[03/07/02] 謎の「ブリーフケース」

■◇◇■ 週刊なにしろパソコン ■◇◇■ 毎週水曜日発行 ■◇◇◇■
  パソコン・インターネットを   発行日:2003/07/02
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■◇◇◇◇■ 第79号 ■◇◇◇◇■ 今週の読者数:6581名 ■◇◇◇■

 ≪今週の目次≫
  (1) 今週のひとこと  夏のテレビドラマはいかがでしょう?
  (2) 今週のQ&A   謎の「ブリーフケース」
  (3) 今週の用語解説  ストリーミングで動画を楽しもう
  (4) 編集後記     ソフトウエアも適材適所

  ※直接ジャンプ! 今週のQ&A今週の用語解説編集後記

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 (1) 今週のひとこと  夏のテレビドラマはいかがでしょう?
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      ☆「今日のひとこと」はこちらで http://www.724685.com

 「なにしろパソコン・ドットコム」では「テレビ特集」のリンクページ
 を随時更新していますが、3ヵ月ごとの新番組への入れ替えに合わせて
 いつも大幅な変更を行なっており、7月分は昨夜、行ないました。

  ◆ テレビ特集 https://www.724685.com/02top/special3.htm


 以前と較べ、ドラマは大ヒットしそうなものが少なくなったというのが
 実感です。もちろん今期もヒットした映画の数年後を描くドラマにした
 「ウォーターボーイズ」や、山田太一さんの作品でかつて大ヒットした
 ドラマのリメイクとなる「高原へいらっしゃい」など、頑張っています。

  ◆ ウォーターボーイズ
   http://www.fujitv.co.jp/waterboys/index2.html

  ◆ 高原へいらっしゃい http://www.tbs.co.jp/kougen/


 とはいえ、3ヶ月ごとに使い捨てにされていくようなドラマ作りでは、
 出演者の顔ぶれがいつも決まってきていることもあって、飽きられても
 仕方がないのかもしれません。

  ◆ ビデオリサーチ http://www.videor.co.jp/
  ┗◇ 視聴率データ
    http://www.videor.co.jp/data/ratedata/r_index.htm
 

 ビデオリサーチ社の視聴率調査結果からも、4〜6月期は連続ドラマで
 20%を越えるものはなかったようです(NHKの「こころ」は健闘して
 いるようです)。腰を据えた番組作りが必要なのかもしれませんね。


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 (2) 今週のQ&A  謎の「ブリーフケース」
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   ☆「クラブQ&A(http://www.clubqa.com/)」での旬なQ&Aをご紹介

 Q:いつもデスクトップに「ブリーフケース」のアイコンがあります。
   利用法を知らないので、むしろ邪魔な気がします。

 A:同じファイルを複数作った場合に、どちらを更新してもお互いに
   最新の状態にあわせる(同期させる)カラクリですが、使い勝手
   が直感的ではないので、ちょっと使いづらいかもしれません。


                ◆◇◆

 Windows パソコンでは、最初からデスクトップ上に「ブリーフケース」
 アイコンがあり、いままで使ったことがない方も多いかもしれませんね。

 どんなときに使うかというと、たとえば以下のような場面です。

 ・自宅に「据え置き型のパソコン」と持ち運び用の「ノートパソコン」
  がある場合、「据え置き型パソコン」で途中まで作成したファイルを
  「ノートパソコン」にコピーして、出先で編集するとしましょう。

 ・自宅に戻ってきたら「据え置き型パソコン」の元ファイルは、内容的
  にはもう古いわけですから、「ノートパソコン」で編集したファイル
  の最新の内容に元ファイルも「更新」しておきたいと考えるわけです。

 ・その場合、単純な方法では「ノートパソコン」にある最新のファイル
  を「据え置き型パソコン」の元ファイルにドロップして、更新すれば
  いいわけです。しかし編集中のファイルが複数あると、どれをどちら
  で最後に更新したのか、どれが最新か分らなくなってくるものです。

 ・そこで「据え置き型パソコン」の元ファイルを「ブリーフケース」に
  コピーして、その「ブリーフケース」を「ノートパソコン」に移動を
  させておくのです。書類を「ブリーフケース」で持ち運ぶわけです。

 ・ここで「ブリーフケース」の機能を使うのですが、「ブリーフケース」
  内にあるファイルを編集しても「据え置き型パソコン」の元ファイル
  を編集しても、最終的に「ブリーフケース」の「すべての更新」機能
  を使うと、二つのファイルを比較して、最新の状態に合わせてくれる
  のです。まあ、便利といえば便利なカラクリです。


 どうですか?場面が見えてきましたか?ファイルの移動という意味では
 ノートパソコンではなく、フロッピーディスクを使って、自宅と会社の
 パソコンでファイルを更新するときにも「ブリーフケース」は使えます。


                ◆◇◆

 しかし自宅でパソコン1台しか使わない方にとっては、利用価値がない
 カラクリです。しかも、複数のファイルを持ち歩いて、複数のパソコン
 で編集し、それぞれ最新の状態に更新する必要はあまりないはずです。

