[04/12/15] ドッグイヤーと IBM

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　(1) 今週のひとこと　　あの IBM が PC部門を手放すとは...
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　　　　　　☆「今日のひとこと」はこちらで　http://www.724685.com

　12月８日、世界有数のコンピュータ会社「IBM」が、そのパーソナル・
　コンピュータ事業を中国企業「Lenovo」に売却すると発表しました。

　　◆ LenovoがIBMのパーソナル・コンピューター事業を買収
　　　　　　　　　　　　　　IBMコーポレーション（2004年12月8日）
　　　http://www.ibm.com/news/jp/2004/12/12081.html

　以前から「IBMは PC部門を売却する」という噂はあったものの、1981年、
　今日の Windows パソコンの原型ともいえる「IBMPC」を世に送り出した
　IBM だけに、一抹の寂しさと、ひとつの『時代』の終わりを感じます。

　　◆ 本家IBM PCの歴史（1）〜IBM PC誕生（＠IT）
　　http://www.atmarkit.co.jp/fsys/pcencyclopedia/003pc_history01/pc_hist01.html

　
　日本国内市場については従来どおり「ThinkPad」ブランドで製品展開・
　サービスを行なっていく予定としているものの、編集長も含め、現在の
　IBM パソコンの愛用者は複雑な気持ちにならざるを得ません。

　　◆ “IBM ThinkPad”に残された5年の意味（PCWatch）
　　http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1214/mobile271.htm

　この衝撃的なニュースを受け、国内に約10社あるパソコンメーカーにも
　再編などの動きがあるかもしれません。事実、東芝は IBM から売却話
　を持ち込まれたものの買収額で折り合いがつかなかったという話です。
　
　　◆ PC大手3社が「3年以内に消える」Gartner予測（IT mediaニュース）
　　http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0411/30/news019.html

　世界最大のパソコンメーカー「デル」によるさらなる低価格化の攻勢や
　「Lenovo」をはじめ、急成長する中国企業との競争を交え、日本企業も
　「AV機能強化」だけでは乗り切れない状況が生まれてきそうです。

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　(2) 今週のＱ＆Ａ　　プリンタで印刷ができない
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　　 ☆「クラブQ&A（http://www.clubqa.com/）」での旬なQ&Aをご紹介

　Ｑ：久しぶりにプリンタを使おうとしたら印刷できません。

　Ａ：基本的なチェックをしてみましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　◆◇◆

　本日12月15日より、平成17年の年賀状受付が始まりました。24日までに
　投函すると元旦に届くとのことなので、パソコンで年賀状を作成しよう
　と計画して「まだ」の方は、そろそろ「ラストスパート」です。

　　◆ 平成１７年用年賀はがき特集
　　　http://www.post.japanpost.jp/nenga2005/

　いよいよ印刷しようとしたら、ずいぶん久しぶりのせいもあり、なぜか
　プリンタが動作しない、ということは結構あります。

　そんなときは、何はさておき、最初にそのプリンタのマニュアルを読み、
　「トラブルシューティング」または「困ったときは」といったページを
　参考にしましょう。各メーカーごとに固有の原因もあるからです。
　
　マニュアルが見つからない、もらったプリンタ、とにかく確認したい、
　といった場合は、以下のような一般的な方法で試してみましょう。

　■１．パソコンの再起動とプリンタの電源を入れ直してみましょう。

　　まずは一度、パソコンを再起動して、印刷作業を試みましょう。
　　案外、再起動するだけでうまくいくことはあります。

　　次に、プリンタの電源もいったん切って、数分待ってから、再度、
　　入れ直しましょう。電源ランプがきちんと点灯して、プリント・
　　ヘッドが印刷準備状態に移動すれば、電源は大丈夫のようです。

　　※電源が入らない場合は、電源コードが抜けていないか、緩んで
　　　いないか、電源タップのスイッチがオフでないか確認します。

　■２．パソコンとプリンタをつなぐケーブルを確認しましょう。

　　最近の場合、「USBケーブル」での接続が主流となっていますが、
　　パソコン側、プリンタ側で接続ケーブルをしっかり「抜き挿し」
　　してみましょう。抜けかけていただけ、という話は多いです。

