■◇■ 週刊クラブQ&A パソコンクリニック(クラブQ&A版) ■◇■
パソコン・インターネットを 発行日:2009/07/15(毎週水曜日)
楽しむキッカケを提供します! 発行者:キューアンドエー株式会社
http://www.clubqa.com/mailmagazine/ 連絡先:faq@clubqa.com
■◇◇◇■ 第387号 ■◇◇◇■ 今週の読者数: 7,006+3,050名 ■◇◇■
≪今週の目次≫
(1) 今週のひとこと 7/22 皆既日食を見れないのは残念ですが...。
(2) 今週のQ&A 表計算には「エクセル」しかないのですか?
(3) 今週の用語解説 「OpenOffice.org」はなぜ無料なのか
(4) 編集後記 「部分日食」でも観測するのは楽しみです!
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■◇◇◇■ 第387号 ■◇◇◇■ 今週の読者数: 7,006+3,050名 ■◇◇■
≪今週の目次≫
(1) 今週のひとこと 7/22 皆既日食を見れないのは残念ですが...。
(2) 今週のQ&A 表計算には「エクセル」しかないのですか?
(3) 今週の用語解説 「OpenOffice.org」はなぜ無料なのか
(4) 編集後記 「部分日食」でも観測するのは楽しみです!
☆ ご利用ありがとうございます。配信中止ご希望の方は専用ページ
で簡単にできます。 → https://www.clubqa.com/magazine/check/
・ 全てのバックナンバー https://www.724685.com/maga/
・ 質問リクエスト http://www.clubqa.com/mailcare/
・ お問い合わせ https://www.clubqa.com/ask/
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(1) 今週のひとこと 7/22 皆既日食を見れないのは残念ですが...。
----------------------------------
☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/
一応、高校生の頃は天文気象部だったという私としては、いよいよ来週
7月22日に迫った『皆既日食』は非常に心をくすぐるものがあります。
◆ 2009年7月22日皆既日食の情報:国立天文台
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/
◆ astroarts 【特集】2009年7月22日 皆既日食
http://www.astroarts.co.jp/special/20090722solar_eclipse/
国内では 46年ぶり ということですが、さすがに鹿児島県のトカラ列島
に出かける余裕はないので『部分日食』で我慢しようとは思いますが、
それでも東京でも 75% くらいは欠けるということなので楽しみです。
◆ 各地の最大食分の図(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/image/map-japan.jpg
どうやら関東では例年より早く梅雨も明けたようなので、このまま22日
は快晴になってもらって、宇宙の神秘を味わいたいものです。もちろん
暑すぎて観察中に倒れたらシャレにならないので気温は低めで...。
◆ 平成21年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html
◆ 2009年夏 全国で日食が起こる!Vixen
http://www.vixen.co.jp/se/index.htm
まずは当日までに、なんとしても「日食グラス」を入手しなくちゃ!
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(2) 今週のQ&A 表計算には「エクセル」しかないのですか?
----------------------------------
☆「質問リクエスト」 http://www.clubqa.com/mailcare/
Q:集計表を作成するには「エクセル」を勉強するのでしょうか?
A:やはりマイクロソフト社の「エクセル」が定番中の定番ですが、
「OpenOffice.org」の「Calc」も検討の価値はあります。
◆◇◆
集計表を作成するには、どのソフトウエアを勉強すればいいですか?と
初心者の方に聞かれたら、やはりマイクロソフト社が販売している定番
の「エクセル(Microsoft Office Excel)」を紹介することになります。
◆ Microsoft Office Excel(Microsoft Office Online)
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel/
特に以下の条件であれば迷わず「エクセル」をお勧めしています。
・いままで集計表を作成したことがなく、イチから勉強が必要な場合
・仕事として使う予定で、さらに相手とファイルで交換をする場合
・お持ちのパソコンに最初からプリインストールされている場合
とにかく「集計表を作成するソフトウエア(表計算ソフト)」の市場は
「エクセル」がほぼ独占しているため、利用経験者も多くて聞きやすく、
書店に参考書、ネット上にも情報がたくさんあるので勉強しやすいです。
さらに仕事で使うとなると「エクセル」で作成したファイルを交換して
使うのが一般的で、他のソフトでは表示が崩れるなど使いづらいです。
それでも、もし仕事での利用ではなく、個人的に少し使ってみたいだけ
なら「エクセル」の価格は高いです。お持ちのパソコンに最初から付属
していない場合、新規に「エクセル」だけ買うと2万円以上もします。
◆ Microsoft Office Excel 2007 (Amazon.co.jp)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JQLPO0/724685-22/