 ということで「ブリーフケース」を使わない場合は、デスクトップから
 削除してしまって構いません。もちろん必要なときはいつでも作れます。

  ・デスクトップ上でアイコンなどがない部分を右クリックする
  ・プルダウンメニューで [新規作成] − [ブリーフケース] を
   選択します。
  ・デスクトップ上に「新規のブリーフケース」が現れます。


 ちなみに編集長も「ブリーフケース」は使いません。以前もご紹介した
 フロッピーディスクの何百倍もの情報を保存・更新できる「コンパクト
 フラッシュ」を持ち歩き、その中にある作業中のファイルを直接、自宅
 や会社のパソコンで更新しています。

 この場合も、持ち運ぶ途中でなくしたり、壊れたりするといけないので、
 定期的に全部をパソコンのハードディスクのコピーしてバックアップを
 とっています。このほうが直感的にわかりやすいと感じています。


 ◎ 「今週のQ&A」は図などを追加、そして一部加筆して公開しています。
    −> https://www.724685.com/weekly/ 


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 (3) 今週の用語解説(55) ストリーミングで動画を楽しもう
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        ☆毎週、ひとつずつ、パソコン用語を解説していきます。

 ◎ ストリーミング技術とは

  ・「ストリーム(stream)」はもともと「流れ、水流」といった意味
   があります。日本語でも「情報を流す」という言葉がありますが、
   英語でも「データの流れ(data stream)」のように水以外に情報
   の流れにも「stream」は使われます。

  ・ブロードバンドにより高速でインターネットが使えるようになった
   とはいえ、音楽や映像データを高品質で得るには、そのファイルは
   大容量となり、ダウンロードして入手するには時間がかかります。

  ・まずいったんパソコンにダウンロードしてからでは、すぐに楽しめ
   ないし、また大切な映像ファイルを全部をダウンロードされると、
   著作権の問題などで厄介なことになってしまいます。

  ・そこで音声ファイルや動画ファイルをすべて受信しなくても、一部、
   受信できた分から同時にドンドン音声や映像に戻して再生を始める
   方法が考えられました。これは全体のファイルをダウンロードでき
   なくすることができるので、受信側の負担が少なくて済みます。

  ・この「ファイルを受信できた分から『流れるように』音声・画像に
   していく」手法を「ストリーミング」技術と呼んでいます。

  ・ストリーミング技術の最大の利点は、すべてダウンロードする前に
   情報を見ることができることにあります。そのためライブ中継には
   とても有効です。それから全体のファイルはユーザー側で保存でき
   ない設定は「有料コンテンツ(情報)」の提供などに使えます。

  ・問題点としてはみんなが見たい「ライブ中継」ともなれば、一斉に
   アクセスが集中して、データの流れが悪くなり、音声や画像が急に
   で途切れたり、最悪、受信が止まってしまいます。

  ・ということで、期待の技術ではありますが、まだまだ改善の余地が
   大きく、品質もまだまだ。これからのインターネットの速度向上や
   大量アクセスに対処できる環境の改善も必要です。将来的にはぜひ
   DVD並みの音質&画質がインターネット経由でも楽しめるような
   時代になって欲しいものです。


============ ◇ 編集後記 ◇ =======[Top に戻る]

 ・読者から以下のような書籍を紹介して欲しいとのご要望がありました。

  「Word2002 Excel2002 でそれぞれ別々に次の処理方法が
   記載されているものを紹介してください。
   住所録の作成 / 封筒の宛名書き(たて封筒 宛名横書き)」
 
 ・この場合、もし紹介しようとすれば、書籍の中身までインターネット
  では検索できないので、結局は大きな書店へ立ち寄って、各種解説本
  を次から次へと見て、探さないといけません。

 ・ということで、申し訳ありませんが、ご自身で書店へおでかけになり、
  自分が読みやすい、分りやすいと思う本の中から、上記の記述に触れ
  ているものをお選びください。それが最も確かだと思います。

 ・また「住所録の作成/封筒の宛名書き(たて封筒 宛名横書き)」
  を「Word2002」「Excel2002」で別々に行ないたいということですが
  やはり「住所録は Excel」「封筒への宛名書きは Word」と決めて、
  それぞれ得意なことをやらせるのが一番よいかと思います。

 ・さらに「封筒の宛名書き(たて封筒 宛名横書き)」であれば、通常、
  事務的な封筒作成かと思われます。そんな場合は、封筒に直接印刷を
  するよりは、1枚のコストが高い封筒では印刷が失敗したとき損失が
  大きいので「宛名ラベル印刷」で対処してみてはいかがでしょう?

 ・ということで、エクセルとワードを使い分けて、住所録と宛名ラベル
  の作成方法を紹介しているページがあります。参考にしてください。

  ◆ ExcelとWordで宛名ラベル印刷
   http://www9.plala.or.jp/ksp/pc/label.html

  お役に立てれば幸いです。やはりソフトも「適材適所」が大切です。
                           (編集長・林)

   ※次回の発行は7月9日(水曜日)の予定です。お楽しみに。
 

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