キーボードの中にゴミが溜まってしまったので掃除をしたいのですが...
小さくて乾いたゴミなら、きちんとパソコンの電源を切って、掃除機の吸い口を隙間用の細いものにして、キーボードの上を軽くなぞるように吸い上げてみましょう。
前回、キーボードのタイピングについて紹介したところ、読者の方からゴミが溜まったキーボードの掃除について質問をいただきました。簡単にまとめてみましたのでお読みください。
【 小さくて軽い乾いたゴミやホコリの場合 】
レベルにもよりますが、日常生活で出るホコリやゴミ、消しゴムのカスなど小さくて軽い「乾いたゴミ」なら、パソコンを「シャットダウン」にしてから、掃除機の吸い口を隙間用の細いものにして、キーボードの上を軽くなぞるように吸い上げれば取れるでしょう。
息で吹き飛ばすのはお勧めしません。湿り気のある息によりホコリが余計に張り付いたり、唾などが付く可能性があるからです。吹き飛ばしたいなら、カメラのレンズについたホコリを吹き飛ばすためのゴム製の道具(ブロアーといいます)がとても便利です。
※ ブロアーはデジタルカメラなどのレンズ掃除をはじめ、
隙間の奥に入り込んだホコリを吹き出すのにも使えて
便利です。数百円からカメラ屋さんで売っています。
◆ デジカメ?小物(ブロアーってこんなものという見本)
http://www.otoku2.com/camera/obj.html
※ ノズルから噴出す空気圧で吹き飛ばせるスプレー缶も
便利です。「ダストブロワー」などと呼ばれています。
【 少し重みのある小さなネジなどの部品やカケラ 】
掃除機で吸い上げられない、少し重みのある小さなネジや部品などが入っている場合は、キーボードを逆さまにして振って落とす方法もあります。ただしキーボードがパソコン本体と別の場合だけです。
ノートパソコンや一体型のパソコンではハードディスクをいためる可能性があるのでお勧めしません。これもパソコン本体を「シャットダウン」して、キーボードの接続を本体からはずし、ゆっくりキーボードをキー面を下にして、軽くゆすったり、傾けたりすることで重みのあるゴミは落ちてきます。
【キーを外したり、水洗いをしてもいいの?】
キーボードの多くは、マイナスドライバーなどをキーとキーの間に差し込み、テコのようにして個々のキー外すことは「物理的に可能」です。しかし力の入れ具合によってキーが壊れることもありますし、キーを元に戻すときに場所を間違えたり、キーも外れ易くなったりするので「週刊なにパソ」の読者には決してお勧めしません。
またコーヒーなどをこぼしたので水洗いしてもいいかという質問もありますが、これも「物理的には可能」ですが、水分が残ったまま使用するとショートする可能性もあり、決してお勧めしません。
コーヒーなどを大量にこぼして使えなくなったら、いろいろと工夫されたキーボードが数千円から売っていますので、自分が使い易いと感じる製品を探して買い直すのが正解だと思います。
◆ キーボードの一例(エレコム)
http://www2.elecom.co.jp/peripheral/full-keyboard/index.asp
◆◇◆
パソコンは静電気を発生させたり、ホコリを集めやすい環境にあります。そこでキーボードは使わないときには(ホコリを出さない)カバーなどをかぶせておくと良いでしょう。ノートパソコンなら閉じましょう。
シリコン製のキーボードカバーなら、カバーの上からキーボードを打つこともできるので、きれい好きの方にはピッタリなのですが、少し入力しにくくなったり、キーの表示が見えにくくなったりするので、好みで使うかどうか判断してください。
◆ キーボードカバーの一例(エレコム)
http://www2.elecom.co.jp/support/keyboard_cover/index.asp
※ 編集長の場合、最初に高額なノートパソコンをやっと買えたとき、
本当に宝物だったので常にシリコンのカバーをつけていましたが、
パソコンが日常品となってしまった現在は使わなくなりました。
ホコリを払ったり吸着させるためのアクセサリーもありますので、大切なパソコンをホコリから守ってあげましょう。
◆ クリーニング用品の一例(エレコム)
http://www2.elecom.co.jp/accessory/cleaning/
※ ぬいぐるみのお腹で拭いてクリーニングするグッズもありますが
編集長はちょっと「可哀想」な感じがして使えませんね ^^;
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