[03/07/09] 添付ファイルは「ほどほど」に

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  パソコン・インターネットを   発行日:2003/07/09
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■◇◇◇◇■ 第80号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数:6667名 ■◇◇◇■

 ≪今週の目次≫
  (1) 今週のひとこと  情報通信白書で、あなたも情報通!?
  (2) 今週のQ&A   添付ファイルは「ほどほど」に
  (3) 今週の用語解説  液晶ディスプレイの進歩
  (4) 編集後記     総務省によると...

  ※直接ジャンプ! 今週のQ&A今週の用語解説編集後記

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 (1) 今週のひとこと  情報通信白書で、あなたも情報通
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      ☆「今日のひとこと」はこちらで http://www.724685.com

 総務省が毎年、情報通信白書を作成し、ホームページで公開しています。
 その平成15年版が7月4日に公開されました。

 ◆ 総務省:情報通信統計データベース:情報通信白書
 ┃ http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/cover/index.htm
 ┗◇ 平成15年版 情報通信白書
   http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/h15/


 私のような、この業界で生きている人間にとって、ある意味でバイブル
 というか、営業活動などで「総務省発表のデータでは... 」という形で
 権威や信頼性を最大限に利用させていただいています。

 といっても、専門用語の羅列ではなく、一般の方でもわかりやすい表現
 や興味を引くような内容に仕上がっています。たとえば


 ・ブロードバンド市場は今後5年間で約5倍に成長し、平成19年に
  約10兆円に達すると予想されています。

 ・ブロードバンド普及の国際比較は、契約数では米国(1,870万)、
  韓国(986万)が2位、に次いで第3位であり、急速に増加中で
  人口差もあり、次回調査では韓国を抜いて2位になるでしょう。

 ・世帯普及率では日本は10位。韓国(67.6%)が突出して1位、
  香港が第2位、台湾が第4位とアジアが世界をリードしています。

 ・情報セキュリティの被害額は、個人では約400億円と推定され、
  その中でも「ウイルス」による被害額が92%を締めています。


 といった具合に、職場でも仲間内でも、ちょっとした「知ったかぶり」
 ができます ^^; もっと「かぶり」たい方は、白書をお読みください。
 たぶん想像しているより、面白い読み物になっていると思いますよ。

 とにかく私たちの税金で作成した白書ですから、誰もが利用する権利
 を持っています。暗い話題が多い中で、日本がブロードバンド先進国
 となり、市場も拡大していることは素直に喜んでいいでしょう。

 そういった意味では、ADSLを思いっきり低価格で提供して、爆発的に
 普及させたのは、ソフトバンクの孫さんの功績なのは明らかです。

 第1章 第1節の4 図表10)ブロードバンド料金の低廉化グラフ
 http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/h15/image/F110110a.gif


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 (2) 今週のQ&A  添付ファイルは「ほどほど」に
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   ☆「クラブQ&A(http://www.clubqa.com/)」での旬なQ&Aをご紹介

 Q:ワードで作成した文書(3MB)を添付送信しようと思いましたが
   「容量オーバー」で返ってきました。このようなサイズの送信は
   不可能なのでしょうか?別に方法がありませんか?

 A:ご利用のメールのプロバイダによります。5MB 〜10MB くらいが
   普通ですが、Yahoo!メールなど「フリーメール」では 2MB 前後
   の制限があります。ファイル圧縮などで制限範囲に収めましょう。


                ◆◇◆

 デジカメが普及し、ワードの文書にも積極的に取り込むと、ファイルの
 大きさ(容量)は、すぐに数メガバイト(MB)になってしまいます。 

 添付ファイルは便利だからといって、大きな容量のファイルを送ると、
 受け取る側に迷惑をかける場合があります。アナログ電話回線の利用者
 の場合、受け取るまでに長い時間と電話料金がかかってしまいます。

 さらに通常はブロードバンド利用者だとしても、出先でノートパソコン
 と電話回線でメール確認をしたら、大きな添付ファイルのメールを受け
 取って困ったというケースも増えています。

 とにかく添付ファイルの容量は「ほどほど」にしたほうがいいでしょう。

 とはいえ、ある程度のサイズの報告書を急いで送らないといけないとき
 などあるわけで、そんなときは制限容量以内にできるようファイル圧縮
 をしてみましょう。圧縮&解凍については以下を参考にしてください。

  ◆ 第42回 解凍ソフトはどれがいいの?(02.09.25)
   https://www.724685.com/weekly/qa020925.htm


 ここで紹介した「+Lhaca」は圧縮&解凍ソフトなので、ファイルを簡単
 に圧縮できますのでおすすめです。相手が解凍できない!といってきた
 ときにも、このソフトと上記のページを教えてあげればいいでしょう。


                ◆◇◆

 今回、もとの質問をいただいた読者は「Yahoo!メール」の利用者の方で
 「メールのサーバー容量は 25M なのに、3MB は送れないのですか?」
 といった内容でした。

