米アップルのスティーブ・ジョブズ氏がCEOを辞任するニュースがネットを駆け巡りました。健康面から、やむを得ないことと分かっていても、やはり寂しいです。いままで素敵な製品をありがとう、スティーブ!あなたがいてよかった。
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【編集長のもうひとこと】
私が最初に買ったパソコンはアップルコンピューターの Macintosh PowerBook Duo210 です。
頑張って貯金して、給与2か月分をつぎ込んで、やっと買った記憶があります。NEC の 98 ではなく、どうしてもマックが欲しかったのです。
※ お金がなくて、ドッキングさせる DuoDock は買えませんでした。
あれから20年近く経過しましたが、いまだにそのマシンの素晴らしさは覚えています。
当時で 1.9kg のノートパソコンは「画期的」という言葉しか思いつきません。いまとなっては博物館行きのスペックですが、当時から自宅と会社で持ち運んで、仕事でもプライベートでも十分に使えました。
プレゼンテーションの「Persuasion」、アウトラインエディターの「Acta7」、DTPの「PageMaker」、データベースの「FileMaker」、といったマックならではのソフトウエア群にも魅了されました。
インターネットが普及する前、パソコンに関する感動は、この時にほとんど体験してしまった気がします。
※ このとき、すでにスティーブはアップルコンピューターを
去っていたとはいえ、MacOS の中にスティーブの夢は
詰め込まれていたといえるでしょう。
そんな Macintosh も、スティーブ・ジョブズ氏がいなければ生まれておらず、それでもパソコンは登場していたかもしれませんが、いまよりずっとつまらないものになっていたことでしょう。
そして、言わずと知れた iMac、iPod、iPhone による華麗なる復活。そして彼のプレゼンテーションの見事さは説明する必要もないでしょう。
そんなスティーブには、いつまでも頑張って欲しかったのですが、体調の悪さはあの痩せ方を見れば誰にでも分かります。
◆ スティーブ・ジョブズ―ひとつの時代が終わった
(TechCrunch Japan)
これからアップル社がどうなるか心配もありますが、まずはスティーブに感謝の言葉を贈りたいです。お疲れさま、そしてありがとう!
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