紹介すべきか悩んでしまうニュースです。「8月のWindows更新プログラム、「問題ない場合でも削除を推奨」 - 日本MS | マイナビニュース」。
【編集長のもうひとこと】
要するに、マイクロソフトが13日に公開した 8月の月例セキュリティ更新プログラムの適用で、パソコンが起動できなくなる問題が発生する場合があるということです。
復旧方法も紹介されていますが、これを読んで実行できる利用者がどれくらいいるのか疑問です。
しかもパソコンが起動しない状態で、どうやって「TechNet Blogs」などという一般の人は知らないブログの情報を調べられるというのでしょう?
すでに問題のプログラムは自動更新での配信を停止していますが、問題がない場合でも削除(アンインストール)を推奨するとのことです。
「TechNet Blogs」の「日本のセキュリティチーム」が推奨するということをマイクロソフトの公式見解として一般の利用者に伝えていいのか、本当に悩ましい限りです。
私の 3台のパソコンで問題は起きていませんでしたが該当プログラムは削除しました。削除による問題は起きていません。
削除作業自体は難しくありません。「コントロール パネル」から「プログラム」を開き、「インストールされた更新プログラムを表示」を選択します。
表示された更新プログラムの一覧から、次の 4 つを探します。
KB2982791
KB2970228
KB2975719
KB2975331
全部があるというわけではなく、どれかが存在するという感じです。なければ更新されていなかったのでしょう。何もしなくて大丈夫です。
該当する更新プログラムを選択し、アンインストールします。
再起動を求められるので、必要なデータがあれば保存したあとで再起動します。
それにしても自動更新に頼り切っている利用者に、不具合を起こす可能性があるからといって適用済みの更新プログラムを自分で削除することを推奨します、というのはかなり無理があります。
近年では Windows Update も、かなり信頼できるようになってきたのに残念です。
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