いまさらですが、やっと話題の本「スティーブ・ジョブズ」を購入して、読み終えました。正直、分厚い本を2冊も読めるのか、また1冊1,995円は高すぎると感じて、買うのを躊躇していたのですが、結論としては読んでよかったです。
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【編集長のもうひとこと】
アップルの製品は好きですし、その「顔」でもあったスティーブ・ジョブズ氏も、個性的で大好きでした。
それでも、アップル社の大まかな歴史や、スティーブに関する有名なエピソードや言葉は知っていることも多いので、いまさら分厚い本を2冊も読めるのか、懐疑的でした。
ところが正月明けに実家から新幹線で東京に戻る間に読む本がなくなったので、エイヤ!で買ったというわけです。
読んだ感想は、なにはともあれ「面白かった」です。
感動する部分はあまりありませんでしたが、波乱万丈という言葉がぴったりなスティーブの生きざまを一気に読むことができました。
いままでアップル社が見せてきた業績の浮き沈みや、製品群の移り変わりについて、もちろん「あとづけ」の部分も大きいにしろ、かなりしっくりと分かった気がします。
私が最初に自腹で購入したパソコンが1992年の PowerBook Duo であり、そのころのアップル社がリリースする製品群における秩序のなさは身に染みて感じていたからです。
スティーブの生き方は「カリスマ経営者」と呼ぶに値する激しさで、とても自分に取り入れるといったレベルではありませんが、反面教師として学ぶ点や、生き方のヒントになる部分はいくつもありました。
特に「見えない部分にまで気を配る」という姿勢などは、実際に仕事の中でどこまでできるかは微妙ですが、大いに見習いたいところです。
本を読み終えて、読む前よりもスティーブがいなくなったアップルがどうなるのか、心配な気持ちが大きくなりました。
数年は彼と一緒にやってきたメンバーが、いまの路線を引き継ぐことでやってけそうな感じもしますが、この業界、予想もしていない展開が起きます。
そのときにアップルがどういう戦略に舵を切るのか、その動向に注目です。
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