いつも見ているホームページにアクセスしたら、真っ白になって表示されて利用できません。
「インターネット一時ファイル」の削除で解決する場合があります。
インターネットエクスプローラは、一度、訪問したホームページを再度、見るとき、すばやく表示できるように、そのページの文字情報や画像を初回に保存をして、次に表示するとき再利用できる機能があります。
この保存されたファイルを「インターネット一時ファイル」といいます。
◆ パソコン用語 - インターネット一時ファイルとは
(マイクロソフト社の公式情報)
保存できるファイルの容量は設定で変えられます。その設定いっぱいにファイルが保存されて「飽和」したり、保存していたファイルが「破損」してしまった場合に「表示」のトラブルが発生することがあるようです。
※ 「真っ白な画面」になることも、この一時ファイルによる
トラブルのひとつとして知られています。もちろん原因が
違う場合もあります。改善しない場合はご了承ください。
以下の手順で保存した「インターネット一時ファイル」を削除できます。削除が終わるまで、容量によって、かなり時間がかかる場合もあります。
インターネットエクスプローラのメニューバーより
[ツール]?[インターネットオプション]を選択。「インターネットオプション」画面が開き、通常は
[全般]タブのページが開いているので、真ん中の
[インターネット一時ファイル]項目のボタンから
[ファイルの削除]ボタンをクリックします。
[ファイルの削除]の確認画面が表示されますので
「OK」ボタンをクリックすれば削除が開始されます。
※ 「すべてのオフラインコンテンツを削除する」に |
一度、インターネットエクスプローラを再起動して
トラブルが起きていたページを試してみましょう。
他にもいくつか「インターネット一時ファイル」を削除することで、解決する可能性のあるトラブルが知られています。
更新されているはずのページが古い表示のままである
再訪問したページが正常に読み込めない
ページで紹介されている音声や動画が再生できない
インターネットエクスプローラの起動や動作が遅くなった
Windows Update や デフラグ がうまく機能しない
検出されたウイルスが駆除できない
※ 「インターネット一時ファイル」に保存されている
ファイルの中に「ウイルス」と検出されるファイル
がある場合は、これを削除する必要があります。
◆◇◆
インターネット接続が電話によるダイヤルアップ方式が主流で、速度が遅く、画像などの表示に時間がかかっていた時代には「インターネット一時ファイル」に保存して、再利用して表示させる方法は、同じページを繰り返し見る場合の「表示の高速化」として非常に有効でした。
また接続時間による電話代や利用料を節約するために、見たいページを一度表示させてから接続を切ることで「インターネット一時ファイル」に保存されたページをオフラインで、あとでゆっくり見ることができるという「節約術」が必ず紹介されていた時期もありました。
しかし、ADSLをはじめ、ケーブルテレビや光ファイバなど「高速接続」が「常時接続」で普及してきたいま、いろいろなトラブルの原因となる「インターネット一時ファイル」を長期保存しない選択肢もあります。
その場合は、以下の設定で「インターネット一時ファイル」を自動的に削除するようにすればいいのです。
インターネットエクスプローラのメニューバーより
[ツール]?[インターネットオプション]を選択。「インターネットオプション」画面上部にあるタブ
から[詳細設定]タブを選択。[詳細設定]の「セキュリティ」グループの中にある
『ブラウザを閉じたとき、
[Temporary Internet Files]フォルダを空にする』
の項目にチェックを入れます。[適用]、[OK]の順でボタンをクリックして画面を
閉じれば設定完了です。一度、インターネットエクスプローラを再起動して
使い心地はどうか確認してみましょう。
この設定では、インターネットエクスプローラを終了したときに自動で「一時ファイル」が削除されますが、終了するまでは保存されています。ですから「戻る」ボタンで同じページを見るたびに再度、ページを読み込んで時間がかかる、ということはありません。
あとは「好み」と「お使いのパソコン&インターネット環境」によって設定してみてください。以前は便利だったことが、技術や環境の変化で 、今では効果が少なくなったことって、実際の生活でもありますよね。
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