■◇◇■ 週刊なにしろパソコン ■◇◇■ 毎週水曜日発行 ■◇◇◇■
パソコン・インターネットを 発行日:2024/05/15(配信は翌日)
楽しむキッカケを提供します! 発行者:なにしろパソコン編集長
https://www.724685.com/maga/ 連絡先:faq@724685.com
■◇◇◇■ 1,122号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数: 3,374名 ■◇◇◇■
≪今週の目次≫
(1) 今週のひとこと 「CONCAT関数」と「TEXTJOIN関数」との使い分け
(2) 今週のQ&A キーとボタン操作でタブを複製できる拡張機能
(3) 今週の用語解説 Excel の「TEXTJOIN関数」とは
(4) 編集後記 「TEXTJOIN関数」の具体例を考えるのが面白い
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■◇◇◇■ 1,122号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数: 3,374名 ■◇◇◇■
≪今週の目次≫
(1) 今週のひとこと 「CONCAT関数」と「TEXTJOIN関数」との使い分け
(2) 今週のQ&A キーとボタン操作でタブを複製できる拡張機能
(3) 今週の用語解説 Excel の「TEXTJOIN関数」とは
(4) 編集後記 「TEXTJOIN関数」の具体例を考えるのが面白い
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→ https://www.mag2.com/m/0000081405.html
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・ パソコントラブルQ&A https://www.724685.com/weekly/
・ パソコン用語解説 https://www.724685.com/word/
・ お問い合わせフォーム https://www.724685.com/ask/
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(1) 今週のひとこと 「CONCAT関数」と「TEXTJOIN関数」との使い分け
----------------------------------
☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/
以前、エクセルで文字列を連結できる「CONCAT(コンカット)関数」を
Office 2019 以降に導入された新しい関数として紹介しました。
◆ エクセル(Excel)の「CONCAT(コンカット)関数」とは
https://www.724685.com/word/wd240306.htm
このとき連結したテキストの中に「半角スペース」をひとつだけ挟む例
で解説しました。
でも、もし連結するすべての文字列の間に「半角スペース」を挟みたい
ときには面倒だと感じたので調べてみると「区切り記号」を指定できる
「TEXTJOIN(テキストジョイン)関数」があることを知ったのです。
そこで早速、今週の用語解説で紹介してみました。面白い関数です。
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(2) 今週のQ&A キーとボタン操作でタブを複製できる拡張機能
----------------------------------
☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/
Q:Chrome でタブを簡単に複製する方法はありますか?
A:拡張機能「Tab Duplicator」でショートカットキーが設定できます。
◆◇◆
「タブを複製」する方法ついては解説済みです。
◆ Webブラウザーで「タブを複製」する方法とショートカットキー
https://www.724685.com/weekly/qa210630.htm
最も一般的なのは
・複製するタブを右クリック、メニューから「タブを複製」を選択
方法ですが、次のような連続したキー操作でも「タブを複製」できます。
1.Alt + D アドレスバーを選択
2.Alt + Enter 選択したアドレスバーのアドレスでタブを複製
ポイントは「1」で「Alt + D」を押したまま離さずに、続けて「Enter」
を押してもいいため、実質的にひとつのショートカットキー
Alt + D + Enter
として覚えてもいいでしょう。でも、実際には少し覚えにくい組合せです。
そこで今回、試してみたのが拡張機能「Tab Duplicator」です。
◆ Tab Duplicator|拡張機能|Chromeウェブストア
https://go.724685.com/44Jq3Sa
「Chromeに追加」すると初期設定のままだと「タブを複製」に
Alt + Shift + D
が適用されますが「拡張機能」の「キーボードショートカットキー」
で使いやすいキーの組合せに変更できます。ちなみに私は
Ctrl + Shift + ↑
と設定しました。
また「Tab Duplicator」拡張機能を「固定(ピン留め)」してツールバー
