[19/09/04] Windows 10 で「回復ドライブ」を作成する手順

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 ≪今週の目次≫
  (1) 今週のひとこと Windows 10 の「回復ドライブ」は 32GB 欲しい
  (2) 今週のQ&A  Windows 10 で「回復ドライブ」を作成する手順
  (3) 新・用語解説  Windows 10 の「回復ドライブ」とは
  (4) 編集後記    無償アップグレードした Windows 10 での注意
  ※直接ジャンプ! 今週のQ&A今週の用語解説編集後記
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 (1) 今週のひとこと Windows 10 の「回復ドライブ」は 32GB 欲しい
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      ☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/

 手元にある 3台の Windows 10 搭載パソコンで「回復ドライブ」を作成
 するために 32GB の USBメモリーを 3個購入しました。そして実行した
 結果、以下のような「空き領域」表示になりました。

 1.自作パソコン      空き領域 23.2GB/29.4GB(使用 6.2GB)
 2.Microsoft Surface Pro 3 空き領域 22.5GB/29.4GB(使用 6.9GB)
 3.Dell Inspiron 7373   空き領域 14.0GB/29.4GB(使用 15.4GB)
 

 結果として分かるのは同じバージョンの Windows 10 搭載パソコンでも
 「回復ドライブ」に必要な容量にバラつきがあること、USBメモリーの
 容量は 16GB では不安で 32GB あったほうが安心ということになります。


 それに現在の USBメモリーで価格を見ると 32GB と 64GB は倍近い差が
 ありますが、16GB と 32GB はほとんど差がないので、それなら 32GB
 を買っておいたほうが、どんなパソコンでも確実で安心です。

 ◆ Amazon | シリコンパワー USBメモリ 32GB USB3.1 & USB3.0
   Blaze B02 SP032GBUF3B02V1K | シリコンパワー
  https://www.amazon.co.jp/dp/B01AJOAGLY?tag=724685-22

  16GB 770円、32GB 798円、64GB 1,350円(2019/9/5 現在)


 さらに「用語解説」でも紹介しますが、Windows 10 の「回復ドライブ」
 はバージョンアップによって必要な容量が増えていく可能性があるので
 やはり USBメモリーは 32GB のものを購入したほうがいいでしょう。
 
 そして「いざというとき」のものなので、最安値のものではなく、定評
 のあるブランドでリーズナブルな製品を選ぶとよいでしょう。


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 (2) 今週のQ&A Windows 10 で「回復ドライブ」の作成する手順
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    ☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/

 Q:Windows 10 で「回復ドライブ」の作成する手順を教えてください。

 A:USBメモリーを用意して「回復メディア作成ツール」で作成します。


                ◆◇◆

 大手メーカーの Windows 10 搭載パソコンなら、工場出荷状態に戻せる
 「リカバリーメディア(再セットアップメディア)」の作成や購入など
 ができる場合も多いので、マニュアルや公式サイトで確認してください。

