「このプログラムは不正な処理を行なったので強制終了されます」という表示は大丈夫でしょうか?
作業中のデータが失われること以外は、ほとんど大丈夫です。
ウインドウズで評判が悪いもののひとつが、この「不正な処理」という表現です。たとえば「正常な処理ができなかったので強制終了されます」とすればいいものを『不正』という言葉を使うと、私のような(^^ゞ)正直者の心臓には良くありません。
実際は「このプログラムは不正な処理を行なったので強制終了されます」ということなので「不正な処理」を行なったのは「プログラム」であり 決してパソコンを操作している「あなた」が悪いわけではありません。
ですからこの表示が出てもほとんどの場合は大丈夫です。
※ 「強制終了」の「強制」も「強制労働」を連想させる嫌な
響きがあります。「自動的に終了」とかのほうがいいと
思いませんか?
さて「不正な処理」表示ですが、以下のようなパターンがあります。
■ 久しぶりに出た!
同時に複数のソフトウエアを使って作業をしている場合
次々と色々な作業をこなしている場合
などがあります。
パソコンといえども、一度にあまりにたくさんの作業をやらせてしまうと、うまく処理ができなくなることもあります。
また相性の悪いソフトウエアもあり、似たような作業を複数のソフトで入れ替わり行なうと、うまく処理できない場合も出てきます。
こういった場合には「不正な処理」表示を「閉じる」ボタンをクリックして、文字通り終了させてしまいましょう。でも、残念ながら作業中のデータは失われてしまいます。
それから一度、「不正な処理」表示が出ると、パソコンはすでに不安定な状態にありますので、その時点でパソコンをいったんシャットダウンして、再度、ウインドウズを立ち上げ直してから作業を続けたほうがいいでしょう。
「不正な処理」表示はいつ出るか分かりません。 |
■ 同じソフトウエアで頻繁に出る!
表示が出るソフトウエアに問題がある場合
OSを含め、使用しているパソコンに問題がある場合
などがあります。
たとえばOSをバージョンアップした場合など、その新しい機能や設定に対応できずに「不正な処理」につながることがあります。
そんな場合、ソフトウエア販売元のホームページをチェックしたら対策用「修正プログラム」が提供されていることもあります。ぜひチェックして、対処してみてください。
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なんにしても『不正』という言葉は穏やかではありません。バージョンアップとか言って、あまり使わないような機能を加える前に、ぜひこのあたりの表現も工夫をして、より多くの人が安心して使えるようにしていって欲しいものです。ねぇ、マイクロソフトさん!
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