マーケティングリサーチキャンプがモバイル&ソーシャルメディア月次定点調査の「2015年度総集編」を公開。電子書籍利用の頭打ちを示す数字は興味深いです。
【編集長のもうひとこと】
「電子書籍の利用について、あなたの状況を教えてください」という問いに対して、2015年12月の結果で
- あまり興味がない(23.4%)
- 利用するつもりはない(43.3%)
を合わせて 66.7% というのは意外な数字でした。
調査は男女15歳から69歳まで均等に割り付けて実施された「ネットリサーチ」のため、ネット利用者が対象なのに電子書籍を「利用するつもりはない」が 4割以上なのは驚きです。
特に女性のほうが「利用するつもりがない」比率がすべての年代で多く、若い世代でも利用者が 2割に満たないという結果です。
※ そもそも紙の本も読んでいないだけかもしれませんけど。
電子書籍市場が伸びているのは間違いありませんが、新しい利用者は伸び悩んでいるのかもしれません。
調査結果より、2015年1月よりも 12月のほうが「利用するつもりがない」が増えていることもあり、興味のない人にも普及が進む要素が何か不足しているのかもしれません。
なぜ「利用するつもりはない」のか、理由が知りたいところです。
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