ブームが去ったいま、なぜ「ツイッター本」なのか

質問2009年から2010年にかけてブームとなったツイッターですが、なぜ、話題が落ち着いたいま、「ツイッター本」なのでしょうか?

回答確かにブームは去りましたが、逆にそれだけ定着し、利用者も増えたいまだからこそ、新しい情報で幅広い内容の解説本が必要だと考えて執筆をお引き受けしました。

2009年後半から2010年にかけて、いわゆる「ツイッター本」と呼ばれる書籍が本屋に平積みの状態で売られていました。


2009年11月27日、東京吉祥寺の書店にて

 

2012年の現在、同じ平積みコーナーにはツイッターに代わってフェイスブックの本が並んでいます。

そういう意味でツイッターの「ブーム」は終わったといっていいでしょう。

 

しかし、いまではテレビや新聞で、ツイッターの話題やツイッター経由で伝わった情報が普通に取り上げられるようになり、2009年ごろは「なんですかそれ?」といっていた有名キャスターも、すんなりと会話の中で取り上げるようになっています。

つまり、実際に使っているか、使いこなせているかは別にしても

ツイッターの知名度は全国区になった

といえるでしょう。

 

ツイッターが使われているかは「Googleトレンド」を使って「ツイッター」で検索すると、ある程度、浸透具合が分かります。

Google トレンド: ツイッター,フェイスブック


青:ツイッター、赤:フェイスブック

右肩上がりではなくなったものの「ツイッター」という「キーワードでの検索数」「ニュースでの参照数」ともに、2010年の水準を保っています。

 

「Twitter」ではなく、日本語で「ツイッター」という言葉が Googleトレンドに2009年後半より現れ始め、2010年前半に急激に増加。2011年に入っても継続して取り上げられ、

情報サービスのひとつとして定着した

と判断していいでしょう。

 

このようにブームではなく、サービスとして定着したツイッターについて、最新の情報を体系立てて一冊の本にすることは意義があります。

爆発的に売れるとは思えませんが、間違いなくニーズはあります。

 

それからツイッターは毎年のように大きなレイアウト変更や機能追加をしており、2009年?2011年の本では対応しきれなくなっています。

関連サービスも新しく登場するもの、終了してしまうもので入れ替わりが激しく、常に最新の情報にアップデートする必要があるのは、こういった解説本の宿命です。

 

そして何よりも私自身、2009年6月にツイッターを始めて、

いままでの経験や知識を一度きちんとまとめたい

という気持ちがあり、今回、執筆をお引き受けしました。

 

本の評価については、実際に読んでいただいた方に判断いただくしかありませんが、私としては渾身の一冊に仕上げたと自負しています。

ぜひ、書店で手に取ってみてください。

 

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