■◇◇■ 週刊なにしろパソコン ■◇◇■ 毎週水曜日発行 ■◇◇◇■
パソコン・インターネットを 発行日:2023/06/21(配信は翌日)
楽しむキッカケを提供します! 発行者:なにしろパソコン編集長
https://www.724685.com/maga/ 連絡先:faq@724685.com
■◇◇◇■ 1,076号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数: 3,901名 ■◇◇◇■
≪今週の目次≫
(1) 今週のひとこと 今週も「キーボードショートカット」について
(2) 今週のQ&A エクセルの「キーボードショートカット」まとめ
(3) 今週の用語解説 「ショートカットの作成」とは、作成手順とは
(4) 編集後記 「ショートカット」がパソコン上達の近道
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≪今週の目次≫
(1) 今週のひとこと 今週も「キーボードショートカット」について
(2) 今週のQ&A エクセルの「キーボードショートカット」まとめ
(3) 今週の用語解説 「ショートカットの作成」とは、作成手順とは
(4) 編集後記 「ショートカット」がパソコン上達の近道
☆ 配信中止ご希望の方は以下の「まぐまぐ!」の公式ページで「登録
する」の下にある「メールマガジンを解除」から解除できます。
→ https://www.mag2.com/m/0000081405.html
・ すべてのバックナンバー https://www.724685.com/maga/
・ パソコントラブルQ&A https://www.724685.com/weekly/
・ パソコン用語解説 https://www.724685.com/word/
・ お問い合わせフォーム https://www.724685.com/ask/
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(1) 今週のひとこと 今週も「キーボードショートカット」について
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/
先週も紹介した「Chrome & Edge キーボードショートカット一覧表」に
少しずつ情報を追加した結果、さらにいい感じにまとまってきました。
◆ Chrome と Edge のキーボードショートカット比較と一覧表
https://www.724685.com/weekly/qa230607.htm#table
そこでこれを古い記事からもアクセスできるようにしました。たとえば
5年前の 2018年に書いた記事の「Microsoft Edge」でさえ「EdgeHTML」
というブラウザーエンジンを採用していた古いバージョンだからです。
◆ Microsoft Edge の「キーボード ショートカット」とは
- パソコン用語解説(2028/11/14)
https://www.724685.com/word/wd181114.htm
2020年に Edge のブラウザーエンジンは「Chromium(クロミウム)」に
切り替わったことで、あちこち変更されたのです。
◆ 「Microsoft Edge」が採用の「Chromium(クロミウム)」とは
- パソコン用語解説(2019/4/9)
https://www.724685.com/word/wd190710.htm
古い記事を古い日付のまま更新するより、最新情報による記事を新たに
書いて、そこにリンクを張るほうが新旧の比較もできていいでしょう。
ということで今週は『エクセルのキーボードショートカット』について
最新の情報でリライトしました。参考になれば幸いです。
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(2) 今週のQ&A エクセルの「キーボードショートカット」まとめ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/
Q:エクセルを使用中にキー操作で作業を楽にできる方法があったら
教えてください。
A:キーボードショートカットを 4つに分類してまとめて紹介します。
◆◇◆
Microsoft Excel のキーボードショートカット(ショートカットキー)
