ときどき「パクツイ」はやめてください、というフレーズを見かけますが、これはどういう意味ですか?
「パクツイ」とは、ほかの人のツイートをそのままコピー、あるいは意図的にアレンジして、さも自分が書いたように再度、ツイートするコンテンツ盗用(=「パクリ ツイート」)ことです。
ツイッター本の中(FAQ193)でも触れたように
他人のオリジナルツイートを『盗用』してはいけません。
なぜ、いけないのかは説明の必要もないでしょう。
もし「面白い」「感動した」「なるほど」と感じたツイートを自分のフォロワーにも紹介したいのであれば
そのまま「リツイート」すればいい
のですから。
とにかく、文章だけをコピーして再投稿するのはトラブルの元です。
特に「パクツイ」のほうがオリジナルよりも評判になって「お気に入り」や「リツイート」が多く集まったりすれば、元投稿したユーザーの気持ちは容易に理解できるのではないでしょうか?
それにしても「パクツイ」という言葉も「お別れはブロックで」と同様、ツイッター本を書く取材をするまで知らなくて、自分のタイムラインで見かけたことはありませんでした。
ツイッターの普及とともに様々なユーザーが利用を始め、思いもよらない使い方をするようになるということです。
実際に「パクツイ」をやっている人の中には、これは『引用』だと言い張っている人もいるようですが、
引用とは出所を明らかにすることが必須条件
であり、引用元も表示せず、元投稿者のユーザー名などは削除して、さも自分が書いたようにコピーしたものをツイートしたのでは『盗用』だと責められても仕方がありません。
さらには「元ツイートを『お気に入り』にしているので構わないでしょう?」といった自分ルールも見かけたことがありますが、
問題のツイートからは元ツイートを「お気に入り」登録していることなど分からない
わけですから、何の言い訳にもなりません。
ツイッターの公式ヘルプセンターでは「コンテンツ盗用に関するポリシー」として、以下のように書かれています。
Twitterはユーザー間の私的な口論を仲裁しません。ご自分のツイートが出所を明らかにすることなく他のユーザーに投稿され、以下の状況に当てはまらない場合には、そのユーザーに@返信やダイレクトメッセージで直接連絡してください。
確かに、どちらがオリジナルかはツイッターがいちいち調べて判定できるものでもないので「個別の件は当事者同士で解決してください」というスタンスのようです。
ただし、ボットを使って自動で連続盗用するような場合、スパムと判定されてアカウント凍結もあります。
もちろん
ツイッターでは「コンテンツ盗用」が起きやすく、問題であると十分に認識している
ため、このようなポリシーを掲載しているわけです。
どちらにしても
ツイートには投稿した日時が記録されている
ため、検索して同じ文章のツイートが2つ見つかれば、どちらがオリジナルで、どちらが「パクツイ」なのかは簡単に分かってしまいます。
であれば、自分が「面白い」「ためになった」「感動した」ありがたいツイートであれば、盗用などしないで素直に「リツイート」しましょう。
「リツイート」については、こちらも参考にしてください。
このあたりは結構、面倒なところです。
◎追記(2013/6/5)
アクセスが急に増えたので調べたところ、Yahoo!ニュースが「パクツイ」に関する情報として、この記事をリンクしてくれたようです。
それにしても、実際に「パクツイ」常習者とのインタビューは驚きの内容です。
なぜ彼らはパクるのか? パクツイ常習犯が語るTwitterの闇 - Yahoo!マーケット連載特集
やはり「パクツイ」はやめたほうがいいです。
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