 通常、「メールのサーバー容量」というのは、受信をして、保存できる
 容量ことで、送信時に添付できるファイル容量とは違います。

 そこでYahoo!メールの「ヘルプ」を調べましたが、添付できるファイル
 容量は「2.2MB」と明確に制限されています。確認してみてください。

  ◆ Yahoo!メール > Yahoo!メールヘルプ > メールを送信する
     > 添付できるファイルの容量は?
    http://help.yahoo.co.jp/help/jp/mail/send/send26.html


 まず何か疑問点があれば、お使いのメールのプロバイダで、ヘルプなど
 を調べて確認することをお薦めします。

 また「保存できる容量が 25MB」だとすると、1日にたくさんのメール
 を受信する人で、何通も数メガバイトの添付ファイルが送られてきたら
 容量オーバーで、メールが受け取れなくなってしまいますよね。

 ということで、メールの送信時には、できるだけ受信する相手のことも
 考えて、大容量の添付ファイルは控えるようにしましょう。


 ◎ 「今週のQ&A」は図などを追加、そして一部加筆して公開しています。
    −> https://www.724685.com/weekly/ 


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 (3) 今週の用語解説(56) 液晶ディスプレイの進歩
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        ☆毎週、ひとつずつ、パソコン用語を解説していきます。

 ◎ 液晶(Liquid Cristal:リキッド クリスタル)

  ・ノートパソコンだけでなく、据え置き型のパソコンでも「液晶」は
   もうすっかり表示装置(ディスプレイ)として定着しました。

  ・場所も取らず、消費電力も少ないとなれば、画面の大型化に成功し、
   明るさも向上し、動画を表示するときの反応速度の鈍さも改善され、
   値段も下がってきた現在、表示装置の主役となりました。

  ・「液晶」は、その名の通り、液体(Liquid)と結晶(Cristal)の
   中間にある状態を持つ物質です。棒状「分子」がゆるやかな規則性
   をもって集まっている、という説明では難しいですか?

  ・この液晶に電気的な刺激を与える(電圧をかける)と、棒状分子の
   並び方が変わることで、光の通し方も変わることが発見されました。
   電圧をかけないと適当に並んでいる分子が、電圧をかけると一定の
   方向にずらりと並ぶ、といったイメージでいいと思います。

  ・そこで液晶を薄い膜に閉じ込め、その膜に電圧をかけることで光を
   通すか通さないかを「シャッター」のように制御できるカラクリを
   考えたわけです。それを表示装置に応用したのが液晶ディスプレイ
   (LCD=Liquid Crystal Display)のはじまりです。

  ・最初はデジタル時計や電卓の表示から始まり、小型ゲーム機などの
   表示機にも使われ始め、徐々に大型化され、ついにはカラー表示も
   可能となってきました。

  ・棒状分子の並び方が変わって、光の通し方が変わる、ということは
   並び変わるまでに僅かですが時間が必要で、非常に早い表示変化に
   ついていけず、残像が残る欠点がありました。また液晶自体が発光
   するわけではないので明るさに難があるということもありました。

  ・しかし、ご存知のとおり、今では大画面テレビでも採用されはじめ、
   液晶技術の進歩は欠点をどんどん解消し、最近では表面処理を工夫
   したスーパーファイン液晶など、目を見張るばかりの躍進です。

   ということで「液晶」について、さらに詳しい解説が欲しい場合は
   やはり「シャープ」さんのホームページにお任せしましょう。

   ◆ 液晶って何?(シャープ)
    http://www.sharp.co.jp/products/lcd/

    ※ 電卓への利用からはじまり、さすがは液晶といえば
      シャープさんといった感じの情報が満載です。


============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]

 ・ご紹介した総務省の情報通信白書・平成15年版によると

  「情報セキュリティ対策」について「何もしていない」人は 33.6%
 
  そしてその内 86.5% が「必要性は感じているが対策を行っていない」
  と回答しています。必要なのにしない、というのも困ったものです。
  
  ◆ 情報セキュリティに関する対策と課題(総務省・情報通信白書)
   http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/h15/html/F1504100.html


 ・そのセキュリティ対策(ウイルス対策)を行なわない理由としては

    具体的な対策方法が分からないから    65.3
    費用がかかるから            33.9
    面倒だから               25.4
    自分が被害にあっても大きな損害は
    受けないと考えているから        12.4
    対策をしても被害にあうと考えているから 12.4
                       (%:複数回答)

  という内訳です。まあウイルス感染の痛手と問題の大きさは、経験を
  しないと実感がないので放置しがちですが、自分だけではなく、周り
  の人にも迷惑をかける、ということを忘れたくないものです。

  ※ 先日、SARSに感染していたのに「大丈夫だろう」と自己判断して
    日本の観光旅行に参加した台湾の医師を思い出すといいでしょう。


 ・ということで「安心だネット!」サービスをさらに積極的に推進して
  いきたいとの使命感を強くした編集長でした ^^;

   ◆「安心だネット!」サービス http://club.724685.com

  月300円(1日あたり10円!)とお手軽です。何も対策をしていない
  方は、ぜひご検討ください。順調なら10分ほどで導入できます。
                           (編集長・林)

   ※次回の発行は7月16日(木曜日)の予定です。お楽しみに。
 

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  ◇ PCSS(パソコン出張サポート)  https://www.724685.com/pcss/
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