やはりパソコンの上達にはキーボードを見ないでタイピングができるようになる必要があるのでしょうか?
できれば便利ですし、上達にも役立ちます。でも、できなくても大丈夫です。編集長も時々、手元を見ています ^^;
キーボードを見ないで、指の感触と位置感覚だけでタイプすることを『タッチタイプ』といいます。ではタッチタイプはパソコンの上達には必須条件でしょうか?
主な仕事でパソコンを使い、毎日、膨大な文章をタイプしている私の『個人見解』を以下に紹介します。このテーマではいろいろな意見があるはずですから、ひとつの参考にしていただければ幸いです。
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タッチタイプはできたほうがいいし、できたほうがパソコンの
上達にも確実にプラスです。特に若い人には練習を勧めます。 -
しかし、既存の文章を大量に高速で打ち込まなければいけない
ような仕事でない限りは 『完全に』 マスターしなくても大丈夫。 -
特に中高年層は「できなければダメ」ということで参入障壁に
なるくらいなら、どんどん楽しく触ってもらうほうが先です。
◎ 最低限、タイピングで『両手が使え』て、キーボードのどこに |
とにかく、文字入力するたびに 「え?と『B』のキーはどこかな?」 とキーを目で探す状態ではパソコンの上達にも時間がかかりますが、「『B』のキーはここだもんね♪」 とほとんど無意識にチラッと目で確認してタイプするくらいは問題ありません。
楽器を演奏するときでも一緒ですね。
そういったキーの位置感覚を身に付けるために、「なにパソ.com」では『らくらくタイプ練習』というカラクリをご用意しています。
◆『らくらくタイプ練習』 https://www.724685.com/type/
┗◇ 使い方 https://www.724685.com/type/howto.htm
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画面上に仮想キーボードが現れ、実際のキーボードで押したキーが赤色に変わります。これにより手元を見ないで、画面を見ながら 「どのキーを押さえているか」がわかります。
→ これによりキーボードを見ないで 「狙ったキー」 を押せる
基本的な感覚が身につきます。 -
基本となる指の位置やどのキーをどの指で押すかわかるようキーの色分けをする機能があります。
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3つの練習コースがあり、表示されたキーを打ち込んでいく練習ができます。ガイド機能を使えば、次に押すべきキーに色が付いて、キー操作をガイドしてくれます。
→ 制限時間はありませんし、速度を競う機能もありません。
目的はキーの位置を指に覚えさせることですから。 -
「キーの非表示機能」を使えば、仮想キーボードのキー表示が消え、実際のキーボードでキーを押している間だけ、仮想キーボードのキーの表示が現れます。
→ キーの位置感覚を身に付けるのに最適です。
まあ「百聞は一見に如かず」なので説明よりもまず一度、使ってみてください。結構、「なにパソ」の企画の中でも自信作なんですよ。
ほかにもタイプ練習のカラクリは、いろいろなサイトから提供されています。特に以下のサイトはとても有名ですし、楽しく練習できます。
◆ e-typing [インターネットでタイピング練習]
http://www.e-typing.ne.jp
タイプ練習は、スピードを競ったり、できるだけミスの数を少なくして、ポイントを獲得するといったゲーム性を生かしたものが多く、もちろんそれも価値があると思いますが「らくらくタイプ練習」の狙いは別です。
少しくらい時間はかかっても、キーの場所が指先に染み付いて、無駄なタイプミスを減らし、着実なキー入力ができる練習を支援するカラクリなのです。ぜひ「基本的なローマ字での入力練習」なども参考に、着実に練習していただければと思います。
◆ 基本的なローマ字での入力練習
https://www.724685.com/weekly/type/table03.htm
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よく「キーボードを見てタイプすると文書作成中に思考が途切れる」といった理由で「タッチタイプは必須!」という意見もありますが、画面を見ながらタイプしても、キーボードを見ながらタイプしても、それは慣れの問題で、思考は途切れなくなるものです。
「タイピング」に関する総合情報としては、以下のサイトが、ほぼ網羅してくれていますので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。
◆ タイピング道場
http://www.remus.dti.ne.jp/~shigenom/typing/
とにかく 「え?と 『B』 のキーはどこかな?」 という状態から卒業できれば、グンとパソコンの上達速度が上がることは請け合いです。
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