NEC の情報サイト
121ware.com が提供する「
週刊ぱそらいふ」では「
Windows Vista 特集」ということでポイントを分かりやすくまとめています。さすがはパソコンメーカーなので、とても前向きな紹介になっています。
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【編集長のもうひとこと】
パソコンに関係する企業にとって、久々の新OS である
Windows Vista ですから、いいところばかりを紹介したいのは当然です。
それでも、これだけ情報が溢れる時代ですから、大手だからこそ客観的な情報提供を期待したいところです。
そんな中、
PC Watch の人気コラムニスト(本職はカメラマン)の
西川和久さんが、ビスタ発売直前のタイミングにもかかわらず、勇気ある(?)コラムを掲載しています。
◆ 西川和久の不定期コラム
「Windows Vistaを好きになれない理由」
編集長も、ここに書かれている内容にほぼ同感です。
グラフィックボードに関する指摘は別にしても『OSがユーザーの利用方法を越えたリソースを要求するのは理解に苦しむ』『意味不明のエディション』といった指摘は的を射ているとしかいいようがありません。
もちろんビスタでも「いいところはいい」と評価すべきですし、新しく美しいインターフェースは楽しみでもありますが、OS は「主役」ではなく、あくまでもパソコンで何かをするための「裏方」にすぎません。
それでも Windows XP のときは、それまでの 98、ME では頻繁にフリーズするなど、動作が不安定だったので、パソコンの機能向上に投資してでも買い替える「価値」がありました。
しかし現在、Windows XP の動作は安定しています。オフィスソフトやメール、ウェブ閲覧をする上で、OS の機能面で大きな不満はありません。よほど無茶をしなければフリーズも起きなくなっています。
ということで2月以降、新しいパソコンを買って、最初から Windows Vista が入っている場合は、そのまま楽しんでいただければいいですが、現在、Windows XP で問題を感じない方、特に普段はメールやブラウザくらいしか使わないよ、といった方に「アップグレード」はお勧めしません。