をまとめた記事を書いたのは 16年も前の 2007年のことです。
◆ エクセル(Excel)のショートカットキーまとめと一覧
- パソコントラブルQ&A(2007/5/16)
https://www.724685.com/weekly/qa070516.htm
いまでもエクセルの基本的な「ショートカットキー」の多くは同じですが
新たに「リボン」に関するものも追加してまとめることにしました。
まずは Microsoft サポート公式の一覧表はこちらにあります。
◆ Excel のキーボード ショートカット - Microsoft サポート
https://go.724685.com/46fdM8m
正直、数が多いので、どれを覚えたらいいのか迷いそうです。
そこで今回は大きく4つ「リボン」「移動」「入力」「その他」に分類
することで、できるだけ分かりやすくまとめたいと思います。
◎ 「リボン」の操作(マウスを使わなくてもリボン操作は可能)
■ Alt または F10
・「リボン」のタブに「キーヒント」が出現します。
◆ 「アクセスキー」「キーヒント(KeyTips)」とは
https://www.724685.com/word/wd220511.htm
・「キーヒント」のキーを入力することで「タブ」を選択できます。
・すると選択された「タブ」の「リボン」に新たに「キーヒント」
が現れるので、そのキー入力で該当「コマンド」を実行できます。
・Alt キーで「タブ」が選択された状態なら「左右の矢印キー」
で「タブ」の選択を移動させてリボンの切り替えができます。
・「タブ」が選択された状態で「下矢印キー」で「リボン」に
フォーカスが移動できます。
・その状態で「矢印キー」や「Tab」キーでコマンドを選択でき
「Enter」キーあるいは「Space」キーで実行できます。
「Alt」キーを押すと「キーヒント」で表示されるので覚える必要は
ありませんが、以下の組み合わせで各「タブ」は選択できます。
■ Alt + F 「ファイル」タブ選択 = 「Backstage」画面が開く
■ Alt + H 「ホーム」タブ選択
■ Alt + N 「挿入」タブ選択
■ Alt + P 「ページレイアウト」タブ選択
■ Alt + M 「数式」タブ選択
■ Alt + A 「データ」タブ選択
■ Alt + R 「校閲」タブ選択
■ Alt + W 「表示」タブ選択
■ Alt + Y 「ヘルプ」タブ選択
※「Alt + F」と「Alt + H」くらいは覚えておくといいかも。
■ Ctrl + F1 リボンを折りたたむ/展開する。
■ Ctrl + Shift + F1 リボンの非表示/表示
◆ 「リボンを折りたたむ」「リボンの非表示」とは
https://www.724685.com/word/wd230510.htm
※「リボンの非表示」は「全画面表示モード」と同じです。
◎ 「移動」の操作(大きな表や複数のファイルやシートを扱うときに便利)
■ Ctrl + Tab 複数の「ファイル」が開いているときに選択を移動
■ Ctrl + PageUp 前(左)の「シート」を表示
■ Ctrl + PageDown 次(右)の「シート」を表示
■ Ctrl + Home ワークシートの左上隅のセルに移動
Ctrl + End データの入力範囲の右下隅のセルに移動
※セルの結合など、細かく作りこまれた表の場合、うまく
いかない場合もありますが、単純な表では効果的です。
■ Ctrl + 4種類の矢印キー
・アクティブ状態のセルがある「表」の先頭行(↑)、
末尾行(↓)、左端列(←)、右端列(→)に移動
※データの連続が途切れるセルまで移動します。
◎ データの入力
■ Alt + Enter セル内で改行
→ セルの中に長い文字列を入れるときに、セル内で改行を
したいときは必ずあるはず。そんなときはこのキー操作!
■ Tab セルの入力を確定し、右横のセルを選択
→ 右のセルに順にデータ入力したいときに「Enter」では
なく「Tab」を使えば、確定後、右のセルに移動します。
■ Ctrl + D 選択範囲内で下方向のセルに上端セルの値をコピー
■ Ctrl + R 選択範囲内で右方向のセルに左端セルの値をコピー
→ 同じ数字を「次」のセルにも続けて入力したいことは
よくあります。そんなときはこのキー操作!