にアイコン表示させると、クリックするだけで「タブを複製」できます。
◆◇◆
先日、Chrome でタブの切替や閉じるキー操作を簡単にしてみました。
◆ Chrome でタブの切替や閉じるキー操作を簡単に
https://www.724685.com/weekly/qa240508.htm
・次(右)のタブに切り替える Ctrl + → (右矢印)
・前(左)のタブに切り替える Ctrl + ← (左矢印)
・タブを閉じる Ctrl + ↓ (下矢印)
・閉じたタブを開く Ctrl + ↑ (下矢印)
さらに調子に乗って
・タブを右に移動 Ctrl + Shift + → (右矢印)
・タブを左に移動 Ctrl + Shift + ← (左矢印)
・他のタブをすべて閉じる Ctrl + Shift + ↓ (下矢印)
と設定。さらに「Ctrl + Shift + ↑」を「新しいタブを開く」に設定
してみましたが「タブを複製」のほうが便利だと判断しました。
そこで今回「Tab Duplicator」で「Ctrl + Shift + ↑ (上矢印)」を
「タブを複製」に割り当てたわけです。とても便利になりました。
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(3) 今週の用語解説 Excel の「TEXTJOIN関数」とは
----------------------------------
☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/
・「TEXTJOIN関数」とは、指定した「区切り記号」を間に挟み、文字列、
個別のセル、範囲指定した複数セルのテキストを連結できる関数です。
Office 2019 以降に導入され、データの列記などに利用できます。
「TEXTJOIN関数」の書式(構文)は
TEXTJOIN (区切り記号, ignore_empty, 文字列1, [文字列2],...)
となり、引数の「文字列1」「文字列2」は「結合するテキスト項目」
であり、空白または文字列、または文字列が入力されたセル、および
範囲指定した複数セルによるテキストとなります。
「区切り記号(delimiter)」は「間に挟む文字列」で、空白または
二重引用符("")で囲まれた文字列、または文字列が入力されたセル
を参照します。
そして「ignore_empty」は「TRUE」の場合、連結する文字列に空白の
セルは無視され、その間を挟む「区切り記号」も非表示となります。
空白あるいは「1」にしても「TRUE」と理解されます。
◆ TEXTJOIN 関数 - Microsoft サポート
https://go.724685.com/3QMprFs
ちなみに連結した文字列が 32767 文字 (セルの制限) を超える場合、
「TEXTJOIN関数」による結果はセルに「#VALUE」というエラー表示を
返すことになります。
・「TEXTJOIN関数」の具体的な使い方は、たとえば
=TEXTJOIN(" ",TRUE,"足立","一郎")
とセルに入力すると、入力セルに「足立 一郎」と表示され、「" "」
と指定した半角スペースが「区切り記号」として間に挟まれています。
"足立" と "一郎" が、以下のように各セルに入力されている場合、
A1="足立"、B1="一郎"
これを「A2」で連結して「足立 一郎」と表示するには
=TEXTJOIN(" ",TRUE,A1,B1)
あるいは
=TEXTJOIN(" ",TRUE,A1:B1)
と入力します。
さらに複数の「区切り記号」を使うこともできます。
A1="足立"、B1="一郎"
A2="石田"、B2="二郎"
A3="宇川"、B3="三郎"
A4=" "、B4="、"
これで
=TEXTJOIN(A4:B4,TRUE,A1:B3)
と入力すると「足立 一郎、石田 二郎、宇川 三郎」と表示できます。
・連結する文字列を増やして、たとえば
A1="東京"、B1="名古屋"、C1="大阪"、D1="福岡"
を「、」を挟んで「A2」で連結したいときは
=TEXTJOIN("、",TRUE,A1,B1,C1,D1)
あるいは
=TEXTJOIN("、",TRUE,A1:D1)
と入力することで「東京、名古屋、大阪、福岡」と表示されます。
ここで「D1」に空白のセルがある場合、
A1="東京"、B1="名古屋"、C1="大阪"、D1=""、E1="福岡"
=TEXTJOIN("、",TRUE,A1:E1) は「東京、名古屋、大阪、福岡」
=TEXTJOIN("、",FALSE,A1:E1) は「東京、名古屋、大阪、、福岡」
となります。
============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]
「TEXTJOIN関数」の解説なら「姓」と「名」の間に「半角スペース」を
挟んだ「名前」の具体例が分かりやすいだろうと思って書き始めました。
すると「姓」と「名」の間に「半角スペース」を挟んだ「名前」を複数、
「読点(、)」を挟んで列記、というのもできそうなので追記しました。
さらに「空白セル」を無視する場合の具体例も必要かな、といった具合
にだんだん膨らんで、長い解説文になってしまいました。
それでも「TEXTJOIN関数」でできることの理解が深まってよかったです。
(編集長・林)
