■◇◇■ 週刊なにしろパソコン ■◇◇■ 毎週水曜日発行 ■◇◇◇■
パソコン・インターネットを 発行日：2013/10/23（配信は翌日）
楽しむキッカケを提供します！ 発行者：キューアンドエー(株)
https://www.724685.com/maga/ 連絡先：faq@724685.com
■◇◇◇■ 第604号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数： 5,063名 ■◇◇◇■
≪今週の目次≫
(1) 今週のひとこと Windows 8.1 無料アップデートがスタート
(2) 今週のＱ＆Ａ Windows 8.1 で起動時にデスクトップが開く設定
(3) 新・用語解説 デファクトスタンダード（事実上の標準）とは
(4) 編集後記 Windows が真の標準となるためには
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≪今週の目次≫
(1) 今週のひとこと Windows 8.1 無料アップデートがスタート
(2) 今週のＱ＆Ａ Windows 8.1 で起動時にデスクトップが開く設定
(3) 新・用語解説 デファクトスタンダード（事実上の標準）とは
(4) 編集後記 Windows が真の標準となるためには
☆ ご利用ありがとうございます。配信中止ご希望の方は「まぐまぐ！」
から簡単にできます。 → http://www.mag2.com/m/0000081405.html
・ すべてのバックナンバー https://www.724685.com/maga/
・ パソコントラブルＱ＆Ａ https://www.724685.com/weekly/
・ パソコン用語解説 https://www.724685.com/word/
・ お問い合わせフォーム https://www.724685.com/ask/
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(1) 今週のひとこと Windows 8.1 無料アップデートがスタート
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/
Windows 8.1 無料アップデートが10月17日夜より開始されました。
◆ Windows 8.1 無償アップデートは10月17日午後８時より
https://www.724685.com/blog/2013/10/04104307.html
◆ Windows 8.1 - 新しくなった Windows
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-8/meet
早速、会社と自宅の Windows 8 搭載パソコンに導入して、主な変更点
を確認して、以下の記事で紹介しましたので、もしも興味の湧きそうな
タイトルがあれば、ぜひ読んでみてください。
◆ Windows 8.1 のダウンロードには高速ネット環境が必要
https://www.724685.com/blog/2013/10/18111047.html
◆ Windows 8.1 の「スタート」ボタンは単なる切り替えボタン
https://www.724685.com/blog/2013/10/19115759.html
◆ Windows 8.1 で起動時にデスクトップ画面が最初に開く設定
https://www.724685.com/blog/2013/10/20090323.html
特にダウンロードに数時間もかかった！というケースもあったようで、
アップデートを予定している方は時間に余裕をもって、できるだけ高速
なネット環境を使って始めることをお勧めします。
先ほど紹介した「今日のひとこと」で速報した
「Windows 8.1 で起動時にデスクトップ画面が最初に開く設定」
ですが「パソコントラブルＱ＆Ａ」にも掲載するため「今週のＱ＆Ａ」
でも、再度、取り上げますので、よろしくお願いします。
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(2) 今週のＱ＆Ａ Windows 8.1 で起動時にデスクトップが開く設定
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
☆「パソコントラブルＱ＆Ａ」 https://www.724685.com/weekly/
Ｑ：Windows 8.1 になって、起動時に最初に開くのが「スタート画面」
ではなく「デスクトップ画面」に設定できると聞きましたが？
Ａ：「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」で設定します。
◆◇◆
Windows 8 で起動時、最初に開くのは「スタート画面」でした。そこで
簡単な操作で「デスクトップ画面」に切り替える方法を紹介しました。
◆ Windows 8 起動時にデスクトップ画面へ切り替える方法
https://www.724685.com/weekly/qa130410.htm
そんな中、やはり最初から「デスクトップ画面」が開く設定が欲しいと
いう要望が多かったのか、Windows 8.1 で新たに追加されました。
設定の手順は以下の通りです。
１．デスクトップ画面に切り替えた状態でタスクバーを右クリック、
「プロパティ」を選択
２．開いた「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」画面上部で
「ナビゲーション」タブを選択
３．「ナビゲーション」画面の中頃にある「スタート画面」項目から
「サインイン時または画面上のすべてのアプリを終了したとき、
スタート画面ではなくデスクトップに移動する」を選択
４．「OK」をクリック、パソコンを再起動して確認
この手順で、無事に「デスクトップ画面」が最初に開きました。
◆◇◆
Windows 8 から、タッチパネル操作を想定した「スタート画面」が追加
され、この画面を中心に Windows を使ってもらいたいという提供者側
の考えで「スタート」ボタンをなくし、起動時には「スタート画面」が
最初に開くように設計されたのだと理解しています。
ところが結局、「デスクトップ画面」を中心に使う利用者が多いため、
