[13/12/04] Word の添付ファイルを「閲覧表示」で開かない

■◇◇■ 週刊なにしろパソコン ■◇◇■ 毎週水曜日発行 ■◇◇◇■
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■◇◇◇■ 第610号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数: 5,026名 ■◇◇◇■

 ≪今週の目次≫
  (1) 今週のひとこと Word 書類でも自動スクロールできますか?
  (2) 今週のQ&A  Word の添付ファイルを「閲覧表示」で開かない
  (3) 新・用語解説  「閲覧表示/閲覧モード/ビュー表示」とは
  (4) 編集後記    私の作った「広報Blog」もみてみて!
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 (1) 今週のひとこと Word 書類でも自動スクロールできますか?
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      ☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/

 先週号では、PDF 書類を Acrobat Reader で開いて「自動スクロール」
 する方法を紹介しました。

 ◆ PDF を Acrobat Reader で自動スクロールと速度調整
  https://www.724685.com/weekly/qa131127.htm

 すると「Word でもできませんか?」という質問があり、調べてみたの
 ですが、Word の機能としては「自動スクロール」はありませんでした。

 それでも強いていえば、マウスのホイールボタンを使う方法があります。

 Word の「印刷レイアウト」画面上でホイールボタンを押すと、点(・)
 の上下(あるいは左右)に三角矢印(▲ や ▼)が付いた黒いマークが
 表示されます。そのマークの上下(あるいは左右)にカーソルをずらす
 ことで、その方向への自動スクロールができます。


 マークからカーソルの位置を離せば速度アップし、マークに近づければ
 速度ダウンします。この方法なら、いろんなソフトウエアで使えます。
 ブラウザーで縦長のページを読むときにも使えます。

 ◆ ブラウザーのタブ操作に便利な「ホイールボタン」
  https://www.724685.com/weekly/qa100721.htm

 一方で Word 書類なら、いったん PDF に変換して Acrobat Reader で
 開いて自動スクロールする方法もありますが、手間を考えるとマウスの
 ホイールボタンによる自動スクロールのほうが便利な気がします。


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 (2) 今週のQ&A Word の添付ファイルを「閲覧表示」で開かない
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    ☆「パソコントラブルQ&A」 https://www.724685.com/weekly/

 Q:電子メールに添付された Word ファイルを Word2007 で開くと
   「全画面閲覧」で開きました。普通の画面表示で開けますか?

 A:Word2007 なら「全画面閲覧表示」右上の「表示オプション」で
   「添付ファイルを全画面閲覧表示で開かない」を選択します。


               ◆◇◆

 Outlook などを使って電子メールに添付された Word ファイルを開くと、
 自動で Word が「閲覧レイアウト」や「全画面閲覧表示」で開くことが
 あります。表現や設定はバージョンによって少しずつ違いがあります。

 たとえば Word 2007、Word 2010 では初期設定で Word の添付ファイル
 を「全画面閲覧表示」で開くようになっています。「全画面閲覧表示」
 を閉じるには、画面右上にある「X 閉じる」ボタンをクリックするか、
 「Esc」キーを押すだけなので。それほど手間でもありません。


 とはいえ「全画面閲覧表示」で閲覧することがなく、いつもすぐ閉じて
 しまうのであれば全画面閲覧表示で開かない設定にしたほうが便利です。

 Word 2007、Word 2010 の場合、

 ・「全画面閲覧表示」右上の「表示オプション」ボタンをクリック
 ・メニューから「添付ファイルを全画面閲覧表示で開かない」を選択

 これで次回からは添付ファイルが全画面閲覧表示で開かなくなります。


 最初に添付ファイルが全画面閲覧表示で開いたときには「電子メールの
 添付メールは全画面閲覧表示が既定で使用されます」というメッセージ
 ボックスが同時に開くので「今後は開かない」と設定できます。

 このメッセージを「今後このメッセージを表示しない」にチェックして
 閉じてしまった場合、先ほどの「表示オプション」で設定します。


               ◆◇◆

 Word 2010、Word 2013 では「ファイル」タブで「オプション」を選択、
 開いた「Wordのオプション」画面で「基本設定」の「起動時の設定」で
 「電子メールの添付ファイルを全画面閲覧表示で開く」項目のチェック
 をはずすことでも同じ設定ができます。

 ほぼ同じ操作ですが、バージョンごとに少しずつ名前や手順が違うので
 不親切です。そもそも Word の添付ファイルを閲覧表示で開くこと自体、
 余計なお世話な感じもします。設定した意図は分かるのですが...。

 
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 (3) 新・用語解説 「閲覧表示/閲覧モード/ビュー表示」とは
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         ☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/

 ・Word のような編集機能を持つソフトウエアでは、編集を制限して、
  見るだけ、読むだけの状態で表示できる機能が用意されていることが
  あり、「閲覧表示」「閲覧モード」「ビュー表示」と呼ばれています。

  「閲覧表示」の状態で見たり、読んだりすれば、間違って種類に変更
  を加えてしまうこともなく、編集時だけ表示される改行記号や操作を
  助ける補助線なども非表示になって見やすい、という利点もあります。


 ・「印刷レイアウト」「印刷プレビュー」でも同様に見たり、読んだり
  できますが、あくまでもどのように印刷できるかを表示するもので、
  表示の拡大やページの切り替えなどは「閲覧表示」のほうが便利です。

  一方で「閲覧表示」では見やすく、読みやすくするためにレイアウト
  を変えて表示することもあるので、どう印刷されるか事前に知りたい
  ときは「印刷レイアウト」で確認しておく必要があります。


 ・また「閲覧表示」だけに特化したソフトウエアもあり、それらは別途、
  「ビューワー(viewer)」「ブラウザー(browser)」という名前で
  提供されていることが多いです。

  ◆ 「ブラウザー(browser)」とは情報閲覧用ソフト
   https://www.724685.com/word/wd020710.htm


  先週紹介した Acrobat Reader は PDF のビューワーです。Word にも
  閲覧するだけのビューワーが無償で提供されています。

  ◆ マイクロソフト公式ダウンロード センターから
    Word Viewer をダウンロード
   http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=4
  
  なにをするか、どういう環境かによって使い分けることになります。


============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]

 ここ1ヶ月ばかり、会社の「広報Blog」の立ち上げに集中していました。
 特に検索機能やスマートフォン対応などで、724685.com で蓄えてきた
 知識や根性(?)を生かし、結構、いい感じにできたと思っています。

 ◆ 広報Blog - みてみて!キューアンドエー
  http://www.qac.jp/blog/
 
 内容としては「週刊なにしろパソコン」の読者には興味の湧かない記事
 が多いかもしれませんが、よろしければご覧になってみてください。


 さて、そんなこんなで今週はメールマガジンの執筆時間を確保するのに
 苦労しましたが、なんとか仕上げることができました。今週も何かしら
 参考になる部分がひとつでもあれば幸いです。
                           (編集長・林)


 ※ 次回の配信は 12月12日(木曜日)の予定です。お楽しみに。

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