※ 次回の配信は 2024年5月23日(木曜日)の予定です。
連結連結連結連結連結連結連結連結連結連結連結連結連結連結連結連結連
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(1) 今週のひとこと 「CONCAT関数」と「TEXTJOIN関数」との使い分け
----------------------------------
☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/
以前、エクセルで文字列を連結できる「CONCAT(コンカット)関数」を
Office 2019 以降に導入された新しい関数として紹介しました。
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https://www.724685.com/word/wd240306.htm
このとき連結したテキストの中に「半角スペース」をひとつだけ挟む例
で解説しました。
でも、もし連結するすべての文字列の間に「半角スペース」を挟みたい
ときには面倒だと感じたので調べてみると「区切り記号」を指定できる
「TEXTJOIN(テキストジョイン)関数」があることを知ったのです。
そこで早速、今週の用語解説で紹介してみました。面白い関数です。
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(2) 今週のQ&A キーとボタン操作でタブを複製できる拡張機能
----------------------------------
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Q:Chrome でタブを簡単に複製する方法はありますか?
A:拡張機能「Tab Duplicator」でショートカットキーが設定できます。
◆◇◆
「タブを複製」する方法ついては解説済みです。
◆ Webブラウザーで「タブを複製」する方法とショートカットキー
https://www.724685.com/weekly/qa210630.htm
最も一般的なのは
・複製するタブを右クリック、メニューから「タブを複製」を選択
方法ですが、次のような連続したキー操作でも「タブを複製」できます。
1.Alt + D アドレスバーを選択
2.Alt + Enter 選択したアドレスバーのアドレスでタブを複製
ポイントは「1」で「Alt + D」を押したまま離さずに、続けて「Enter」
を押してもいいため、実質的にひとつのショートカットキー
Alt + D + Enter
として覚えてもいいでしょう。でも、実際には少し覚えにくい組合せです。
そこで今回、試してみたのが拡張機能「Tab Duplicator」です。
◆ Tab Duplicator|拡張機能|Chromeウェブストア
https://go.724685.com/44Jq3Sa
「Chromeに追加」すると初期設定のままだと「タブを複製」に
Alt + Shift + D
が適用されますが「拡張機能」の「キーボードショートカットキー」
で使いやすいキーの組合せに変更できます。ちなみに私は
Ctrl + Shift + ↑
と設定しました。
また「Tab Duplicator」拡張機能を「固定(ピン留め)」してツールバー
にアイコン表示させると、クリックするだけで「タブを複製」できます。
◆◇◆
先日、Chrome でタブの切替や閉じるキー操作を簡単にしてみました。
◆ Chrome でタブの切替や閉じるキー操作を簡単に
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・次(右)のタブに切り替える Ctrl + → (右矢印)
・前(左)のタブに切り替える Ctrl + ← (左矢印)
・タブを閉じる Ctrl + ↓ (下矢印)
・閉じたタブを開く Ctrl + ↑ (下矢印)
さらに調子に乗って
・タブを右に移動 Ctrl + Shift + → (右矢印)
・タブを左に移動 Ctrl + Shift + ← (左矢印)
・他のタブをすべて閉じる Ctrl + Shift + ↓ (下矢印)
と設定。さらに「Ctrl + Shift + ↑」を「新しいタブを開く」に設定
してみましたが「タブを複製」のほうが便利だと判断しました。
そこで今回「Tab Duplicator」で「Ctrl + Shift + ↑ (上矢印)」を
「タブを複製」に割り当てたわけです。とても便利になりました。
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(3) 今週の用語解説 Excel の「TEXTJOIN関数」とは
----------------------------------
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・「TEXTJOIN関数」とは、指定した「区切り記号」を間に挟み、文字列、
個別のセル、範囲指定した複数セルのテキストを連結できる関数です。
Office 2019 以降に導入され、データの列記などに利用できます。
「TEXTJOIN関数」の書式(構文)は
TEXTJOIN (区切り記号, ignore_empty, 文字列1, [文字列2],...)