※「Down(下)」の「D」、「Right(右)」の「R」と
覚えておけば忘れないでしょう。
※「Tab」と「Ctrl + R」の右への『連続ワザ』もあり。
■ Ctrl + ; (セミコロン) 現在の日付を入力
■ Ctrl + : (コロン) 現在の時刻を入力
→ 「セミコロン」というのが覚えにくいのですが、当日の
日付を入力したいことは結構あるので覚えておくと便利。
◎ その他の便利なキー操作
■ Ctrl + 正記号(+) セル・行・列の挿入
■ Ctrl + 負記号(-) セル・行・列の削除
→ セルを選択した状態なら「セルの挿入」ダイアログが開き、
行や列を選択した状態なら、いきなり行や列を挿入、削除。
テンキーの「+」キーがあると使いやすいです。
■ Ctrl + Z これは一般的で定番の「元に戻す」
→ この操作が指に馴染んでいれば、ちょっとキー操作をミス
しても、すぐに元に戻せるから安心です。
■ Alt + 等号(=) 「オートSUM」関数を挿入
→ 行や列の合計を自動計算する「オートSUM関数」を多用する
人には便利。
◆ 「オートSUM(合計)」ボタンとショートカットキーとは
https://www.724685.com/word/wd230426.htm
※「=」入力は「Shift + 負記号(-)」という 2つのキーなので、
「Alt + Shift + -」となりますが、これでは覚えにくいです、
そこであえて「Alt + Shift + = 」と考えて
「オート(Alt)」「サム(Shift)」で「計算(=)」!
といった感じで覚えると忘れないと紹介しています。
■ Ctrl + A または Ctrl + アスタリスク(*) 表全体の選択
→ 表内の入力済みのセルを選択した状態で実行することが条件。
つまり「表がない」「表の外部」「空のセルを選択」の状態
で実行するとシート全体が選択されます。
◆ エクセル(Excel)で表全体を選択するショートカットキーとは
https://www.724685.com/word/wd200122.htm
※「Ctrl + A」で表全体を選択後、再度「Ctrl + A」を押すと
シート全体が選択されます。「Ctrl + * 」は何度押しても
表全体を選択したままです。
■ Ctrl + Alt + 等号(=) 拡大表示
■ Ctrl + Alt + 負記号(-) 縮小表示
テンキーの「+」キーが使えるなら
■ Ctrl + Alt + テンキーの正記号(+) 拡大表示
のほうが便利です。残念ながら「Shift + ; 」による正記号(+)を
使った「Ctrl + Alt + Shift + ; 」では拡大表示になりません。
◆◇◆
いつも最後に書いているのですが「キーボードショートカット」は全部
を覚える必要はまったくありません。自分が便利だと思うものがあれば
それだけ覚えて使い慣れたら楽ですよ、といったレベルで充分です。
「どのキーだっけ?」と悩んだり、その都度、調べたりするくらいなら、
使い慣れたマウス操作で実行したほうが絶対に早いはずです。
それでもエクセルは何回も同じ操作をする場面があり、さらにデータの
入力作業にはキーボードの利用が中心なので、そういう作業中に便利と
実感できた「キーボードショートカット」だけを覚えればいいでしょう。
=========================== [Top に戻る]
(3) 今週の用語解説 「ショートカットの作成」とは、作成手順とは
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/
・「ショートカットの作成」とは、ファイルやフォルダーの場所や名前
を記録した「ショートカット」を別の場所に作成することで、それを
開くことで、間接的に元ファイルやフォルダーを開くことができます。
ディスクやドライブ内に保存されているファイルやフォルダーの場所
にたどり着くには、通常、フォルダーの中のフォルダーを開きますが、
最終的に保存されているフォルダーまで何回も開く必要があります。
元をたどったり探すのは大変なので、よく使うファイルやフォルダー
の場所や名前といった情報を記録した「ショートカット」という情報
ファイルを、たとえばデスクトップ上に作成しておくのです。
これでデスクトップ上にある「ショートカット」を開くだけで、元の
ファイルやフォルダーを一発で開くことができるようになるのです。
・「ショートカット」を作成するには、たとえば Windows 11 なら
1.「ショートカット」を作成したい元のファイルを右クリック、
現れたメニューから「その他のオプションを確認」を選択
2.それにより現れたメニューで「ショートカットの作成」を選択
3.同じフォルダー内に「ショートカット」が作成されて現れる
という手順になります。
できた「ショートカット」を使いやすく見つけやすい場所、たとえば
