(マイクロソフト社)
http://support.microsoft.com/kb/884162
※必ず起こる、というのではなく、起こる可能性があるのです。
利点だけでなく、問題点も知った上で、実施をどうするのか、利用者の判断で決めてくだだくしかありません。もちろん Windows の開発元、マイクロソフト社は Windows Update の実施を強く呼びかけています。
◆ Windows Update 総合情報(マイクロソフト社)
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=fh;ja;wupd
※ 一方、重要な修正プログラムの場合、実施前に「使用許諾」の
契約画面が開き、免責条項などに「同意」しないと使えません。
Windows Update には「自動更新機能」があり、新しい修正プログラムが公開されると自動的に更新できるように、「通知」をしてくれたり、「ダウンロード」まで自動にしてくれるように設定できます。
◆ 自動更新機能で常に最新の Windows XP を
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/security/au.asp
利用者の中には、この「自動更新機能」が「オン」であれば大丈夫だと思っている方もいるようですが、3点、大切なポイントがあります。
「自動更新機能」では『重要な更新』以外の修正プログラムはダウンロードされません。ほかにも「更新したほうが良い」とマイクロソフト社が提供する修正プログラムが存在します。
「自動更新機能」が設定される以前に提供された『重要な更新』もダウンロードされません。パソコンを購入した時点ですでに適用すべき「過去の修正プログラム」が累積しています。
「自動更新機能」で「通知」を受け取ったり、「ダウンロード」させたり、いろいろな設定ができますが、「インストール」して初めて「更新」が完了し、最新の状態になったことになります。
つまり「自動更新機能」だけでは、最新の更新は自動的に実施できても、今までに累積していた過去の「修正プログラム」や重要度の低いものは適用できません。そんな場合は、手動で Windows Update が必要です。
◆◇◆
WindowsXP で Windows Update を実施しようとすると、自動的に OS を判断し、新しいバージョン(V5)の Windows Update 専用ページが開きます。OS によって違いますのでお気をつけください。
◆ Windows Update バージョン4 から 5 への移行について
http://support.microsoft.com/kb/875568
9月2日に WindowsXP のセキュリティ強化を狙った追加機能が満載の「WindowsXP Service Pack 2(サービスパック2)」が登場しました。
◆ Windows XP Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/sp2/default.mspx
機能が強力な分、登場してすぐに適用するのは心配です。登場してから1ヶ月もすれば、トラブルやその解決方法についての情報や「SP2」に対応したドライバやソフトも順次、公開されてくるはずです。
◆ 各メーカー別 Windows XP Service Pack 2 関連情報
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/compatible/sp2/
ご利用のパソコンのメーカー情報なども確認して、少し様子を見ながら導入を検討してみてはいかがでしょう。
※ 「早分かりガイド」や「新機能の紹介」「良くある質問」
など、実際に導入する前に必ず、読んでおきましょう。
案外、ほとんど何のトラブルもなく、WindowsXP SP2 が適用できるかもしれません。編集長の「取り越し苦労」で終わることを祈るだけです。
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