　　ここで「USBケーブル」の場合、パソコンに挿したら、プリンタ
　　側に信号が送られて、プリンタが何らかの反応を起こしますので
　　そこでケーブルは生きているかどうか、はっきりします。

　　※ケーブルの「抜き挿し」で、何の反応もない場合、ケーブル
　　　がおかしい可能性があります。「USBケーブル」であれば
　　　他の周辺機器用のケーブルと交換するのも確認になります。

　■３．プリンタ・ドライバを確認しましょう。

　　プリンタをパソコンで動かすために必要なソフトが「ドライバ」
　　です。通常は、最初の設定時に付属の CDROM を使って最適な
　　ものをインストールしているはずなのですが、何かのはずみで
　　違う機種用のドライバを使っている場合があります。

　　※パソコンをリカバリしたり、OS のバージョンアップをした
　　　あと、プリンタの接続設定をやり直したときなどに、別の
　　　ドライバをインストールしてしまうこともあります。

　　「スタート」メニューから「コントロールパネル」を開いて
　　「プリンタその他のハードウェア」から「プリンタとFAX」を
　　選択し、お使いのプリンタに適合した「プリンタドライバ」が
　　きちんとインストールされているか確認しましょう。

　　※有名メーカーのプリンタの場合、正式なプリンタ名が表示
　　　されています。表示されているプリンタ名が、使っている
　　　ものと少し違う、たとえば「PM730c」なのに「PM700c」
　　　といった場合は、違うものをインストールしている可能性
　　　が高いので、その場合は再インストールが必要です。

　　※再インストールの時には、購入時に付属していた CDROM
　　　があれば、それを使いましょう。インターネットに接続が
　　　できる環境であれば、プリンタ・メーカーのホームページ
　　　で該当機種の最新ドライバをダウンロードしましょう。

　　　◆ キヤノン：サポート｜ソフトウエアダウンロード
　　　　http://cweb.canon.jp/drvupd/bj/
　　
　　　◆ ILoveEPSON ダウンロード
　　　　http://www.iloveepson.co.jp/download/

　■４．使いたいプリンタを選択しましょう。

　　プリンタを２種類以上使っている場合や、かつて使っていた
　　プリンタのドライバをそのまま残している場合、印刷しよう
　　としているプリンタ以外を選択している場合があります。　

　　印刷したいファイルを作成したソフトウエアのメニューから
　　「ファイル」−「印刷...」を選択して「プリンタの選択」
　　で使いたいプリンタを選択しましょう。

　■５．プリンタドライバの状態を確認しましょう。

　　プリンタ・ドライバには通常、印刷を一時停止させる機能が
　　あります。何かのはずみで「一時停止」状態にしてしまった
　　ために印刷ができなくなる場合もあります。

　　先述の「プリンタとFAX」で、印刷中のプリンタドライバを
　　ダブルクリックすると、印刷中なら、そのファイルの状態が
　　表示されています。「一時停止」なら「再開」を選択すれば
　　文字通り、印刷が再開されます。

　　　　　　　　　　　　　　　◆◇◆

　とにかく、プリンタ・メーカーのホームページにアクセスさえできれば、
　最新ドライバやマニュアルのダウンロードはもちろん、豊富な関連情報
　や各種ツールを提供してくれます。これを活用しない手はありませんね。

　一般的なトラブル解決については以下の特集も参考にしてください。
　
　　◆ トラブル対応の心得
　　　https://www.724685.com/weekly/trouble/

　　　※ずいぶん前に編集長が書いた記事ですが、普遍的な内容です。

　◎「今週のQ&A」は図などを追加、そして一部加筆して公開しています。
　　　 −＞　https://www.724685.com/weekly/　

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　(3) 今週の用語解説（131） ドッグイヤー（Dog Year）
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　　　　　　　　☆毎週、ひとつずつ、パソコン用語を解説していきます。

