1年無料に魅かれて「楽天モバイル」に乗り換えて1週間、メインの通話回線として外出先でも使ってみて『注意すべき点』があることを実感しました。
【編集長のもうひとこと】
4月1日になって「楽天モバイル」の契約は自動的に『Rakuten UN-LIMIT VI』に切り替わりました。
契約月の1年後の月末まで無料が適用されるようです。私の場合、2021/3/23 に契約したので 2022/3/31 まで無料となります。
実際に1週間、使った結果、自宅では Wi-Fi を使うので使用量はゼロ、外出時は1日 0.1~0.3GB 程度の消費でした。
これだと普通に使えば1カ月 1GB 越えは確実で、3GB まではいかないとして1年後は月1,078円(税込)となる計算です。
さて、実際に使う中で感じた注意点ですが、こちらです。
建物内などで電波が弱くなり、通信できない場合がある
吉祥寺周辺など、私の行動範囲はしっかり「楽天回線」エリアで、特に屋外だと電波状態もよく、ネット接続も通話も問題なくできます。
ところが食事に入ったお店の奥で、いきなりネットに接続できなくなりました。お店の奥とはいえ、地下とかではなく、これまでのドコモ回線ではまったく問題ない場所でした。
店から出てすぐ接続できましたから、やはり建物内で「楽天回線」は頼りないのは間違いなさそうです。こういう場合はパートナー回線の「au回線」になると理解していたのですが、そうもならない様子。
※ 人口カバー率か 70%を超えるエリアではパートナー回線へのローミングは終了するということです。
これは「楽天回線」が使っている 1.7GMHz 帯という電波が浸透しにくいということに起因しているのでしょう。想定内とはいえ、体感すると競争としては厳しい環境です。
私のように自宅の Wi-Fi 利用が中心で、あまり外出をしないし、たとえ店の奥などで時々つながらない場合があってもいい、という人には「楽天回線」でも大した問題はないでしょう。
とにかく1年無料は圧倒的にお得ですし、通話料金がかからない電話回線も大きな魅力なのは確かです。「サブ」として1年無料で試してみるのであれば、申し込まないとモッタイナイでしょう。
ところが仕事での外出も多く、いつでも通話とネット接続ができないと困る人はメイン回線として「楽天回線」を採用するのは厳しいです。
デュアル SIM に対応したスマホで、いざというときは別の回線も使えるような状態でないと、もろ手を挙げて「楽天回線」をメイン回線にお勧めできない、というのが正直なところです。
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