 一方で Windows 10 の標準機能として、システムの修復や復元ができる
 「回復ドライブ」を作成できるので、その手順を紹介します。


 まずは事前に「回復ドライブ」作成に必要な USBメモリーを用意します。

 容量は 16GB で間に合うことが多いようですが、同じ Windows 10 でも
 マシンによって差があるので 32GB にしておけば安心でしょう。


 USBメモリーが準備できたら、パソコンの USBポートに挿してから、以下
 の手順で「回復ドライブ」を作成していきます。

 1.Windows スタートボタンをクリックして「回復ドライブ」と入力、
   検索結果から「回復ドライブの作成」を選択します。
 
   ※「コントロールパネル」→「回復」→「回復ドライブの作成」
    とたどっても「回復メディア作成ツール」を起動できます。

 2.「回復メディア作成ツール」の「ユーザーアカウント制御」画面
   が現れるので「はい」で次に進みます。

 3.「回復ドライブの作成」画面が現れたら

   「システムファイルを回復ドライブにバックアップします。」
 
   にチェックが入っているのを確認したら「次へ」をクリック。

 4.「お待ちください」画面のあと「USBフラッシュドライブの選択」
   画面で用意した USBメモリーを選択して「次へ」をクリック。

 5.「回復ドライブの作成」画面で USBメモリーにデータがあれば
   削除される注意書きを読み、大丈夫なら「作成」をクリック。

 6.「回復ドライブの作成中」画面で進捗を示す緑色のバーが最後
   まで伸びるのを待つ。1時間以上かかることもあります。
   
 7.「回復ドライブの準備ができました」画面が表示されて完成。
   「完了」をクリックして終了。

 8.「デバイスとドライブ」に「回復」という名の「回復ドライブ」
   があって容量と中身を確認し、USBメモリーを外して終了。


 いざ必要なときに見つからない、ほかの USBメモリーと見分けられない
 と困るので、どのパソコン用でいつ作成した「回復ドライブ」か分かる
 ように明記したシールを貼って、そして忘れない場所に保存します。


                ◆◇◆

 作成した「回復ドライブ」を使ってパソコンを起動する方法はメーカー
 や機種によっても違う場合があるので、自分の機種ではどういう手順に
 なるのか、マニュアルやネット検索で確認しておくといいでしょう。

 ちなみに手持ちの Dell Inspiron 7373 ではパソコンの起動時に「F12」
 キーを連打して「Boot mode」設定画面を開き「Windows Boot Manager」
 の設定を USBメモリーを使った起動に切り替えることができました。


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 (3) 新・用語解説 Windows 10 の「回復ドライブ」とは
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         ☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/

 ・Windows 10 では、システムに問題が起きてパソコンを起動できない
  ときなど、事前に USBメモリーで作成した「回復ドライブ」を使って
  パソコンを起動させ、システムの修復や復元まで行うことが可能です。

  ただし「回復ドライブ」では個人用ファイルやあとからインストール
  したアプリやドライバーは復元されないため、大切な個人用ファイル
  があれば別途、バックアップして保存しておく必要があります。


 ・「回復ドライブ」は Windows 8 から導入された機能ですが、以前は
  起動ディスクに「回復パーティション」があって、そこに初期状態の
  データを保存していれば、それを USBメモリーにコピーしていました。

  ◆ Windows 8 から導入された「USB 回復ドライブ」とは
   https://www.724685.com/word/wd140813.htm

  一方で Windows 10 の「回復ドライブ」は初期状態のデータではなく、
  「回復ドライブ」を作成した時点におけるバージョンアップした状態
  の Windows 10 に回復するデータを USBメモリーに保存しています。


 ・現在、Windows 10 では約半年ごとに大型の「機能更新プログラム」
  が提供されており、その適用前に作成した「回復ドライブ」を使って
  適用後に回復の作業をすると古いバージョンへ戻ることになります。

  ◆ 「機能更新プログラム」と「品質更新プログラム」の違いとは
   https://www.724685.com/word/wd190731.htm

  そのため、大型の「機能更新プログラム」を適用後、しばらく使って
  動作の安定が確認できたら、最新の状態で「回復ドライブ」を再作成
  しておくといいかもしれません。


============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]

 購入時に Windows 8.1 を搭載していた Microsoft Surface Pro 3 は
 Windows 10 に無償アップグレードを適用しており、「回復ドライブ」
 を作成するときどうなるか分かりませんでした。

 結果としては Windows 10 に無償アップグレードしても Windows 8.1
 の「回復パーティション」が残っており、手順通りに「回復ドライブ」
 を作成すると「回復パーティション」がコピーされました。

 この「回復ドライブ」で回復すると Windows 8.1 に戻ってしまうので
 もう使わないので「回復パーティションを削除」してから、もう一度、
 最初から「回復ドライブ」を作成しなおしてみました。

 すると今度は無事に Windows 10 での「回復ドライブ」ができました。


 ということで購入時に Windows 8.1 だったパソコンで Windows 10 の
 「回復ドライブ」を作成するときは「先祖返り」にも注意しましょう。

                           (編集長・林)

 ※ 次回の配信は 2019年9月12日(木曜日)の予定です。

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