デスクトップ上に移動やコピーをしておけば、すぐ見つけて開くこと
ができ、いつでもすぐ元ファイルを開くことができるようになります。
できあがった「ショートカット」の名前は自動的に
「(元のファイル名) - ショートカット」
となります。さらに「ショートカット」のアイコンには左下に小さな
「右上向きの矢印」画像が付加されるので見た目からも分かります。
・デスクトップ上に直接「ショートカット」を作成したい場合、先述の
手順「2」で現れたメニューから「ショートカットの作成」ではなく、
「送る」を選択して、現れたサブメニューから
『デスクトップ(ショートカットを作成)』
を選択する方法も使えます。
ほかにも元ファイルを「Alt」キーを押しながら保存したいフォルダー
にドラッグ&ドロップしても「ショートカット」は作成できます。
・「ショートカット」を右クリック、現れたメニューから「プロパティ」
を選択すると「ショートカット」の持つ情報を確認できます。開いた
プロパティ画面「ショートカット」タブで「リンク先」も分かります。
「リンク先」とは、「ショートカット」の元ファイルやフォルダーが、
どのディスクやドライブの中に保存され、どのようなフォルダー内に
あって、最終的なファイル名までを示した文字列のことです。
たとえば Google Chrome というアプリの実行ファイル「chrome.exe」
の「リンク先」は以下のようになります。
C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe
これは「Cドライブ」の中にある「Program Files (x86)」フォルダー
内の「Google」フォルダー、その中の「Chrome」フォルダー内にある
「Application」フォルダー内に「chrome.exe」があるということです。
プロパティ画面「ショートカット」タブに「ファイルの場所を開く」
ボタンがあり、クリックすると元ファイルを保存しているフォルダー
が元ファイルが選択された状態で開きます。
============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]
2001年11月25日から連載を開始した「パソコントラブルQ&A」ですが
「ショートカットキー」を初めて取り上げたのは 2002年3月13日です。
◆ ブラウザーの定番ショートカットキー解説&一覧(2002/3/13)
https://www.724685.com/weekly/qa020313.htm
それだけパソコン操作には「ショートカットキー」が重要と捉えていた
のが分かります。それにしても、これを書いたのは 21年前なのですね。
いまでもスマホよりもパソコンのほうが便利だと感じる大きなポイント
のひとつとして「ショートカットキー」が挙げられると思っています。
確かにサイトを閲覧するだけならスマホで十分でしょうけど、少し複雑
な作業となると、たちまち「ショートカットキー」が使いたくなります。
◆ 「ショートカット」とはパソコン上達の近道(2012/2/15)
https://www.724685.com/word/wd120215.htm
やはり私は「スマホだけで何でも(効率的に)できる」とは思わないし、
ますますパソコンを手放すことができそうもありません。
(編集長・林)
※ 次回の配信は 2023年6月29日(木曜日)の予定です。
近道近道近道近道近道近道近道近道近道近道近道近道近道近道近道近道近
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(1) 今週のひとこと 今週も「キーボードショートカット」について
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/
先週も紹介した「Chrome & Edge キーボードショートカット一覧表」に
少しずつ情報を追加した結果、さらにいい感じにまとまってきました。
◆ Chrome と Edge のキーボードショートカット比較と一覧表
https://www.724685.com/weekly/qa230607.htm#table
そこでこれを古い記事からもアクセスできるようにしました。たとえば
5年前の 2018年に書いた記事の「Microsoft Edge」でさえ「EdgeHTML」
というブラウザーエンジンを採用していた古いバージョンだからです。
◆ Microsoft Edge の「キーボード ショートカット」とは
- パソコン用語解説(2028/11/14)
https://www.724685.com/word/wd181114.htm
2020年に Edge のブラウザーエンジンは「Chromium(クロミウム)」に
切り替わったことで、あちこち変更されたのです。
◆ 「Microsoft Edge」が採用の「Chromium(クロミウム)」とは