Windows 8.1 では従来の「スタート」ボタンに近いボタンを復活させ、
起動時に「デスクトップ画面」が最初に開く設定が追加されました。
マイクロソフトの考え方も理解できますが、現実としてタッチパネルが
パソコンの標準になるのは、まだ数年かかるし、パソコンを仕事で使う
ときは、今後も「デスクトップ画面」「マウス操作」が中心なのです。
やはり、この「デスクトップ画面」が最初に開く設定は Windows 8 に
最初から付けるべきでした。初期設定で「スタート画面」が開くように
なっているとしても、設定で切り替える選択肢は用意できたはずです。
現在、アップルの iOS、グーグルの Android OS など、マイクロソフト
以外の OS を搭載したタブレット型パソコンの市場が伸びているため、
急いで Windows OS をタブレット型に対応させたいのは分かります。
それでも Windows を何年もかけて覚えた利用者にとって、新たに変更
された慣れない操作方法を覚えるぐらいなら、いっそ iOS や Android
OS に変えてしまってもいい、という結果にさえなりかねません。
Windows はパソコンのデファクトスタンダード（事実上の標準）として、
市場を独占することで信じられないほどの利益を上げてきたのですから、
その「スタンダード」は崩さずに、一方できちんと新しい市場にも対応
するという難題ですが、マイクロソフトには頑張ってほしいです。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ [Top に戻る]
(3) 新・用語解説 デファクトスタンダード（事実上の標準）とは
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
☆「パソコン用語解説」 https://www.724685.com/word/
・ある市場で、圧倒的に独占状態となることで、ほぼそれが標準である
かのようになっている商品やサービス、技術規格などを「デファクト
スタンダード（事実上の標準）」と呼ぶことがあります。
たとえばパソコンの OS としての Windows 、ワープロソフトの Word、
表計算ソフトの Excel といったマイクロソフトのソフトウエア群は
「デファクトスタンダード」と呼ぶのにふさわしい商品です。
・「デファクト」は「de facto」というラテン語で「事実上の」という
意味があり、「スタンダード（standard）」には「標準」「規格」と
いった意味があるので、合わせて「事実上の標準」となるわけです。
この用語の引き合いによく使われたのがビデオレコーダーの録画規格
である「VHS」と「ベータ」の市場争いで、最終的には「VHS」が圧勝
して、まさに「デファクトスタンダード」となったわけです。
・ところがビデオレコーダーもデジタルの時代となり、いまやほとんど
ビデオテープは使われなくなり、せっかく「デファクトスタンダード」
となっても、まったく別の製品や規格に一変することもあるのです。
そういった意味で、Windows がいつまでパソコンの OS という市場で
「デファクトスタンダード」の優位を保てるかも、市場自体のルール
が変わる可能性もあり、いつまでも安泰というわけではありません。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ◇ 編集後記 ◇ ＝＝＝＝＝＝＝[Top に戻る]
「デファクトスタンダード」という言葉は「事実上の標準」という意味
だと覚えていて、そのまま深く考えずに使っていましたが、今回、用語
として調べて初めて「de facto」というのはラテン語だと知りました。
まあ、それを知ったからといって、意味が変わるわけでもないのですが、
なんとなく、より深く理解できたような気分になれます。そういう気分
こそが専門用語を身につけるには大切なことだと思っています。
まさにパソコンの OS と言えば Windows が「デファクトスタンダード」
ですが、マイクロソフトには「事実上」ではなく、誰もが「これぞ標準」
と認めるような OS にまで極めてもらいたいのです。
そのためにも「デスクトップ画面」を中心に利用する人たちへの配慮は
欠かせません。従来の良いところは残しつつ、新しく便利な機能も追加
していくという姿勢で取り組んでいただければと願っております。
（編集長・林）
※ 次回の配信は 10月31日（木曜日）の予定です。お楽しみに。
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(1) 今週のひとこと Windows 8.1 無料アップデートがスタート
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Windows 8.1 無料アップデートが10月17日夜より開始されました。
◆ Windows 8.1 無償アップデートは10月17日午後８時より
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早速、会社と自宅の Windows 8 搭載パソコンに導入して、主な変更点
を確認して、以下の記事で紹介しましたので、もしも興味の湧きそうな
タイトルがあれば、ぜひ読んでみてください。
◆ Windows 8.1 のダウンロードには高速ネット環境が必要
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◆ Windows 8.1 の「スタート」ボタンは単なる切り替えボタン
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特にダウンロードに数時間もかかった！というケースもあったようで、
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先ほど紹介した「今日のひとこと」で速報した
「Windows 8.1 で起動時にデスクトップ画面が最初に開く設定」
ですが「パソコントラブルＱ＆Ａ」にも掲載するため「今週のＱ＆Ａ」
でも、再度、取り上げますので、よろしくお願いします。
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(2) 今週のＱ＆Ａ Windows 8.1 で起動時にデスクトップが開く設定
