[24/05/15] キーとボタン操作でタブを複製できる拡張機能

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 ≪今週の目次≫
  (1) 今週のひとこと 「CONCAT関数」と「TEXTJOIN関数」との使い分け
  (2) 今週のQ&A  キーとボタン操作でタブを複製できる拡張機能
  (3) 今週の用語解説 Excel の「TEXTJOIN関数」とは
  (4) 編集後記    「TEXTJOIN関数」の具体例を考えるのが面白い
  ※直接ジャンプ! 今週のQ&A今週の用語解説編集後記
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 (1) 今週のひとこと 「CONCAT関数」と「TEXTJOIN関数」との使い分け
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      ☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/

 以前、エクセルで文字列を連結できる「CONCAT(コンカット)関数」を
 Office 2019 以降に導入された新しい関数として紹介しました。
 
 ◆ エクセル(Excel)の「CONCAT(コンカット)関数」とは
  https://www.724685.com/word/wd240306.htm

 このとき連結したテキストの中に「半角スペース」をひとつだけ挟む例
 で解説しました。

 でも、もし連結するすべての文字列の間に「半角スペース」を挟みたい
 ときには面倒だと感じたので調べてみると「区切り記号」を指定できる
 「TEXTJOIN(テキストジョイン)関数」があることを知ったのです。

 そこで早速、今週の用語解説で紹介してみました。面白い関数です。


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 (2) 今週のQ&A キーとボタン操作でタブを複製できる拡張機能
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    ☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/

 Q:Chrome でタブを簡単に複製する方法はありますか?

 A:拡張機能「Tab Duplicator」でショートカットキーが設定できます。


                ◆◇◆

 「タブを複製」する方法ついては解説済みです。

 ◆ Webブラウザーで「タブを複製」する方法とショートカットキー
  https://www.724685.com/weekly/qa210630.htm

 最も一般的なのは

 ・複製するタブを右クリック、メニューから「タブを複製」を選択

 方法ですが、次のような連続したキー操作でも「タブを複製」できます。

 1.Alt + D アドレスバーを選択
 2.Alt + Enter 選択したアドレスバーのアドレスでタブを複製

 ポイントは「1」で「Alt + D」を押したまま離さずに、続けて「Enter」
 を押してもいいため、実質的にひとつのショートカットキー

 Alt + D + Enter

 として覚えてもいいでしょう。でも、実際には少し覚えにくい組合せです。


 そこで今回、試してみたのが拡張機能「Tab Duplicator」です。

 ◆ Tab Duplicator|拡張機能|Chromeウェブストア
  https://go.724685.com/44Jq3Sa

 「Chromeに追加」すると初期設定のままだと「タブを複製」に

 Alt + Shift + D

 が適用されますが「拡張機能」の「キーボードショートカットキー」
 で使いやすいキーの組合せに変更できます。ちなみに私は

 Ctrl + Shift + ↑

 と設定しました。

 また「Tab Duplicator」拡張機能を「固定(ピン留め)」してツールバー
 にアイコン表示させると、クリックするだけで「タブを複製」できます。
 

                ◆◇◆

 先日、Chrome でタブの切替や閉じるキー操作を簡単にしてみました。

 ◆ Chrome でタブの切替や閉じるキー操作を簡単に
  https://www.724685.com/weekly/qa240508.htm

 ・次(右)のタブに切り替える Ctrl + → (右矢印)
 ・前(左)のタブに切り替える Ctrl + ← (左矢印)
 ・タブを閉じる        Ctrl + ↓ (下矢印)
 ・閉じたタブを開く      Ctrl + ↑ (下矢印)
 
 さらに調子に乗って

 ・タブを右に移動       Ctrl + Shift + → (右矢印)
 ・タブを左に移動       Ctrl + Shift + ← (左矢印)

 ・他のタブをすべて閉じる   Ctrl + Shift + ↓ (下矢印)