- パソコン用語解説(2019/4/9)
https://www.724685.com/word/wd190710.htm
古い記事を古い日付のまま更新するより、最新情報による記事を新たに
書いて、そこにリンクを張るほうが新旧の比較もできていいでしょう。
ということで今週は『エクセルのキーボードショートカット』について
最新の情報でリライトしました。参考になれば幸いです。
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(2) 今週のQ&A エクセルの「キーボードショートカット」まとめ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/
Q:エクセルを使用中にキー操作で作業を楽にできる方法があったら
教えてください。
A:キーボードショートカットを 4つに分類してまとめて紹介します。
◆◇◆
Microsoft Excel のキーボードショートカット(ショートカットキー)
をまとめた記事を書いたのは 16年も前の 2007年のことです。
◆ エクセル(Excel)のショートカットキーまとめと一覧
- パソコントラブルQ&A(2007/5/16)
https://www.724685.com/weekly/qa070516.htm
いまでもエクセルの基本的な「ショートカットキー」の多くは同じですが
新たに「リボン」に関するものも追加してまとめることにしました。
まずは Microsoft サポート公式の一覧表はこちらにあります。
◆ Excel のキーボード ショートカット - Microsoft サポート
https://go.724685.com/46fdM8m
正直、数が多いので、どれを覚えたらいいのか迷いそうです。
そこで今回は大きく4つ「リボン」「移動」「入力」「その他」に分類
することで、できるだけ分かりやすくまとめたいと思います。
◎ 「リボン」の操作(マウスを使わなくてもリボン操作は可能)
■ Alt または F10
・「リボン」のタブに「キーヒント」が出現します。
◆ 「アクセスキー」「キーヒント(KeyTips)」とは
https://www.724685.com/word/wd220511.htm
・「キーヒント」のキーを入力することで「タブ」を選択できます。
・すると選択された「タブ」の「リボン」に新たに「キーヒント」
が現れるので、そのキー入力で該当「コマンド」を実行できます。
・Alt キーで「タブ」が選択された状態なら「左右の矢印キー」
で「タブ」の選択を移動させてリボンの切り替えができます。
・「タブ」が選択された状態で「下矢印キー」で「リボン」に
フォーカスが移動できます。
・その状態で「矢印キー」や「Tab」キーでコマンドを選択でき
「Enter」キーあるいは「Space」キーで実行できます。
「Alt」キーを押すと「キーヒント」で表示されるので覚える必要は
ありませんが、以下の組み合わせで各「タブ」は選択できます。
■ Alt + F 「ファイル」タブ選択 = 「Backstage」画面が開く
■ Alt + H 「ホーム」タブ選択
■ Alt + N 「挿入」タブ選択
■ Alt + P 「ページレイアウト」タブ選択
■ Alt + M 「数式」タブ選択
■ Alt + A 「データ」タブ選択
■ Alt + R 「校閲」タブ選択
■ Alt + W 「表示」タブ選択
■ Alt + Y 「ヘルプ」タブ選択
※「Alt + F」と「Alt + H」くらいは覚えておくといいかも。
■ Ctrl + F1 リボンを折りたたむ/展開する。
■ Ctrl + Shift + F1 リボンの非表示/表示
◆ 「リボンを折りたたむ」「リボンの非表示」とは
https://www.724685.com/word/wd230510.htm
※「リボンの非表示」は「全画面表示モード」と同じです。
◎ 「移動」の操作(大きな表や複数のファイルやシートを扱うときに便利)
■ Ctrl + Tab 複数の「ファイル」が開いているときに選択を移動
■ Ctrl + PageUp 前(左)の「シート」を表示
■ Ctrl + PageDown 次(右)の「シート」を表示
■ Ctrl + Home ワークシートの左上隅のセルに移動
Ctrl + End データの入力範囲の右下隅のセルに移動
※セルの結合など、細かく作りこまれた表の場合、うまく
いかない場合もありますが、単純な表では効果的です。
■ Ctrl + 4種類の矢印キー
・アクティブ状態のセルがある「表」の先頭行(↑)、
末尾行(↓)、左端列(←)、右端列(→)に移動
※データの連続が途切れるセルまで移動します。
◎ データの入力
■ Alt + Enter セル内で改行
→ セルの中に長い文字列を入れるときに、セル内で改行を
したいときは必ずあるはず。そんなときはこのキー操作!