となり、引数の「文字列1」「文字列2」は「結合するテキスト項目」
であり、空白または文字列、または文字列が入力されたセル、および
範囲指定した複数セルによるテキストとなります。
「区切り記号(delimiter)」は「間に挟む文字列」で、空白または
二重引用符("")で囲まれた文字列、または文字列が入力されたセル
を参照します。
そして「ignore_empty」は「TRUE」の場合、連結する文字列に空白の
セルは無視され、その間を挟む「区切り記号」も非表示となります。
空白あるいは「1」にしても「TRUE」と理解されます。
◆ TEXTJOIN 関数 - Microsoft サポート
https://go.724685.com/3QMprFs
ちなみに連結した文字列が 32767 文字 (セルの制限) を超える場合、
「TEXTJOIN関数」による結果はセルに「#VALUE」というエラー表示を
返すことになります。
・「TEXTJOIN関数」の具体的な使い方は、たとえば
=TEXTJOIN(" ",TRUE,"足立","一郎")
とセルに入力すると、入力セルに「足立 一郎」と表示され、「" "」
と指定した半角スペースが「区切り記号」として間に挟まれています。
"足立" と "一郎" が、以下のように各セルに入力されている場合、
A1="足立"、B1="一郎"
これを「A2」で連結して「足立 一郎」と表示するには
=TEXTJOIN(" ",TRUE,A1,B1)
あるいは
=TEXTJOIN(" ",TRUE,A1:B1)
と入力します。
さらに複数の「区切り記号」を使うこともできます。
A1="足立"、B1="一郎"
A2="石田"、B2="二郎"
A3="宇川"、B3="三郎"
A4=" "、B4="、"
これで
=TEXTJOIN(A4:B4,TRUE,A1:B3)
と入力すると「足立 一郎、石田 二郎、宇川 三郎」と表示できます。
・連結する文字列を増やして、たとえば
A1="東京"、B1="名古屋"、C1="大阪"、D1="福岡"
を「、」を挟んで「A2」で連結したいときは
=TEXTJOIN("、",TRUE,A1,B1,C1,D1)
あるいは
=TEXTJOIN("、",TRUE,A1:D1)
と入力することで「東京、名古屋、大阪、福岡」と表示されます。
ここで「D1」に空白のセルがある場合、
A1="東京"、B1="名古屋"、C1="大阪"、D1=""、E1="福岡"
=TEXTJOIN("、",TRUE,A1:E1) は「東京、名古屋、大阪、福岡」
=TEXTJOIN("、",FALSE,A1:E1) は「東京、名古屋、大阪、、福岡」
となります。
============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]
「TEXTJOIN関数」の解説なら「姓」と「名」の間に「半角スペース」を
挟んだ「名前」の具体例が分かりやすいだろうと思って書き始めました。
すると「姓」と「名」の間に「半角スペース」を挟んだ「名前」を複数、
「読点(、)」を挟んで列記、というのもできそうなので追記しました。
さらに「空白セル」を無視する場合の具体例も必要かな、といった具合
にだんだん膨らんで、長い解説文になってしまいました。
それでも「TEXTJOIN関数」でできることの理解が深まってよかったです。
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