パソコンを立ち上げたら、黒い画面で止まってしまい 「Invalid system disk...」 と表示されます。
フロッピーディスクを差したままの可能性があります。確認して抜いてみましょう。
「昨日まで問題なかったのに、今日、パソコンの電源を入れたら、いきなり黒い画面で止まってウインドウズが始まらない!」という現象に驚かれてサポートの依頼をいただくことがあります。
この現象の原因で最も多いのは、フロッピーディスクを使ったあとでパソコンから抜かずに終了してしまい、再度、パソコンを立ち上げた場合です。
これは故障でもなんでもなく、ほとんどのウインドウズ・パソコンではフロッピーディスクを入れたまま起動すればこの現象が起こります。
この場合の対処法はフロッピーディスクがカチカチ音を立てていない(アクセスランプの点滅が止まっている)ことを確かめてから
慌てずにイジェクトボタンを押してフロッピーディスクを抜き、そのあとで「エンターキー」を押す
これでほとんどの場合、問題なくウィンドウズが起動します。押すキーは「エンターキー」でもアルファベットキーでも構いません。
でも、いきなり黒い画面が出ると「故障した!ウイルスか?」と慌ててしまい、フロッピーディスクの存在にはなかなか気付かないものです。
またこのフロッピーディスクの抜き忘れの場合、画面上には
Non-System disk or disk error Replace and strike any key when ready _ |
直訳すると「システムディスクがないか、ディスクエラーです。ディスクを入れ替え、どれかキーを押してください」といった表示が出ます(パソコンによって表現は違う場合があります)。
慣れてしまえば 「ああ、またフロッピーディスクの抜き忘れか」 と驚かなくなるのですが、初めての方はきっと驚くはずですし、驚いて当たり前だと思います。
利用者の立場からすれば、悪いのはパソコンのほうで
・ フロッピーディスクを差したままで何が悪い!
・ ロッピーディスクの抜き忘れで必ずこうなるなら、自動的に
ディスクを吐き出すようなカラクリにはならないのか!?
・ なんで画面の表示が英語で、しかも分かりにくい表現なのか?
例えば日本語で
「フロッピーディスクが差したままのようです。フロッピー
ディスクを抜いて、エンターキーを押してみてください」
といった簡単な表示がなぜ出せない!
というご不満をお持ちになるかもしれません。
私もそう思います。いつかは本当に人にやさしいパソコンに進化して欲しいものですね。
とはいえ、現状ではこういう現象にも付き合っていかざるを得ません。
そこでそんな時にも慌てないための心得のようなものを紹介しています。よろしければ参考にしてみてください。
◆ トラブル対応の心得(なにしろパソコン・ドットコム)
まず「慌てない」。「ほとんどのトラブルはこわくない」 といったところがポイントです。ぜひご一読ください。
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