■ Tab セルの入力を確定し、右横のセルを選択
→ 右のセルに順にデータ入力したいときに「Enter」では
なく「Tab」を使えば、確定後、右のセルに移動します。
■ Ctrl + D 選択範囲内で下方向のセルに上端セルの値をコピー
■ Ctrl + R 選択範囲内で右方向のセルに左端セルの値をコピー
→ 同じ数字を「次」のセルにも続けて入力したいことは
よくあります。そんなときはこのキー操作!
※「Down(下)」の「D」、「Right(右)」の「R」と
覚えておけば忘れないでしょう。
※「Tab」と「Ctrl + R」の右への『連続ワザ』もあり。
■ Ctrl + ; (セミコロン) 現在の日付を入力
■ Ctrl + : (コロン) 現在の時刻を入力
→ 「セミコロン」というのが覚えにくいのですが、当日の
日付を入力したいことは結構あるので覚えておくと便利。
◎ その他の便利なキー操作
■ Ctrl + 正記号(+) セル・行・列の挿入
■ Ctrl + 負記号(-) セル・行・列の削除
→ セルを選択した状態なら「セルの挿入」ダイアログが開き、
行や列を選択した状態なら、いきなり行や列を挿入、削除。
テンキーの「+」キーがあると使いやすいです。
■ Ctrl + Z これは一般的で定番の「元に戻す」
→ この操作が指に馴染んでいれば、ちょっとキー操作をミス
しても、すぐに元に戻せるから安心です。
■ Alt + 等号(=) 「オートSUM」関数を挿入
→ 行や列の合計を自動計算する「オートSUM関数」を多用する
人には便利。
◆ 「オートSUM(合計)」ボタンとショートカットキーとは
https://www.724685.com/word/wd230426.htm
※「=」入力は「Shift + 負記号(-)」という 2つのキーなので、
「Alt + Shift + -」となりますが、これでは覚えにくいです、
そこであえて「Alt + Shift + = 」と考えて
「オート(Alt)」「サム(Shift)」で「計算(=)」!
といった感じで覚えると忘れないと紹介しています。
■ Ctrl + A または Ctrl + アスタリスク(*) 表全体の選択
→ 表内の入力済みのセルを選択した状態で実行することが条件。
つまり「表がない」「表の外部」「空のセルを選択」の状態
で実行するとシート全体が選択されます。
◆ エクセル(Excel)で表全体を選択するショートカットキーとは
https://www.724685.com/word/wd200122.htm
※「Ctrl + A」で表全体を選択後、再度「Ctrl + A」を押すと
シート全体が選択されます。「Ctrl + * 」は何度押しても
表全体を選択したままです。
■ Ctrl + Alt + 等号(=) 拡大表示
■ Ctrl + Alt + 負記号(-) 縮小表示
テンキーの「+」キーが使えるなら
■ Ctrl + Alt + テンキーの正記号(+) 拡大表示
のほうが便利です。残念ながら「Shift + ; 」による正記号(+)を
使った「Ctrl + Alt + Shift + ; 」では拡大表示になりません。
◆◇◆
いつも最後に書いているのですが「キーボードショートカット」は全部
を覚える必要はまったくありません。自分が便利だと思うものがあれば
それだけ覚えて使い慣れたら楽ですよ、といったレベルで充分です。
「どのキーだっけ?」と悩んだり、その都度、調べたりするくらいなら、
使い慣れたマウス操作で実行したほうが絶対に早いはずです。
それでもエクセルは何回も同じ操作をする場面があり、さらにデータの
入力作業にはキーボードの利用が中心なので、そういう作業中に便利と
実感できた「キーボードショートカット」だけを覚えればいいでしょう。
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(3) 今週の用語解説 「ショートカットの作成」とは、作成手順とは
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/
・「ショートカットの作成」とは、ファイルやフォルダーの場所や名前
を記録した「ショートカット」を別の場所に作成することで、それを
開くことで、間接的に元ファイルやフォルダーを開くことができます。
ディスクやドライブ内に保存されているファイルやフォルダーの場所
にたどり着くには、通常、フォルダーの中のフォルダーを開きますが、