※もちろん「エクセル」は非常によくできたソフトウエアで、2万円
以上の価値があると私は思いますが、あくまでも使いこなせた場合
です。仕事でもほとんど使わない高度な機能まで満載されています。
そこで、仕事で使うのでなく、ちょっとした集計表を作成したいだけで、
しかも手持ちのパソコンに「エクセル」が入っていないような場合は、
フリーソフトの「OpenOffice.org」を試してみてもいいでしょう。
◆ 窓の杜 - OpenOffice.org (統合オフィス環境)
https://www.724685.com/maga/jump/090715/OpenOffice/ (短縮URL)
※もちろん、いつものようにフリーソフトのインストールや利用に
伴うトラブルなどがあっても「自己責任」で対処をお願いします。
この「OpenOffice.org」は、表計算ソフトの「Calc」、ワープロソフト
「Writer」、プレゼンソフト「Impress」など6つのソフトで構成され、
「Microsoft Office」との操作性やデータの互換性もあるのがポイント
であり、「ワード」や「エクセル」のファイルも読み書きできます。
「エクセル」を使ったことがない人には、いきなりは難しいかもしれま
せんが、多少でも「エクセル」をいじったことがあれば、関数の利用や
グラフの作成など、ほとんど遜色ない機能を無料で使うことができます。
◆◇◆
最近ではノートパソコン本体が5万円を切る、いわゆる「ネットブック
(ミニノート)」も人気なので、そこに追加で何万円もする「ワード」
や「エクセル」を買ってまでインストールするかは悩んでしまいます。
そんなときには、渡された「ワード」や「エクセル」のファイルを開き、
内容を確認したり、ちょっといじるだけなら「OpenOffice.org」で充分
です。そもそも「ネットブック」で本格的な仕事をするのは難しいです。
実はマイクロソフト社が「Microsoft Office 2007」で新しく「リボン」
や「Officeボタン」などで使い勝手を一新したのは「OpenOffice.org」
のようなソフトに真似されないようにする目的もあったと聞いています。
もちろん、それでも「OpenOffice.org」が「Microsoft Office」を逆転
するとは考えにくいですが、おもしろい調査結果も出ているようです。
◆ OpenOffice.org を業務で使っているのは19.2%、Microsoft Office
は半数以上が 2003 (記者のつぶやき 調査編:ITpro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20090708/333446/
とにかく独占は競争を生まなくなり、利用者の視点に立った商品作りや
料金設定を忘れてしまいがちです。マイクロソフト社には独占している
からこそ豊富な開発資金もあるので、もっと頑張って欲しいです。
◎「今週のQ&A」は図などを追加、一部加筆して、順次、公開中。
?> パソコントラブルQ&A https://www.724685.com/weekly/
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(3) 今週の用語解説 「OpenOffice.org」はなぜ無料なのか
----------------------------------
☆毎週、ひとつずつ、パソコン用語を解説していきます。
・「OpenOffice.org(オープンオフィス・(ドット)・オルグ)」は、
「オープンソース」方式で開発・配布されているオフィス統合ソフト
の名称であり、その制作プロジェクトの総称でもあります。
そもそも、マイクロソフト社とコンピュータ関連の様々な分野で競合
するサン・マイクロシステムズ社が「Microsoft Office」に対抗して
「StarOffice」を開発したのですが、基本部分を「オープンソース」
として公開、会社を離れて発展したものが「OpenOffice.org」です。
※話が難しいので、詳しくは WikiPedia も参考にしてください。
◆ OpenOffice.org - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/OpenOffice.org
・ここで「オープンソース」について少し説明します。ソフトウエアは
制作者がプログラム言語で書いた命令文の文字列(コード)でできて
おり、その設計図となる情報が「ソースコード」と呼ばれています。
この「ソースコード」のままでは、コンピュータ(パソコン)上では
動かないので、実行可能な形式に変換してソフトウエアとなりますが、
その工程によって「ソースコード」は解析できない状態になります。
だからこそ、一般的なソフトウエアは「ソースコード」が分からない
ので、簡単には真似できないのです。つまりこの「ソースコード」は
企業や開発者にとって「命綱」でもあるわけです。
ところが、この核心部分である「ソースコード」を一定の条件で無償
公開するのが「オープンソース」であり、その情報を使って開発して
いるのが「オープンソース・ソフトウエア」と呼ばれるものなのです。
・公開された「オープンソース」には手続きを踏めば誰でも手を加えて
改良できますが、それを再び無償で公開(再配布)することが条件と
なるため、多くの人によるプロジェクトとして開発が続いていきます。
そんな「オープンソース・ソフトウエア」で最も有名なのが「Linux
(リナックス)」というオペレーティング・システム(OS)ですが、
同じ理由で「OpenOffice.org」も無償で使うことができるのです。
・正直、そんなボランティアのようなプロジェクトが続くのだろうかと
疑問に思うことはありますが、やはり有名なプロジェクトに参加して
認められるのは名誉ですし、自分の実力を世に示すこともできます。
その反面、「オープンソース・ソフトウエア」は技術サポートが弱い
ですし、確実な動作保障もありません。それでも問題点が見つかれば
有力なプロジェクトではすぐに修正されていくので、技術的な品質の