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☆「パソコントラブルＱ＆Ａ」 https://www.724685.com/weekly/
Ｑ：Windows 8.1 になって、起動時に最初に開くのが「スタート画面」
ではなく「デスクトップ画面」に設定できると聞きましたが？
Ａ：「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」で設定します。
◆◇◆
Windows 8 で起動時、最初に開くのは「スタート画面」でした。そこで
簡単な操作で「デスクトップ画面」に切り替える方法を紹介しました。
◆ Windows 8 起動時にデスクトップ画面へ切り替える方法
https://www.724685.com/weekly/qa130410.htm
そんな中、やはり最初から「デスクトップ画面」が開く設定が欲しいと
いう要望が多かったのか、Windows 8.1 で新たに追加されました。
設定の手順は以下の通りです。
１．デスクトップ画面に切り替えた状態でタスクバーを右クリック、
「プロパティ」を選択
２．開いた「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」画面上部で
「ナビゲーション」タブを選択
３．「ナビゲーション」画面の中頃にある「スタート画面」項目から
「サインイン時または画面上のすべてのアプリを終了したとき、
スタート画面ではなくデスクトップに移動する」を選択
４．「OK」をクリック、パソコンを再起動して確認
この手順で、無事に「デスクトップ画面」が最初に開きました。
◆◇◆
Windows 8 から、タッチパネル操作を想定した「スタート画面」が追加
され、この画面を中心に Windows を使ってもらいたいという提供者側
の考えで「スタート」ボタンをなくし、起動時には「スタート画面」が
最初に開くように設計されたのだと理解しています。
ところが結局、「デスクトップ画面」を中心に使う利用者が多いため、
Windows 8.1 では従来の「スタート」ボタンに近いボタンを復活させ、
起動時に「デスクトップ画面」が最初に開く設定が追加されました。
マイクロソフトの考え方も理解できますが、現実としてタッチパネルが
パソコンの標準になるのは、まだ数年かかるし、パソコンを仕事で使う
ときは、今後も「デスクトップ画面」「マウス操作」が中心なのです。
やはり、この「デスクトップ画面」が最初に開く設定は Windows 8 に
最初から付けるべきでした。初期設定で「スタート画面」が開くように
なっているとしても、設定で切り替える選択肢は用意できたはずです。
現在、アップルの iOS、グーグルの Android OS など、マイクロソフト
以外の OS を搭載したタブレット型パソコンの市場が伸びているため、
急いで Windows OS をタブレット型に対応させたいのは分かります。
それでも Windows を何年もかけて覚えた利用者にとって、新たに変更
された慣れない操作方法を覚えるぐらいなら、いっそ iOS や Android
OS に変えてしまってもいい、という結果にさえなりかねません。
Windows はパソコンのデファクトスタンダード（事実上の標準）として、
市場を独占することで信じられないほどの利益を上げてきたのですから、
その「スタンダード」は崩さずに、一方できちんと新しい市場にも対応
するという難題ですが、マイクロソフトには頑張ってほしいです。
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(3) 新・用語解説 デファクトスタンダード（事実上の標準）とは
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かのようになっている商品やサービス、技術規格などを「デファクト
スタンダード（事実上の標準）」と呼ぶことがあります。
たとえばパソコンの OS としての Windows 、ワープロソフトの Word、
表計算ソフトの Excel といったマイクロソフトのソフトウエア群は
「デファクトスタンダード」と呼ぶのにふさわしい商品です。
・「デファクト」は「de facto」というラテン語で「事実上の」という
意味があり、「スタンダード（standard）」には「標準」「規格」と
いった意味があるので、合わせて「事実上の標準」となるわけです。
この用語の引き合いによく使われたのがビデオレコーダーの録画規格
である「VHS」と「ベータ」の市場争いで、最終的には「VHS」が圧勝
して、まさに「デファクトスタンダード」となったわけです。
・ところがビデオレコーダーもデジタルの時代となり、いまやほとんど
ビデオテープは使われなくなり、せっかく「デファクトスタンダード」
となっても、まったく別の製品や規格に一変することもあるのです。
そういった意味で、Windows がいつまでパソコンの OS という市場で
「デファクトスタンダード」の優位を保てるかも、市場自体のルール
が変わる可能性もあり、いつまでも安泰というわけではありません。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ◇ 編集後記 ◇ ＝＝＝＝＝＝＝[Top に戻る]
「デファクトスタンダード」という言葉は「事実上の標準」という意味
だと覚えていて、そのまま深く考えずに使っていましたが、今回、用語
として調べて初めて「de facto」というのはラテン語だと知りました。
まあ、それを知ったからといって、意味が変わるわけでもないのですが、
なんとなく、より深く理解できたような気分になれます。そういう気分
こそが専門用語を身につけるには大切なことだと思っています。
まさにパソコンの OS と言えば Windows が「デファクトスタンダード」
ですが、マイクロソフトには「事実上」ではなく、誰もが「これぞ標準」
と認めるような OS にまで極めてもらいたいのです。
そのためにも「デスクトップ画面」を中心に利用する人たちへの配慮は
欠かせません。従来の良いところは残しつつ、新しく便利な機能も追加
していくという姿勢で取り組んでいただければと願っております。
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