最終的に保存されているフォルダーまで何回も開く必要があります。
元をたどったり探すのは大変なので、よく使うファイルやフォルダー
の場所や名前といった情報を記録した「ショートカット」という情報
ファイルを、たとえばデスクトップ上に作成しておくのです。
これでデスクトップ上にある「ショートカット」を開くだけで、元の
ファイルやフォルダーを一発で開くことができるようになるのです。
・「ショートカット」を作成するには、たとえば Windows 11 なら
1.「ショートカット」を作成したい元のファイルを右クリック、
現れたメニューから「その他のオプションを確認」を選択
2.それにより現れたメニューで「ショートカットの作成」を選択
3.同じフォルダー内に「ショートカット」が作成されて現れる
という手順になります。
できた「ショートカット」を使いやすく見つけやすい場所、たとえば
デスクトップ上に移動やコピーをしておけば、すぐ見つけて開くこと
ができ、いつでもすぐ元ファイルを開くことができるようになります。
できあがった「ショートカット」の名前は自動的に
「(元のファイル名) - ショートカット」
となります。さらに「ショートカット」のアイコンには左下に小さな
「右上向きの矢印」画像が付加されるので見た目からも分かります。
・デスクトップ上に直接「ショートカット」を作成したい場合、先述の
手順「2」で現れたメニューから「ショートカットの作成」ではなく、
「送る」を選択して、現れたサブメニューから
『デスクトップ(ショートカットを作成)』
を選択する方法も使えます。
ほかにも元ファイルを「Alt」キーを押しながら保存したいフォルダー
にドラッグ&ドロップしても「ショートカット」は作成できます。
・「ショートカット」を右クリック、現れたメニューから「プロパティ」
を選択すると「ショートカット」の持つ情報を確認できます。開いた
プロパティ画面「ショートカット」タブで「リンク先」も分かります。
「リンク先」とは、「ショートカット」の元ファイルやフォルダーが、
どのディスクやドライブの中に保存され、どのようなフォルダー内に
あって、最終的なファイル名までを示した文字列のことです。
たとえば Google Chrome というアプリの実行ファイル「chrome.exe」
の「リンク先」は以下のようになります。
C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe
これは「Cドライブ」の中にある「Program Files (x86)」フォルダー
内の「Google」フォルダー、その中の「Chrome」フォルダー内にある
「Application」フォルダー内に「chrome.exe」があるということです。
プロパティ画面「ショートカット」タブに「ファイルの場所を開く」
ボタンがあり、クリックすると元ファイルを保存しているフォルダー
が元ファイルが選択された状態で開きます。
============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]
2001年11月25日から連載を開始した「パソコントラブルQ&A」ですが
「ショートカットキー」を初めて取り上げたのは 2002年3月13日です。
◆ ブラウザーの定番ショートカットキー解説&一覧(2002/3/13)
https://www.724685.com/weekly/qa020313.htm
それだけパソコン操作には「ショートカットキー」が重要と捉えていた
のが分かります。それにしても、これを書いたのは 21年前なのですね。
いまでもスマホよりもパソコンのほうが便利だと感じる大きなポイント
のひとつとして「ショートカットキー」が挙げられると思っています。
確かにサイトを閲覧するだけならスマホで十分でしょうけど、少し複雑
な作業となると、たちまち「ショートカットキー」が使いたくなります。
◆ 「ショートカット」とはパソコン上達の近道(2012/2/15)
https://www.724685.com/word/wd120215.htm
やはり私は「スマホだけで何でも(効率的に)できる」とは思わないし、
ますますパソコンを手放すことができそうもありません。
(編集長・林)
※ 次回の配信は 2023年6月29日(木曜日)の予定です。
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