いつもメール交換している相手から、突然返信が届かなくなりました。確認をしたら、その後もちゃんと送っているそうです。 他のメールは届きます。なぜでしょう?
以前、迷惑メールを自動的に削除する設定方法を紹介しましたが、簡単な操作なので、つい間違って必要なメールなのに「送信者を禁止する」の設定にしてしまった可能性があります。
いつも届いているメールが、ある日から届かなくなると心配ですよね。「週刊なにしろパソコン」の読者からも、購読の登録解除はしていないのに、ある日から届かなくなったというメールを時々いただきます。
もし他のメールはきちんと届いているのなら、すべてのメールの受信が出来ないというトラブルではなさそうですね。とすれば、もっとも考えられるのは『つい間違って』必要なメールなのに「送信者を禁止する」の設定にしてしまった可能性です。
確認は簡単です。「削除済みアイテム(ごみ箱)」のフォルダを開け、届かなくなっているメールがあるかどうかチェックしてください。もしそこで見つかれば、明らかに「送信者を禁止する」になっています。
設定を解除するには、メニューバーから
[ツール]?[メーセージルール]?[禁止された送信者の一覧]
を選択して、現れた「禁止送信者の一覧」から復活させたいアドレスを削除すればOKです。詳しくは以前の「今週のQ&A」をご覧ください。
◆ 第60回 いつも来る迷惑メールを自動削除したい(03.02.12) https://www.724685.com/weekly/qa030212.htm
「送信者を禁止する」設定はとても簡単で、禁止したいメールを選択し、メニューバーから [メッセージ]?[送信者を禁止する] を選択するだけで登録できてしまうので、読みたいメールまで、つい間違って「禁止」の設定にしてしまうことは充分に考えられます。
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パソコンの各種「自動」設定は便利ですが、「頼りすぎ」は要注意です。たとえばパスワードを覚えさせる設定をずっと使っていると、なにかのはずみで設定がはずれ、パスワードの記録が消えたとき、パスワードが 思い出せないで苦労をするなど良く経験することです。
便利な機能に依存するのではなく、主体的に使いこなしたいですね。
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