1月31日深夜、グーグルですべての検索結果に「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」という表示され、検索ページが開けない現象が起きました。人為的ミスと謝罪(英文)がありましたが、今後の教訓となるでしょう。
念のため「Google」で検索して、Googleのサイト自身にも同じメッセージが付いているのを確認してある意味、安心しました。
【編集長のもうひとこと】
私のようにインターネットに依存しているものにとって、いまやグーグル検索は仕事や生活に欠かせないものになっています。
そんなグーグルで昨夜、深夜の短い時間にしろ、すべての検索結果に「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」と表示されたことに少なからず衝撃を受けました。
まず、ネット検索の結果は、あくまでも参考情報でしかなく、信頼できるかどうかは自分で判断するしかない、ということを『再認識』できたということです。
検索結果には人為的な要素が加わるため、決して盲目的に信じてはいけないとは分かっていながらも、ついつい判断材料の中でも大きなウエイトを占めるようになっていることへの警鐘なのかもしれません。
次に、圧倒的に力を持ったサービスには無料提供とはいえ、大きな責任が伴うということです。
グーグル検索の結果は、すでにテレビに負けない、いや、それ以上の影響力があります。そのサイトの表示で、すべての結果に「危険性の可能性」があると表示してしまったのに、いまの時点(2009年2月1日7:30)でグーグルのトップページにも、スタッフブログにも日本語によるお詫びがないのはいただけません。
英文ではお詫びがありますが、やはり検索で巨額の利益を得ている業界のトップとして、エラーを起こしたすべての言語に対して、その言語で詫びるべきでしょう。
もちろん、どんな立派なシステムでもダウンする可能性はありますし、人為的ミスも発生するでしょう。そのことは、すぐに改善できればいいことです。でも、人のサイトを「危険なサイト」のような表示をしておいて、すぐに分かる言語でお詫びしないというのはいただけません。
これからもグーグル検索は愛用していくと思いますが、やはり「検索結果はあくまでも参考情報」という意識をもう一度、しっかりと持ちたいですね。
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