[15/02/25]「Windows音声認識」による音声入力(入力編)

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  パソコン・インターネットを   発行日:2015/02/25(配信は翌日)
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■◇◇◇■ 第670号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数: 5,149名 ■◇◇◇■

 ≪今週の目次≫
  (1) 今週のひとこと 3月に Android スマートフォンを購入予定
  (2) 今週のQ&A  「Windows音声認識」による音声入力(入力編)
  (3) 新・用語解説  「Windows音声認識」とは
  (4) 編集後記    思った以上に賢くなかった「Windows音声認識」
  ※直接ジャンプ! 今週のQ&A今週の用語解説編集後記
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 (1) 今週のひとこと 3月に Android スマートフォンを購入予定
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      ☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/
 
 以前から「スマートフォンは電話機能も持った携帯パソコン」と定義を
 してきました。電話もできますがパソコン以外の何物でもありません。

 ◆「パソコンの時代は終わり」というのは本当ですか?
  https://www.724685.com/weekly/qa121226.htm


 そういう意味では「なにしろパソコン」編集長としてはスマートフォン
 市場で大きなシェアを占めている「Android スマホ」も所有して、評価
 しているべきだ、とずっと思っていました。
 
 しかし私は 2009年から iPhone を愛用しており、スマホとして十分に
 満足しているので、実用面では Android スマホを欲しいと思わないし、
 そもそも料金的にも二重になるので購入には二の足を踏んでいました。

 
 それでも最近になって SIMフリーの端末や 安価な SIMカードも登場し、
 これなら Android スマホを持っていてもいいかな、と感じています。

 ◆ 「SIM(シム)」「SIMフリー」「SIMロック」とは
  https://www.724685.com/word/wd141029.htm


 そこでいざ Android スマホを検討しようとすると驚くほど種類があり、
 SIMカードとの組み合わせは無数にあるといっていい状態です。

 そんな機種の選択自体が大切な評価作業ですし、急いで入手する必要も
 ないので、3月の仕事としてじっくり選びたいと思います。もちろん、
 その過程で得られた情報は「なにパソ」でも紹介していく予定です。


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 (2) 今週のQ&A 「Windows音声認識」による音声入力(入力編)
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     ☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/

 Q:Internet Explorer を使っていますが、音声入力で検索できますか?

 A:ある程度はできますが、まだまだ実用面では課題がありそうです。


                ◆◇◆

 前回は「Windows音声認識」を使える設定まで紹介しました。

 ◆ 「Windows音声認識」による音声操作と文字入力(準備編)
  https://www.724685.com/weekly/qa150218.htm


 そこで今回は Internet Explorer(IE)を使って Yahoo!JAPAN による
 キーワード検索を「Windows音声認識」で行う方法を紹介します。

 
 まずは「Windows音声認識」を起動して「オン」にした状態で

  『インターネットエクスプローラーを開く』

 と音声操作すると IE が起動します。すでに開いている場合は

  『インターネットエクスプローラーに切り替え』
  
 で IE に切り替わるか、切り替える IE ウインドウを選択できます。


 次に Yahoo!JAPAN を「ホーム」に設定している場合、IE を起動すれば
 Yahoo!JAPAN が自動的に開き、検索用の入力ボックスにカーソルがある
 状態になるので、すぐに検索したいキーワードを音声で入力します。

 ※ とにかくアナウンサーになったつもりでハッキリと発音します。


 検索キーワードの音声入力で覚えておきたいのが以下の音声操作です。

 ・ページを更新したいときは『更新』あるいは『F5を押す』
  ※更新すると入力中のキーワードは削除されます。

 ・誤認識した場合、修正部分を『xxを修正』で修正候補リストが
  出るので選択する候補の番号を『[番号] OK』で確定

 ・入力したキーワードすべてを削除するときは『文を削除』

 ・最後に入力した文字だけ削除するときは『それを削除』
 
 ・最後の一文字だけ削除するときは『バックスペース』

 ・キーワードの一部「xx」だけ削除するときは『xxを削除』

 ・単語の後ろに『スペース』を追加すると「キーワード入力補助」が
  オンになっていれば候補リストが表示される

 ・「キーワード入力補助」のリストに検索で使いたい候補があれば
  『下に 2 移動』『上に 1 移動』という言葉で選択できる

 ・入力が完了したら『検索』あるいは『エンター』で検索開始


 残念ながら、うまくいかない場合や誤認識することがまだまだ多いです。
 誤動作で不要なウインドウが開いたり、数字が表示されたりしたときは
 『キャンセル』でウインドウや動作を終了させます。

