よく使うファイルやソフトウエアを開くのに、毎回、保存場所のフォルダをたどるのは面倒です。
デスクトップにショートカットを作ってみましょう。
たとえば「ソリティア」という簡単なトランプゲームのソフトウエアがウインドウズには最初から付属しています。単純だけど暇つぶしに最適で、かつ「ダブルクリック」や「ドラッグ」の練習にもなるので初心者の方にもお勧めです(私も最初は長時間ハマりました)。
でもこの「ソリティア」、スタートメニューからいくと
[スタート]?[プログラム]?[アクセサリ]?[ゲーム]?[ソリティア]
という長い経路をたどらないと開始できません。
こんな場合は「ソリティア」の「ショートカット」をデスクトップ上に作っておけば、スタートメニューをたどらなくても「ショートカット」をダブルクリックするだけで、すぐに「ソリティア」が始められます。
☆「ショートカット」とは
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以前も「ショートカット・キー」の説明で紹介しましたが、言葉の定義としては「ショートカット(Short cut)」は「短く切る」つまり「近道」の意味で使われる英語です。
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今回の場合、よく使うソフトやファイルと同じアイコンの左下に小さな『矢印マーク』のついた「ショートカット・アイコン」を作成しましょう、ということです。
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その「ショートカット・アイコン」をダブルクリックすれば別のフォルダ内に保存されているソフトやファイルを素早く開くことができ、それが「近道」ということですね。
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でも「ショートカット・アイコン」は長いので「ショートカット」と呼びますが、これは「ショートカット・アイコン」のことです。
◎デスクトップにショートカットを作成する方法
いろいろな方法でショートカットは作成できますが、最も簡単で覚えやすい方法でデスクトップ上にショートカットを作成してみましょう。
ショートカットを作成したいファイルなりソフトのアイコンが表示されるようにする。
※「ソリティア」なら先ほどのスタートメニューからたどって「ソリティア」のアイコンが見える状態にします。
目的のアイコンを右クリックして現れるメニューから [送る]?[デスクトップ(ショートカットを作成)]
を選択する。
※ これだけでデスクトップ上に「ショートカット」ができます。
試しに「ソリティア」の「ショートカット」を作成してみたら
その「ショートカット」をダブルクリックすることで、うまく
「ソリティア」が開けばOKです。
☆ポイント1:ショートカットは削除しても大丈夫
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ショートカットは便利なので、ついついデスクトップ上がショートカットだらけになりがちです。そんなときは結局あまり使わなくなったものは削除してしまいましょう。
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ショートカットは、あくまでもオリジナルのアイコンまでたどりつける経路情報を保存して、ダブルクリックすればオリジナルを開くことができる小さな情報ファイルです。そのためこれを削除してもオリジナルは削除されません。
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もちろんアイコンにショートカットを示す『矢印マーク』が付いているかきちんと確認してから削除してください。
☆ポイント2:ショートカットのオリジナルはどこに
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通常はショートカットを使っていても、オリジナルが必要になり、どこのフォルダにあるか知りたい場合があります。
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そんなときはショートカットを右クリックして、メニューからプロパティを選んで開くと、「ショートカット」設定画面にある「リンク先」がオリジナルファイルの場所です。
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また「ショートカット」設定画面にある「リンクを探す」ボタンをクリックすれば、オリジナルを保存するフォルダが開き、該当するアイコンが黒く選択表示されます。
☆ポイント3:「お気に入り」も実はショートカット
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よく使うホームページをクリックひとつで簡単に再訪問ができる「お気に入り」も機能的にはショートカットです。
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よく使うホームページのショートカットが「お気に入り」フォルダに入っていれば、お気に入りリストに追加されるわけで、デスクトップに置いておくのも便利ですよ。
※ ショートカットを作成したいページを開いた状態でインター
ネットエクスプローラのメニューバーから
[ファイル]?[送信]?[ショートカットをデスクトップへ]
を選択すれば、デスクトップにこのページに対するショート
カットが作成されます。
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ショートカットは便利なので、もう充分に活用されていらっしゃる方も多いと思いましたが、やはりスタートメニューを何階層もたどりながら目的のアイコンにたどり着いて苦労されている方がいらっしゃいましたので、今回、取り上げてみました。いかがでしたか?
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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