■◇◇■ 週刊なにしろパソコン ■◇◇■ 毎週水曜日発行 ■◇◇◇■
パソコン・インターネットを 発行日：2024/2/21（配信は翌日）
楽しむキッカケを提供します！ 発行者：なにしろパソコン編集長
https://www.724685.com/maga/ 連絡先：faq@724685.com
■◇◇◇■ 1,110号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数： 3,527名 ■◇◇◇■
≪今週の目次≫
(1) 今週のひとこと Excel に PDF 内の表を単純にコピペはできない
(2) 今週のＱ＆Ａ PDFファイル内の表を Excel に読み込んで再利用
(3) 今週の用語解説 Excel の「テーブル」とは／「表」との違いは
(4) 編集後記 ほかにも Excel に PDF の表を取り込む方法あり
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≪今週の目次≫
(1) 今週のひとこと Excel に PDF 内の表を単純にコピペはできない
(2) 今週のＱ＆Ａ PDFファイル内の表を Excel に読み込んで再利用
(3) 今週の用語解説 Excel の「テーブル」とは／「表」との違いは
(4) 編集後記 ほかにも Excel に PDF の表を取り込む方法あり
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・ パソコントラブルＱ＆Ａ https://www.724685.com/weekly/
・ パソコン用語解説 https://www.724685.com/word/
・ お問い合わせフォーム https://www.724685.com/ask/
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(1) 今週のひとこと Excel に PDF 内の表を単純にコピペはできない
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/
PDFファイルで公開されていたコーヒー豆の生産量データの表を Excel
に取り込み、並び替えや集計をした結果でランキングを作成しました。
◆「FAOSTAT」のコーヒー豆 生産量データを抽出(2024/1/31)して
2022年ランキング集計とマップに情報追加 | コーヒー好き.com
https://coffeezuki.com/faostat/
最初は PDFファイルを開いて、必要な表の部分をコピーして Excel に
貼り付けてみたのですが、うまくできませんでした。
そこで様々な方法を試したのですが、最終的には Excel の「データの
取得と変換」機能を使い「PDFから」表を取り出す方法を採用しました。
私の場合、取り込んだ表から必要な部分だけを別シートにコピペして
問題なく再利用できたのですが、今回、記事として紹介をしてみると
自動で「テーブル」設定になっており、使いづらい面もありました。
そのため「テーブル」機能の解説と、その解除方法についても紹介する
ことにしました。「テーブル」機能そのものはメリットも多いです。
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(2) 今週のＱ＆Ａ PDFファイル内の表を Excel に読み込んで再利用
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
☆「パソコントラブルＱ＆Ａ」 https://www.724685.com/weekly/
Ｑ：PDFファイル内にある特定の表を Excel に読み込めますか？
Ａ：Excel だけでも「データの取得と変換」機能を使えば可能です。
◆◇◆
入手した PDFファイル内の表をそのまま Excel に取り込んで表として
再利用（集計、並び変え、加工などを）したい場合があります。
もちろん内容のコピーを許可しない文書設定がされている PDFファイル
はデータのコピーも表の取り込みもできません。それでも PDFファイル
の多くはコピーも許可されているので試す価値はあるでしょう。
特定の表だけを Excel に取り込みたいとき、Excel 単体でできる方法
として以下の手順を紹介します。
１．Excel で取り込むシートを開いた状態で「データ」タブを選択、
切り替わったリボンの「データの取得と変換」グループ左端の
「データの取得」を選択
２．現れた「データの取得」メニューから「ファイルから」を選択、
さらに現れたメニューから「PDFから」を選択
３．開いた「データの取り込み」画面で取り込みたい PDFファイル
を選択して「インポート」ボタンを押す