 また、単語の後ろに『スぺース』を入れても、さらに追加で単語を入力
 すると、せっかく入力したスペースが消えてしまうのでお手上げです。


 それでも、なんとか Yahoo!検索 の結果が表示できたら

 ・『番号を表示』で選択する番号を表示させる

 ・クリックしたい番号を『[番号] OK』で選択

 これで選択したリンク先のページを開くことができます。


                ◆◇◆

 どうにか「Windows音声認識」を使った音声入力は可能ですが、認識の
 精度が高くないため、誤認識が多く、修正も音声操作でやろうとすると
 手間ばかりかかるので期待外れかもしれません。

 現実的には基本操作はマウスやキーボードでおこない、音声入力にした
 ほうが楽な場合だけ利用する、といった使い方になるかもしれません。


 今回、私が実際に使って「Windows音声認識」で便利だと感じたのは

 ・IE で『ホーム』でホームに設定したページが開く
 ・IE で『戻る』『進む』で前後のページに移動できる
 ・Windows 8 で『スタート』『デスクトップ』画面が切り替わる

 といった音声操作のほうで、音声による文字入力に関しては、まだまだ
 相当な改良を期待したい、というレベルでした。


 それでも、こういう機能があり、このレベルまではできるということを
 知っておくことには意味があると判断して紹介させていただきました。


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 (3) 新・用語解説 「Windows音声認識」とは
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         ☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/

 ・「音声認識」とは人の声をパソコンに認識させること、そして音声を
  テキストに変換する機能のことで、「Windows音声認識」はマイクで
  声を入力して、文字変換や Windows 操作を可能にするツールです。

  「Windows音声認識」は Windows Vista 以降で Windows システムに
  最初から搭載されるようになって利用しやすくなりましたが、音声の
  認識レベルが低いこともあり、広く使われるには至っていません。

  ただし、今後は Windows Phone といった携帯端末で音声認識技術が
  より必要とされると予想されるため、今後の改良が期待されます。
  

============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]

 今回、「Windows音声認識」機能を紹介するなら、まずは自分が実際に
 使いこなさないと話にならないと思い、相当な時間をかけて試行錯誤を
 してみたのですが、思った以上に賢くなくてガッカリしました。

 特に検索の音声入力として使うのであれば比較的新しい言葉もきちんと
 変換できないと困りますが、たとえば「東京スカイツリー」をいろんな
 言い方をしても「東京Sky次」といった誤変換を起こしてしまいます。


 この場合、『音声辞書を開く』で「音声辞書」を開いて『新しい単語を
 追加する』で「東京スカイツリー」と入力、「次へ」で進み「完了時に
 発音を録音する」にチェックを入れて「完了」ボタンをクリックします。

 すると「発音を録音する」画面が開くので「録音」ボタンをクリック、
 『東京スカイツリー』と発声して録音します。これで次回は正しく認識
 してくれるはずですが、この「辞書登録」作業はあまりにも面倒です。


 一方、ウェブブラウザーに Google Chrome を使い、Google検索サイト
 で音声入力すると「東京スカイツリー」は一発で正しく変換できます。
 ほかの新しい言葉や固有名詞も高い確率で正しく変換されます。

 ◆ パソコンでも Google 音声検索(音声入力)がしたい
  https://www.724685.com/weekly/qa130731.htm

 これはスマートフォンを中心にネット経由で Google検索 の音声入力が
 利用され、どんどん認識データが蓄積されて能力が向上し、新しい単語
 も辞書に追加されていくなど、日々、賢く進化しているためです。


 とりあえず「Windows音声認識」という機能がある、ということを今回、
 紹介しましたが、積極的に利用をお勧めできるレベルではありません。
 
 それでも音声で画面を切り替えたり、アプリを起動させたり、音声操作
 については使える場面もあるので、今後の改良に期待したいです。

                           (編集長・林)

 ※ 次回の配信は 2015年3月5日(木曜日)の予定です。

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