タスクトレイに表示されている小さなアイコンが増えて、タスクバーの場所を占めて邪魔です。減らすことはできますか?
設定で表示を消せるものも多いので、ほとんど使わないものは消してもいいでしょう。でも表示しておくべきものもあります。
タスクトレイとは Windows パソコンで画面の右下に小さいアイコンが並んでいるスペースのことで、スピーカーやマウスなどの基本的な機能を設定できたり、常駐して働くソフトウエアの状態を表示しています。
※ WindowsXP からは「通知領域」と呼ぶようにしたみたいです。
何回も呼び出したり、設定を変更したいもの、状況を確認したいものはこのタスクトレイ上に表示されていると便利ですが、滅多に/まったく使わないものはタスクバーの場所を占めるので邪魔だともいえます。
ほとんどの「小さなアイコン(XP ではインジケータと呼ぶそうです)」は、右クリックするとメニューが現れます。その中に「オプション」や「設定」「xxxの調整」といった項目を選択して、設定画面を開くと
□ トレイ(タスクバー)にアイコンを表示(配置)する
といった項目(チェックボックスの場合がほとんど)があるので、この設定で表示するかどうか決められます。
「やっぱり必要だった」という場合でも、コントロールパネルや、実際のソフトウエアを使って設定し直せば、再度、表示することができますので、あまりに使わないものは消していいでしょう。
【実施例:音量のアイコン(スピーカーの形)】
・ 消す場合
スピーカーアイコンを右クリック
→ [オーディオのプロパティの調整] を選択
→ [音量の調節をタスクバーに表示する]のチェックを外す
※ XP では「タスクバーに音量アイコンを配置する」
・ 表示する場合
「コントロールパネル」ファルダを開く
→「サウンドとオーディオデバイス」を開く
→ [音量の調節をタスクバーに表示する]にチェックを入れる
※ Windows98 のころは スピーカーアイコンが最初から出ており
使わない人は消せばいい、というアドバイスが一般的でした。
※ WindowsXP になると、今度はスピーカーアイコンは最初には
出てこない設定に変わったので、今度は必要な人に「出し方」
のアドバイスをすることが増えました。やれやれ...ですね。
【消さないほうがいい場合】
ウイルス対策ソフトの多くは、パソコンを使っている間、ずっと侵入されないか、ウイルスが活動を開始しないか見張っており、その活動を「ちゃんと見張っていますよ!」という意味でタスクトレイに表示しています。こういったアイコン表示は消さないほうがいいのです。
【WindowsXP には「インジケータを隠す」機能】
WindowsXP には「インジケータを隠す」機能がついており、しばらくクリックされないアイコンを自動的に隠して、タスクトレイの場所を節約しようというものです。
この機能が、最初の状態で「オン」になっているため、困ったことがおきています。先ほどのウイルス対策ソフトように、常駐をしていて「常に表示されているほうがいい」アイコンも、ときどき使っていないと判断され、隠されてしまうからです。
そんな場合には、次の2つの処理を行いましょう。
1.「インジケータを隠す」機能をオフにする
タスクトレイでアイコンがない場所を選んでを右クリック
→ [プロパティ]を選択
→ 「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」が開く
→ 「□ アクティブでないインジケータを隠す」のチェックを外す
2.必要なインジケータは「常に表示」する
「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」を開く
→ 「カスタマイズ...」ボタンを押す
→ 常に表示したいアイコンを選択し、動作を「常に表示」に。
※もちろん、逆にあまり使わないものは「常に非表示」に
設定することもできます。
◆◇◆
【編集長のひとりごと】
「安心だネット!」サービスでは、ウイルス対策&不正侵入防止ソフトがパソコンに常駐されると、タスクトレイに「青信号アイコン」として表示させるようになっています。そこで皆さんに確認いただき、安心してもらうために、かなり強調して
『 安心機能がちゃんと働いているときはタスクトレイに「青信号」
の形をしたアイコンが現れます。この表示が出れば安心です!』
インジケータを表示 |
→ |
インジケータを隠す |
とご案内しています。
ところが WindowsXP の「インジケータを隠す」機能のために、多くの利用者から「青信号が突然、見えなくなりました!」というお問い合わせがあり、最初は原因がわからず大慌てでした。
それにしても、マイクロソフト社が「追加」する機能は便利そうですが、使ってみると、やはり「余計なお世話」という機能が少なくないと感じています。内緒ですよ。
※ 「同様のタスクバーボタンをグループ化する」機能も
便利と思ったのですが、切り替えに手間取るだけで
すぐに機能を切ることになりました。
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