４．「ナビゲーター」画面が開き、左に PDFファイルから表として
抽出できるデータを、全ページとページ別に並べて表示され、
その中から選択すると右側に表の内容をプレビュー可能
５．プレビューで取り込みたい表を確認して、画面下の「読み込み」
ボタンを押すことでシートに表の取り込みを開始
これで PDFファイル内の表を Excel に取り込むことができました。
ただし、このままだと取り込んだ表が「テーブル」設定されているため、
表内にあるセルのデータが数値ではなく文字列として取り込まれる場合
があり、再利用するときに使いづらいことがあります。
そんな場合は、取り込んだテーブルはオリジナルとしてそのままにして、
必要な部分だけドラッグ操作で選択してコピー、それを新しいシートに
貼り付けることで「テーブル」設定のない状態にできます。
「テーブル」設定がなくなれば、文字列として取り込まれていたセルの
左上には小さな三角が表示され、選択すると黄色い三角アラートが表示
されるのでクリックすると
『数値が文字列として保存されています』
が選択されたメニューが現れるので、同じメニューで『数値に変換する』
を選択することで文字列が編集できる数値に変換されます。
個別に変換するのは面倒なので、黄色い三角アラートが表示される左上
のセルを選択したままドラッグして、変換したいセルがすべて選択状態
になったら三角アラートのメニューで『数値に変換する』を選択します。
これで自由に扱える表となります。
◆◇◆
もちろん、取り込んだ表の「テーブル」設定をその場で解除も可能です。
取り込んだ表内にあるセルを選択時に現れる「テーブルデザイン」タブ
を選択して、切り替わったリボンの「ツール」で「範囲に変換」を選択
すると以下のようなアラート画面が開きます。
『この操作を行うと、シートからクエリ定義が削除され、テーブルが
標準の範囲に変換されます。続行しますか？』
ここで「OK」ボタンをクリックすると「テーブル」設定は解除されます。
これで文字列として取り込まれていたセルには左上に小さな三角が表示
され、選択すると黄色い三角アラートが表示され、選択すると
『数値が文字列として保存されています』
が選択されたメニューが現れるので、あとは先ほどと同じ手順で文字列
を数値に変換することができます。
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(3) 今週の用語解説 Excel の「テーブル」とは／「表」との違いは
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/
・Excel の「テーブル」とは、作成した「表」を見栄えのするデザイン
にしたり、見出し行に「フィルターボタン」を追加したり、集計行を
追加したり、見やすく使いやすくできる様々な設定を加える機能です。
「テーブル」は「挿入」タブで切り替わったリボンから「テーブル」
グループの「テーブル」ボタンをクリック、現れた「テーブルの作成」
画面で変換する「表」のデータ範囲を指定することで設定できます。
・「表」の先頭行が「見出し行」の場合は「テーブルの作成」画面の中
にあるチェックボックス『先頭行をテーブルの見出しとして使用する』
にチェックを入れてから「OK」ボタンを押します。
これで先頭行が濃い背景色となり、2行目が淡い背景色、3行目が白色、
4行目が2行目と同じ背景色、5行目が白色... と交互に背景色が違う
「縞模様」デザインが適用され、とても見やすくなっています。
見出し行に「フィルターボタン」があれば簡単に並べ替えもできます。
並び替えても「縞模様」デザインは維持されます。同様に行の追加や
削除をおこなっても、自動的に「縞模様」デザインは保持されます。
・「テーブル」設定の範囲内でセルを選択すると「テーブルデザイン」
タブが現れ、選択するとリボンに切り替わり、各種設定ができます。
・プロパティ：テーブル名の変更、選択範囲のサイズ変更
・ツール：重複の削除、テーブル機能の解除、スライサーの挿入
・外部のテーブルデータ：外部のデータを取り込む設定
・テーブルスタイルのオプション：縞模様の適用、フィルター設定
・テーブルスタイル：縞模様の配色変更、スタイルのクリア
スタイルのクリアは「テーブルスタイル」右下のボタンをクリック、
現れたスタイル一覧の下にある「クリア」ボタンを押すだけです。
・「テーブル」設定を解除するには「ツール」の「範囲に変換」ボタン
を選択すると以下のようなアラート画面が開きます。
『この操作を行うと、シートからクエリ定義が削除され、テーブル
が標準の範囲に変換されます。続行しますか？』
ここで「OK」ボタンをクリックすると設定は解除されます。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ◇ 編集後記 ◇ ＝＝＝＝＝＝＝[Top に戻る]