 と設定。さらに「Ctrl + Shift + ↑」を「新しいタブを開く」に設定
 してみましたが「タブを複製」のほうが便利だと判断しました。

 そこで今回「Tab Duplicator」で「Ctrl + Shift + ↑ (上矢印)」を
 「タブを複製」に割り当てたわけです。とても便利になりました。


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 (3) 今週の用語解説 Excel の「TEXTJOIN関数」とは
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         ☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/

 ・「TEXTJOIN関数」とは、指定した「区切り記号」を間に挟み、文字列、
  個別のセル、範囲指定した複数セルのテキストを連結できる関数です。
  Office 2019 以降に導入され、データの列記などに利用できます。

  「TEXTJOIN関数」の書式(構文)は

   TEXTJOIN (区切り記号, ignore_empty, 文字列1, [文字列2],...)

  となり、引数の「文字列1」「文字列2」は「結合するテキスト項目」
  であり、空白または文字列、または文字列が入力されたセル、および
  範囲指定した複数セルによるテキストとなります。


  「区切り記号(delimiter)」は「間に挟む文字列」で、空白または
  二重引用符("")で囲まれた文字列、または文字列が入力されたセル
  を参照します。

  そして「ignore_empty」は「TRUE」の場合、連結する文字列に空白の
  セルは無視され、その間を挟む「区切り記号」も非表示となります。
  空白あるいは「1」にしても「TRUE」と理解されます。

  ◆ TEXTJOIN 関数 - Microsoft サポート
   https://go.724685.com/3QMprFs

  ちなみに連結した文字列が 32767 文字 (セルの制限) を超える場合、
  「TEXTJOIN関数」による結果はセルに「#VALUE」というエラー表示を
  返すことになります。


 ・「TEXTJOIN関数」の具体的な使い方は、たとえば
  
  =TEXTJOIN(" ",TRUE,"足立","一郎")

  とセルに入力すると、入力セルに「足立 一郎」と表示され、「" "」
  と指定した半角スペースが「区切り記号」として間に挟まれています。

  "足立" と "一郎" が、以下のように各セルに入力されている場合、

  A1="足立"、B1="一郎"

  これを「A2」で連結して「足立 一郎」と表示するには

  =TEXTJOIN(" ",TRUE,A1,B1)

  あるいは

  =TEXTJOIN(" ",TRUE,A1:B1)

  と入力します。

  さらに複数の「区切り記号」を使うこともできます。

  A1="足立"、B1="一郎"
  A2="石田"、B2="二郎"
  A3="宇川"、B3="三郎"
  A4=" "、B4="、"

  これで

  =TEXTJOIN(A4:B4,TRUE,A1:B3)

  と入力すると「足立 一郎、石田 二郎、宇川 三郎」と表示できます。


 ・連結する文字列を増やして、たとえば

  A1="東京"、B1="名古屋"、C1="大阪"、D1="福岡"

  を「、」を挟んで「A2」で連結したいときは

  =TEXTJOIN("、",TRUE,A1,B1,C1,D1)

  あるいは

  =TEXTJOIN("、",TRUE,A1:D1)

  と入力することで「東京、名古屋、大阪、福岡」と表示されます。

  ここで「D1」に空白のセルがある場合、

  A1="東京"、B1="名古屋"、C1="大阪"、D1=""、E1="福岡"

  =TEXTJOIN("、",TRUE,A1:E1) は「東京、名古屋、大阪、福岡」

  =TEXTJOIN("、",FALSE,A1:E1) は「東京、名古屋、大阪、、福岡」

  となります。


============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]

 「TEXTJOIN関数」の解説なら「姓」と「名」の間に「半角スペース」を
 挟んだ「名前」の具体例が分かりやすいだろうと思って書き始めました。
 
 すると「姓」と「名」の間に「半角スペース」を挟んだ「名前」を複数、
 「読点(、)」を挟んで列記、というのもできそうなので追記しました。

 さらに「空白セル」を無視する場合の具体例も必要かな、といった具合
 にだんだん膨らんで、長い解説文になってしまいました。

 それでも「TEXTJOIN関数」でできることの理解が深まってよかったです。

                           (編集長・林)

 ※ 次回の配信は 2024年5月23日(木曜日)の予定です。

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