エクセルでお金の管理や住所録など大切な情報を保存しています。パスワードで保護できますか?
マイクロソフト社のエクセルやワードなどは、作成したファイルにパスワードを設定できます。
追記(2014/10/20)
Office2007 以降に採用された「リボン」を使ったエクセル、ワードのパスワード設定方法を別途、紹介しました。
参考にしてみてください。
パソコンを自宅で、自分用にだけ使っている場合は気にしないかもしれませんが、家族でパソコンの共有したり、情報をメールに添付して交換する人は「エクセルのファイルにパスワードを設定して、誰でもは開けないようにしたい」場合もあるのではないでしょうか。
また最近ではノートパソコンが普及し、持ち運ぶ方もいらっしゃいます。もし自宅に据え置きとしても盗難などの危険性は増えています。そこで今回はマイクロソフト社のエクセルで、作成したファイルを開くときにパスワードが必要となる設定方法をご紹介しましょう。
【パスワード設定の仕方】(Excel2000の場合)
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パスワードで守りたいエクセルファイルを開き、ツールバーから [ファイル] - [名前を付けて保存...] を選択します。すると 「ファイル名をつけて保存」の画面が現れます。
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「ファイル名をつけて保存」の画面 にあるメニューバーの右端に 「ツール」 という名前のボタンがあります。その「ツール」ボタンをプッシュし、プルダウンした中から 「全般オプション...」を選択します。
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「保護オプション」画面が現れますので、その中の項目で「読み取りパスワード」を設定・保存をすれば、ファイルを開くときにパスワードが必要になります。
参 考:
ワードも、ほぼ同様の手順でパスワード設定できます。
大切な書類はパスワードで保護してもいいでしょう。
注意:くれぐれもパスワードを忘れないように!忘れたら自分自身も開けなくなります。その覚悟が必要です。
【パスワードの安全性】
実際、Excel や Word のパスワードを解析するソフトも存在するので、このパスワードで100%安心ではありません。しかし無防備なファイルで保存するよりは、数段安全です。
それ以上に、いかにも大切な書類とわかるようなファイル名や他人が見たくなるような名前をつけないことが先決でしょう。
例)「へそくり帳」「密会日記」「重要顧客住所録」など
普通、これほど分かりやすい名前を付ける人はいないと思いますが...
それからファイルが見つかった時に「なぜわざわざパスワードがかかっているの?」とヤブヘビになる場合もありますので、ファイル名とともにファイルの保存場所にも気をつけましょう。
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最近のパソコンでは、家族ごとにボタン一発で使用画面が切り替わり、もちろんパスワードが分からなければ、他の家族の画面には入れず、その人のファイルは覗けないようになっています。
まあ、とにかくパスワードの管理だけはしっかりしないといけません。単純な名前だけ、ペットの名前、生年月日、などは避けたほうが無難といえるでしょう。自分の情報は自分で守る時代、かもしれませんね。
◆ パソコンで使用するパスワードの決め方
http://121ware.com/qasearch/1007/app/answerinfo_main.jsp?006986
少なくともポストイットにパスワードを書いて、いつでも見られるようディスプレイの端に貼っておく、というのは、いくら自宅のパソコンの場合でも避けたほうがいいですね。パスワードの意味がありません。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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