　・情報技術（IT: Information Technology）業界の移り変わりの速さを
　　犬の成長の速さにたとえた言葉として、ときどき耳にします。

　　　「この業界は、ドッグイヤーだからねぇ。去年の製品と同じ能力
　　　　のマシンが、今では半額以下なんだから、もうたまらないよ」

　　といった感じでしょうか。ちょっと殺伐とした会話も「犬の年齢」に
　　たとえることで、ちょっとユーモラスに感じるものです。

　・編集長は聞きかじりで「犬の年齢は、人間の年齢に換算すると１年が
　　４年分に相当する」と覚えていたのですが「７年分」という人もいる
　　ので、気になるのでネットで検索して調べてみました。

　　◆ 犬の年齢（花王ペットサイト−愛犬と暮らす生活事典）
　　　http://www.kao.co.jp/pet/dog/jiten/category01/002.html
　　
　　実際は「小・中型犬」と「大型犬」では違っていて、「小・中型犬」
　　は生後１年半ですでに20歳、２年で23歳、３年で28歳、その後は１年
　　が「４年分」なのだそうです。そして「大型犬」は２年で人間の20歳
　　となり、以降は１年が「７年分」なのだそうです。

　・「今週のひとこと」でも紹介しましたが、1981年に生まれた IBMPC
　　ですが、24年後に IBM のパーソナルコンピュータ事業は売却され、
　　約四半世紀で「ひとつの時代」が終わった気がします。

　　これからのパソコンは、どうなっていくのか、インターネットによる
　　ビジネスは、どう変わっていくのか、本当のところは誰にも分かりま
　　せんが、その移り変わりの速度が遅くなることはないでしょう。

　　※より速くなることをたとえて「マウスイヤー」という言葉を使う
　　　こともありますが、それだと、あまりにも短命すぎます。勝ち組
　　　として１０年、２０年、成長し続ける会社もあるわけですから。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝　◇ 編集後記 ◇　＝＝＝＝＝＝＝[Top に戻る]

　「週刊なにしろパソコン」を発行しているメールマガジン発行サイトの
　「まぐまぐ」が『まぐまぐメルマガ大賞2004』という企画を進行中です。

　　◆ まぐまぐ　http://www.mag2.com/
　　┗◇ まぐまぐメルマガ大賞2004
　　　　http://www.mag2.com/events/mag2year/2004/

　一次審査の結果、各部門で10誌がノミネートされた中に「週刊なにパソ」
　も「コンピュータ・インターネット部門」でノミネートいただけたとの
　知らせが届いたので、覗いてみると一覧のトップに表示されていました。

　　◇ コンピュータ・インターネット部門 ノミネートメルマガ
　　　http://www.mag2.com/events/mag2year/2004/category_it.htm

　「今年もっとも輝いたメールマガジン」かと言われると「？」ですが、
　創刊以来３年間、変わらぬ情熱で書いてきたことで、読者の方に推薦を
　いただけたことは素直に嬉しく思っています。ありがとうございます。

　このノミネートが原因なのか分かりませんが、先週から読者数が、急に
　増えて、なんだか来週には１万名を越えそうな勢いです。記念の企画を
　考えているものの、ぜんぜん煮詰まっていないので少し慌てています。

　2004年も残りわずかです。「週刊なにパソ」の発行も、今年はあと２回。
　しっかり締めくくりたいと思っていますので、お付き合いください。

　☆先日、千歳船橋のお店に、読者の方がお立ち寄りくださいました。
　　ありがとうございます。私はいつもいるとは限りませんが、ぜひ
　　お立ち寄りください。 https://www.724685.com/shop/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（編集長・林）

　　※ 次回の発行は12月22日（水曜日）の予定です。お楽しみに。

犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬

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　発行者：なにしろパソコン編集長　林 俊二　faq@clubqa.com　
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　　◆ なにしろパソコン・ドットコム http://www.724685.com
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