面では市販ソフトに劣るとはいえませんし、むしろシンプルです。
ということで、その利点も弱点も知った上で、自分の利用用途に合う
なら「オープンソース・ソフトウエア」も賢く活用したいところです。
============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]
来週のメールマガジン執筆日がちょうど「日食」の日と重なったので、
タイミングをみて執筆の手を少し休め、「部分日食」を楽しみたいなと
思っています。来週の「編集後記」の内容は決まり、ですね。
高校時代に天文気象部に所属していたといっても、私はかなりいい加減
な部員で、流星群の観測などを理由に学校に泊り込んで、観測時間まで
他の部員とトランプで遊んだりするほうが目的だったような気もします。
それでも、その流星群には胸がトキメキましたし、宇宙に対する畏怖の
ような、なんともいえない感覚は子供心に持っていた気がします。
ということで、とにかく22日は晴れて欲しいです。もちろん、こういう
「天候次第」という側面も天体観測には付きものなので、そこを含めて
久しぶりにワクワクしています。
(編集長・林)
※ 次回の発行は7月22日(水曜日)の予定です。お楽しみに。
日食日食日食日食日食日食日食日食日食日食日食日食日食日食日食日食日
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(1) 今週のひとこと 7/22 皆既日食を見れないのは残念ですが...。
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☆「今日のひとこと」はこちらで https://www.724685.com/
一応、高校生の頃は天文気象部だったという私としては、いよいよ来週
7月22日に迫った『皆既日食』は非常に心をくすぐるものがあります。
◆ 2009年7月22日皆既日食の情報:国立天文台
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/
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国内では 46年ぶり ということですが、さすがに鹿児島県のトカラ列島
に出かける余裕はないので『部分日食』で我慢しようとは思いますが、
それでも東京でも 75% くらいは欠けるということなので楽しみです。
◆ 各地の最大食分の図(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/image/map-japan.jpg
どうやら関東では例年より早く梅雨も明けたようなので、このまま22日
は快晴になってもらって、宇宙の神秘を味わいたいものです。もちろん
暑すぎて観察中に倒れたらシャレにならないので気温は低めで...。
◆ 平成21年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html
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http://www.vixen.co.jp/se/index.htm
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(2) 今週のQ&A 表計算には「エクセル」しかないのですか?
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☆「質問リクエスト」 http://www.clubqa.com/mailcare/
Q:集計表を作成するには「エクセル」を勉強するのでしょうか?
A:やはりマイクロソフト社の「エクセル」が定番中の定番ですが、
「OpenOffice.org」の「Calc」も検討の価値はあります。
◆◇◆
集計表を作成するには、どのソフトウエアを勉強すればいいですか?と
初心者の方に聞かれたら、やはりマイクロソフト社が販売している定番
の「エクセル(Microsoft Office Excel)」を紹介することになります。
◆ Microsoft Office Excel(Microsoft Office Online)
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel/
特に以下の条件であれば迷わず「エクセル」をお勧めしています。
・いままで集計表を作成したことがなく、イチから勉強が必要な場合
・仕事として使う予定で、さらに相手とファイルで交換をする場合
・お持ちのパソコンに最初からプリインストールされている場合
とにかく「集計表を作成するソフトウエア(表計算ソフト)」の市場は
「エクセル」がほぼ独占しているため、利用経験者も多くて聞きやすく、
書店に参考書、ネット上にも情報がたくさんあるので勉強しやすいです。
さらに仕事で使うとなると「エクセル」で作成したファイルを交換して
使うのが一般的で、他のソフトでは表示が崩れるなど使いづらいです。
それでも、もし仕事での利用ではなく、個人的に少し使ってみたいだけ
なら「エクセル」の価格は高いです。お持ちのパソコンに最初から付属
していない場合、新規に「エクセル」だけ買うと2万円以上もします。
◆ Microsoft Office Excel 2007 (Amazon.co.jp)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JQLPO0/724685-22/
※もちろん「エクセル」は非常によくできたソフトウエアで、2万円
以上の価値があると私は思いますが、あくまでも使いこなせた場合
です。仕事でもほとんど使わない高度な機能まで満載されています。
そこで、仕事で使うのでなく、ちょっとした集計表を作成したいだけで、
しかも手持ちのパソコンに「エクセル」が入っていないような場合は、
フリーソフトの「OpenOffice.org」を試してみてもいいでしょう。
◆ 窓の杜 - OpenOffice.org (統合オフィス環境)
