起動にも時間がかかり、あらゆる動作で反応の遅い Windows Vista マシンを Windows 8 にアップグレードしました。起動時間や動作速度は大幅に改善されましたが、初心者にはおすすめしません。
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【編集長のもうひとこと】
Windows XP、Vista、7 から Windows 8 にアップグレードするなら、期限(2013年1月31日まで)限定ですが「ダウンロード版」で Windows 8 Pro へのアップグレードが 3,300円で購入できます。
◆ お得にアップグレードしましょう - Windows を購入する
どうしても古い機種からのアップグレードは時間がかかるので、今回の連休を生かして 2007年に買った Windows Vista マシンをアップグレードしてみました。
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結論としては Vista からのアップグレードは一長一短ということです。
◎ メリット
・ 3,300円でのアップグレードはリーズナブル
・ 起動時間は短縮され、動作は快適になる可能性が高い
※ もちろん機種や仕様、環境によります。
・ とにかく Vista からさよならできる
・ Windows 8 の新機能で遊べる(?)
◎ デメリット(特に Vista からの場合)
・ 機種差や個人差はあるが、バックアップも含めて半日はかかる
※ 元々、動作の遅い Vista マシンというのが前提です。
・ ハードディスク容量が減る。20GB 以上の残り容量は欲しい
・ 各種アプリケーションの再インストールが必要
・ 「スタート」ボタンがなくなり、操作方法の大きな変更にとまどう
それから私のパソコンではアップグレード直後に日本語入力ができなくなり、解決まで1時間ほど悪戦苦闘しました。
さらに周辺機器のドライバーを更新したり、アプリケーションを入れなおしたり、昼過ぎから始めた作業が終わったのは夜9時でした。
せめて MS Office などマイクロソフト社のアプリケーションぐらいは自動で引き継いで欲しいです。
正直、Windows 7 を 8 にアップグレードするメリットはあまりありません。
Windows 7 からのアップグレードでも起動時間がある程度は短くなるようですが、いつもスリープを使う人には大きな恩恵ではありません。
とにかくタッチパネルがない液晶画面で Windows 8 を導入しても魅力は半減です。
しかし、以下の様な Vista 搭載マシンの動作が遅くて買い替えを検討しているならアップグレードは選択肢です。
・ Windows Vista 発売以降のノートパソコン
・ CPU は Core2 Duo で内蔵メモリーは2GB以上
・ ハードディスクの残り容量が20GB以上
あとは「トラブルが起きても自分で解決する覚悟がある」なら
3,300円のうちに買って試す価値はある
と感じました。
なにはともあれ、検討する前にシステム要件の確認は必須です。
そして「アップグレード アシスタント」でチェックしておきましょう。
それから時間の確保も大切です。Vista からのアップグレードは2~3時間では無理です。
バックアップやアプリケーションの再インストールも含め、半日以上かかってもいいという余裕を持って実行しましょう。
やってみたいけど時間がない、という場合はパッケージ版(少し高いですが)も1月31日までは特別価格なので「買っておく」という選択肢もあります。
なにはともあれ疲れました。それでもパソコンはとても快適になり、個人的には満足しています。
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