今回は Excel の「データの取得と変換」機能を使って「PDFから」表を
取り出す方法を紹介しましたが、ほかにも以下のような方法があります。
・Word で PDFファイルを開き、必要な表部分だけをコピーして、
Excel に貼り付ける
・PDFファイルを Excel に変換するサイトやサービスを利用する
たとえば以下のサイトでも変換できることを確認しました。
◆ PDFをEXCELに瞬時に変換
https://www.ilovepdf.com/ja/pdf_to_excel
サイトにログインしなくても使えるのはありがたいです。
なので、無理に Excel の「データの取得と変換」機能を使わなくても
いいのですが、それでも Excel だけで変換できるのは大きなメリット
なので紹介することにしました。参考になれば幸いです。
（編集長・林）
※ 次回の配信は 2024年2月29日（木曜日）の予定です。
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(1) 今週のひとこと Excel に PDF 内の表を単純にコピペはできない
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/
PDFファイルで公開されていたコーヒー豆の生産量データの表を Excel
に取り込み、並び替えや集計をした結果でランキングを作成しました。
◆「FAOSTAT」のコーヒー豆 生産量データを抽出(2024/1/31)して
2022年ランキング集計とマップに情報追加 | コーヒー好き.com
https://coffeezuki.com/faostat/
最初は PDFファイルを開いて、必要な表の部分をコピーして Excel に
貼り付けてみたのですが、うまくできませんでした。
そこで様々な方法を試したのですが、最終的には Excel の「データの
取得と変換」機能を使い「PDFから」表を取り出す方法を採用しました。
私の場合、取り込んだ表から必要な部分だけを別シートにコピペして
問題なく再利用できたのですが、今回、記事として紹介をしてみると
自動で「テーブル」設定になっており、使いづらい面もありました。
そのため「テーブル」機能の解説と、その解除方法についても紹介する
ことにしました。「テーブル」機能そのものはメリットも多いです。
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(2) 今週のＱ＆Ａ PDFファイル内の表を Excel に読み込んで再利用
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☆「パソコントラブルＱ＆Ａ」 https://www.724685.com/weekly/
Ｑ：PDFファイル内にある特定の表を Excel に読み込めますか？
Ａ：Excel だけでも「データの取得と変換」機能を使えば可能です。
◆◇◆
入手した PDFファイル内の表をそのまま Excel に取り込んで表として
再利用（集計、並び変え、加工などを）したい場合があります。
もちろん内容のコピーを許可しない文書設定がされている PDFファイル
はデータのコピーも表の取り込みもできません。それでも PDFファイル
の多くはコピーも許可されているので試す価値はあるでしょう。
特定の表だけを Excel に取り込みたいとき、Excel 単体でできる方法
として以下の手順を紹介します。
１．Excel で取り込むシートを開いた状態で「データ」タブを選択、
切り替わったリボンの「データの取得と変換」グループ左端の
「データの取得」を選択
２．現れた「データの取得」メニューから「ファイルから」を選択、
さらに現れたメニューから「PDFから」を選択
３．開いた「データの取り込み」画面で取り込みたい PDFファイル
を選択して「インポート」ボタンを押す
４．「ナビゲーター」画面が開き、左に PDFファイルから表として
抽出できるデータを、全ページとページ別に並べて表示され、
その中から選択すると右側に表の内容をプレビュー可能
５．プレビューで取り込みたい表を確認して、画面下の「読み込み」
ボタンを押すことでシートに表の取り込みを開始
これで PDFファイル内の表を Excel に取り込むことができました。
ただし、このままだと取り込んだ表が「テーブル」設定されているため、
表内にあるセルのデータが数値ではなく文字列として取り込まれる場合
があり、再利用するときに使いづらいことがあります。
そんな場合は、取り込んだテーブルはオリジナルとしてそのままにして、
必要な部分だけドラッグ操作で選択してコピー、それを新しいシートに
貼り付けることで「テーブル」設定のない状態にできます。