https://www.724685.com/maga/jump/090715/OpenOffice/ (短縮URL)
※もちろん、いつものようにフリーソフトのインストールや利用に
伴うトラブルなどがあっても「自己責任」で対処をお願いします。
この「OpenOffice.org」は、表計算ソフトの「Calc」、ワープロソフト
「Writer」、プレゼンソフト「Impress」など6つのソフトで構成され、
「Microsoft Office」との操作性やデータの互換性もあるのがポイント
であり、「ワード」や「エクセル」のファイルも読み書きできます。
「エクセル」を使ったことがない人には、いきなりは難しいかもしれま
せんが、多少でも「エクセル」をいじったことがあれば、関数の利用や
グラフの作成など、ほとんど遜色ない機能を無料で使うことができます。
◆◇◆
最近ではノートパソコン本体が5万円を切る、いわゆる「ネットブック
(ミニノート)」も人気なので、そこに追加で何万円もする「ワード」
や「エクセル」を買ってまでインストールするかは悩んでしまいます。
そんなときには、渡された「ワード」や「エクセル」のファイルを開き、
内容を確認したり、ちょっといじるだけなら「OpenOffice.org」で充分
です。そもそも「ネットブック」で本格的な仕事をするのは難しいです。
実はマイクロソフト社が「Microsoft Office 2007」で新しく「リボン」
や「Officeボタン」などで使い勝手を一新したのは「OpenOffice.org」
のようなソフトに真似されないようにする目的もあったと聞いています。
もちろん、それでも「OpenOffice.org」が「Microsoft Office」を逆転
するとは考えにくいですが、おもしろい調査結果も出ているようです。
◆ OpenOffice.org を業務で使っているのは19.2%、Microsoft Office
は半数以上が 2003 (記者のつぶやき 調査編:ITpro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20090708/333446/
とにかく独占は競争を生まなくなり、利用者の視点に立った商品作りや
料金設定を忘れてしまいがちです。マイクロソフト社には独占している
からこそ豊富な開発資金もあるので、もっと頑張って欲しいです。
◎「今週のQ&A」は図などを追加、一部加筆して、順次、公開中。
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☆毎週、ひとつずつ、パソコン用語を解説していきます。
・「OpenOffice.org(オープンオフィス・(ドット)・オルグ)」は、
「オープンソース」方式で開発・配布されているオフィス統合ソフト
の名称であり、その制作プロジェクトの総称でもあります。
そもそも、マイクロソフト社とコンピュータ関連の様々な分野で競合
するサン・マイクロシステムズ社が「Microsoft Office」に対抗して
「StarOffice」を開発したのですが、基本部分を「オープンソース」
として公開、会社を離れて発展したものが「OpenOffice.org」です。
※話が難しいので、詳しくは WikiPedia も参考にしてください。
◆ OpenOffice.org - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/OpenOffice.org
・ここで「オープンソース」について少し説明します。ソフトウエアは
制作者がプログラム言語で書いた命令文の文字列(コード)でできて
おり、その設計図となる情報が「ソースコード」と呼ばれています。
この「ソースコード」のままでは、コンピュータ(パソコン)上では
動かないので、実行可能な形式に変換してソフトウエアとなりますが、
その工程によって「ソースコード」は解析できない状態になります。
だからこそ、一般的なソフトウエアは「ソースコード」が分からない
ので、簡単には真似できないのです。つまりこの「ソースコード」は
企業や開発者にとって「命綱」でもあるわけです。
ところが、この核心部分である「ソースコード」を一定の条件で無償
公開するのが「オープンソース」であり、その情報を使って開発して
いるのが「オープンソース・ソフトウエア」と呼ばれるものなのです。
・公開された「オープンソース」には手続きを踏めば誰でも手を加えて
改良できますが、それを再び無償で公開(再配布)することが条件と
なるため、多くの人によるプロジェクトとして開発が続いていきます。
そんな「オープンソース・ソフトウエア」で最も有名なのが「Linux
(リナックス)」というオペレーティング・システム(OS)ですが、
同じ理由で「OpenOffice.org」も無償で使うことができるのです。
・正直、そんなボランティアのようなプロジェクトが続くのだろうかと
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その反面、「オープンソース・ソフトウエア」は技術サポートが弱い
ですし、確実な動作保障もありません。それでも問題点が見つかれば
有力なプロジェクトではすぐに修正されていくので、技術的な品質の
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思っています。来週の「編集後記」の内容は決まり、ですね。
高校時代に天文気象部に所属していたといっても、私はかなりいい加減
な部員で、流星群の観測などを理由に学校に泊り込んで、観測時間まで
他の部員とトランプで遊んだりするほうが目的だったような気もします。
それでも、その流星群には胸がトキメキましたし、宇宙に対する畏怖の
ような、なんともいえない感覚は子供心に持っていた気がします。
ということで、とにかく22日は晴れて欲しいです。もちろん、こういう
「天候次第」という側面も天体観測には付きものなので、そこを含めて
久しぶりにワクワクしています。
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