「テーブル」設定がなくなれば、文字列として取り込まれていたセルの
左上には小さな三角が表示され、選択すると黄色い三角アラートが表示
されるのでクリックすると
『数値が文字列として保存されています』
が選択されたメニューが現れるので、同じメニューで『数値に変換する』
を選択することで文字列が編集できる数値に変換されます。
個別に変換するのは面倒なので、黄色い三角アラートが表示される左上
のセルを選択したままドラッグして、変換したいセルがすべて選択状態
になったら三角アラートのメニューで『数値に変換する』を選択します。
これで自由に扱える表となります。
◆◇◆
もちろん、取り込んだ表の「テーブル」設定をその場で解除も可能です。
取り込んだ表内にあるセルを選択時に現れる「テーブルデザイン」タブ
を選択して、切り替わったリボンの「ツール」で「範囲に変換」を選択
すると以下のようなアラート画面が開きます。
『この操作を行うと、シートからクエリ定義が削除され、テーブルが
標準の範囲に変換されます。続行しますか？』
ここで「OK」ボタンをクリックすると「テーブル」設定は解除されます。
これで文字列として取り込まれていたセルには左上に小さな三角が表示
され、選択すると黄色い三角アラートが表示され、選択すると
『数値が文字列として保存されています』
が選択されたメニューが現れるので、あとは先ほどと同じ手順で文字列
を数値に変換することができます。
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(3) 今週の用語解説 Excel の「テーブル」とは／「表」との違いは
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☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/
・Excel の「テーブル」とは、作成した「表」を見栄えのするデザイン
にしたり、見出し行に「フィルターボタン」を追加したり、集計行を
追加したり、見やすく使いやすくできる様々な設定を加える機能です。
「テーブル」は「挿入」タブで切り替わったリボンから「テーブル」
グループの「テーブル」ボタンをクリック、現れた「テーブルの作成」
画面で変換する「表」のデータ範囲を指定することで設定できます。
・「表」の先頭行が「見出し行」の場合は「テーブルの作成」画面の中
にあるチェックボックス『先頭行をテーブルの見出しとして使用する』
にチェックを入れてから「OK」ボタンを押します。
これで先頭行が濃い背景色となり、2行目が淡い背景色、3行目が白色、
4行目が2行目と同じ背景色、5行目が白色... と交互に背景色が違う
「縞模様」デザインが適用され、とても見やすくなっています。
見出し行に「フィルターボタン」があれば簡単に並べ替えもできます。
並び替えても「縞模様」デザインは維持されます。同様に行の追加や
削除をおこなっても、自動的に「縞模様」デザインは保持されます。
・「テーブル」設定の範囲内でセルを選択すると「テーブルデザイン」
タブが現れ、選択するとリボンに切り替わり、各種設定ができます。
・プロパティ：テーブル名の変更、選択範囲のサイズ変更
・ツール：重複の削除、テーブル機能の解除、スライサーの挿入
・外部のテーブルデータ：外部のデータを取り込む設定
・テーブルスタイルのオプション：縞模様の適用、フィルター設定
・テーブルスタイル：縞模様の配色変更、スタイルのクリア
スタイルのクリアは「テーブルスタイル」右下のボタンをクリック、
現れたスタイル一覧の下にある「クリア」ボタンを押すだけです。
・「テーブル」設定を解除するには「ツール」の「範囲に変換」ボタン
を選択すると以下のようなアラート画面が開きます。
『この操作を行うと、シートからクエリ定義が削除され、テーブル
が標準の範囲に変換されます。続行しますか？』
ここで「OK」ボタンをクリックすると設定は解除されます。
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今回は Excel の「データの取得と変換」機能を使って「PDFから」表を
取り出す方法を紹介しましたが、ほかにも以下のような方法があります。
・Word で PDFファイルを開き、必要な表部分だけをコピーして、
Excel に貼り付ける
・PDFファイルを Excel に変換するサイトやサービスを利用する
たとえば以下のサイトでも変換できることを確認しました。
◆ PDFをEXCELに瞬時に変換
https://www.ilovepdf.com/ja/pdf_to_excel
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